発達障害のある方は自信が持てない?~原因と自己肯定感を高めるコツ~
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みなさん、こんにちは!
ディーキャリアワーク柏スタジオです🙋
障害の有無にかかわらず、自分に自信が持てないという人は少なくありません。
「他人と比べて自分を卑下してしまう」「自分の失敗が恥ずかしい、許せない」など
こういった気持ちを抱えるのは自分に自信が無かったり、自己肯定感が低いからかもしれません。
中でも精神/発達障害のある方はその特性が邪魔をして自信が持てない、
失いやすい状態に陥っている可能性があります。
今日は、障害と自信の関係や自分の気持ちに寄り添い自信をつけていく際のポイント、
事例などを紹介していきたいと思います。
【障害と自信の関係】
・障害特性による影響
発達障害の特性として、「見通しを持ちにくい」「衝動性」などがあります。
例えば「見通しを持ちにくい」という特性があると、目標達成の為に取り組みを続ける事でどんなことが起こるかがイメージしにくい事から、継続が難しくなり、目標を立てても途中でやめてしまうなどが考えられます。
その結果、継続ができない、目標達成ができない事で自信を持てないという事が起こり得ます。
「衝動性」の特性がある場合、他者とのコミュニケーションをとる中で衝動的な失言や行動が多くなることで、
他者から注意されたり、人間関係がうまく継続できず、自信を失ってしまう事が考えられます。
・未経験による影響
障害特性上の苦手理解していても、有効な対策が無い事で苦手な事を極端に避けてしまう、
または不登校などで本来生活の中で経験し、自信をつけていく経験自体をしてこなかった為に、
自信が持てないという事があります。
・誤学習
誤学習とは適切でない行動を正しい行動として誤った理解してしまっている状態です。
この誤学習は発達障害の方に多いと言われていて、過去の経験を間違った解釈のままになっている為、同じような場面で再度適切でない行動をしてしまいます。
それにより周囲から注意をうけたり、自分でもなぜそれがいけないのかがわからずに、自信が持ていない事があります。
上記はあくまで一部ですが、共通していることは、特性上の苦手から失敗を繰り返す、
周囲から十分な理解や助言などのサポートを得る事ができない、肯定される機会や成功が少ないなどが、
障害が原因で発生し、自信が持てない、失いやすい状態になってしまうというのが障害と自信の関係になります。
【自信を持つためのポイント】
・高い目標ではなくスモールステップで成功体験を積む
高い目標は達成できず、自信を失う原因になります。目標はあくまで自己実現(どんな自分でいたいか)の為のチェックポイントであり、目標を達成するのが目的ではありません。もう一つ、目標は達成できることで「成功体験」となります。この2点を意識して目標は立てていく必要があります。
山登りで例えると、山頂に立った際の「景色への感動、達成感」や「この山を自力で登れるくらいに成長できたんだ」という気持ちが、目標の達成や自己実現、今までの「道のり」や「山に挑むまでのトレーニングを振り返る」事が、成功体験にあたります。この両方があって初めて自信につながりますので、ヘリコプターで山頂に降り立ったとしても、景色のきれいさに対してしか感動せず自分の自信にはつながりません。かといって、急いで無理に高い山を目指せば当然、けがや遭難のリスク(自身の喪失)に繋がります。特にこの「成功体験」を積むようにする為、目標は無理な物でなく、目標は達成できるかできないか、やっていてワクワクできるようなものにする必要があります。
・他人とでなく、過去の自分と比べる
家では兄弟、学生の頃はクラスメイト、社会に出れば職場、さらに今はSNSなどを活用すれば世界中の生活を知ることができます。人とのつながりがあれば当然、人と比べてしまいます。「隣の芝生は青く見える」などの言葉があるように、昔から皆同じ悩みに悩まされているのかもしれません。「他者よりも上を目指したい」そんな気持ちを前向きな原動力に帰る事のできる人は良いですが、たいていの場合は羨んだり、妬んだりその気持ちに嫌になるなんてことが多いと思います。「他社と比べれば当然上には上がいること」や「あくまで自分がその人の一部を見ているに過ぎない」という気持ちを忘れてはいけません。そしてそんな時は、自分を減点方式(100点から-して自分を評価する)で判断していたり、低く見積もりすぎていることが多いです。そうではなく、加点方式(今の点数から+で自分を評価する)で過去より今の方が良い点を探すこと難しければ、最初は「マシになった」くらいでもよいかもしれません。そして良い意味で過去の自分と今を比べましょう。
・得意な事、好きな事を伸ばす
私たちは「苦手や悪いところを克服する」という視点にとらわれがちです。周りを見てみると「なんだか憎めない人」はいませんか。この人たちは一見失敗はありますが、それを補う強みがある為、「憎めない」という事です。つまり得意の方が目立っている状態です。人間苦手や、悪いところを0にはできません。であれば得意を伸ばしていった方がいいですし自信に繋がります。
・白黒思考を捨てる
私たち人間は考え方に必ず癖があります。その癖に気が付かず過ごすことで、ストレスをため込んでいることがあります。この「白黒思考」はその一例です。白黒思考とはなんでも極端に物事をとらえてしまう事を言います。善か悪か、0か100か、この世の中はそれだけで判断できない事が多くあるのにも関わらず、つい自分を白黒思考で判断してはいませんか。特にストレスや心身の健康状態がよくない時はこの考え方に陥りがちです。自分の考え方の癖を知る事で自信を失う考え方を防ぐことができます。
・結果だけでなく過程も評価する(振り返る習慣)
こちらもよく見落としてしまう点なのですが、結果だけを見てしまい自身を判断してしまうのは良くありません。過程は努力した経験の積み重ねであり、経験は多くて損をすることはなく、逆に他の事にも活かせる場面はあります。結果がダメだったからと言って今までの努力すべてが無駄になったと投げ出してしまうよりも、やり方や、目標を設定しなおし取り組むことで目標を達成し過程と結果で自信を持つ事ができるようになります。
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