ASDの人は臨機応変が苦手なのか?~理由と対処法~
目次
【効果のある対処方法】
・構造で理解し、対応を決めておく
ASDのある方は規則性がある方が安心できる為、臨機応変が起きないような予防と起きた際の行動をあらかじめ決めておく事で、臨機応変に備える事ができます。
その際に構造化しておくとより効果的です。臨機応変が起きないよう事前に取り組み
①発生の予防をする。発生してしまった際の行動を考えておき、
②発生時は対応する。臨機応変が必要な出来事が収まった後のフォローなどである
③時後の対応を考えておく。
以上のように構造にしておく事でできる限りスムーズに対応できるようにしておく事が有効です。
・自力での解決にこだわらない
トラブルは早く対応し解消できるに越したことはありません。自力で解決しようとするあまり、どんどん時間がかかってしまう事も珍しくありません。しかし、本来仕事であれば、自身で解決も大切ですが、それ以上に大切なのは業務を通常の状態に戻す事です。その為に他者に協力を仰ぐ事も問題解決の方法の一つです。
自身が臨機応変が苦手な事を周囲に知っておいてもらう事や、日常的に周囲からサポートを得られるよう、周りのサポートに回ったり、気遣いの声かけをしておくなどして関係を築いておくことが大切です。
・紙に書き出し整理する
臨機応変な対応を求められた際に混乱してしまう場合は、一度可視化する為に何かに書き出し整理する事も大切です。
発生した際に、1番優先しないといけない事は何か、その為にどうするか等頭の中だけで考える事が余計な混乱や方向性を見失い意味のない行動をしてしまう事につながります。焦れば焦れる程、思考できなくなります。さらに書き出す事で時間を置く事ができるので落ち着く事にもつながります。
【事例】
グループワークの中で、他利用者の方の体調変化に気が付けるAさん
AさんはASDの診断を受けており、こだわりの強さやコミュニケーションが自分視点になる事で、言い方がぶっきらぼうになってしまい、他者とトラブルになってしまうという事がありました。
しかし、Aさんは、些細な変化に気が付けるという強みがあり、一緒にグループワークをしている利用者の方の体調の変化に気が付くとスタッフに報告をしてくれていました。
今はスタッフに報告後、その利用者に対して心遣いの言葉をかけたり、作業時にサポートを申し出るなどの声掛けに取り組んでいます。
それをおこなう事で、コミュニケーションが自分視点になってしまうという特性をカバーできるように就労に向けチャレンジされている姿がとても素敵なAさんでした。
【まとめ】
今日はASDのある方がなぜ臨機応変が苦手なのかをお伝えしました。特性による困り事を他者と振り返る事で、特性の対策を考えていく事もそうですが、自身の行動様式にアプローチする事で働きやすさにつながる事があります。
そういったことも就労移行支援事業所で取り組んでいけますので、もし今回のブログを読んで就労移行支援に興味を持った、見学してみたいという方はぜひお気軽にお問い合わせください。
【執筆】
管理者/サービス管理責任者
氏名 高野 翔平
保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士
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