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【卒業生インタビュー #4】「配慮は『もらう』ものではなく、『分析』するもの」 ディーキャリアで辿り着いた、依存しない自立の形

【今回のストーリー】 IT企業での不適応を経験し、再出発を期した卒業生Hさん。 当初抱いていた「手厚い配慮」への期待。しかし、ディーキャリアでの訓練を通じて彼女が辿り着いたのは、支援員に依存せず、自分自身を徹底的に客観視するという「厳しいまでの自律」でした。 綺麗事だけではない、就労移行支援の「本当の使い道」を語っていただきました。


1. 通所のきっかけ:期待と「配慮」への誤解

支援員: まずは、数ある事業所の中からディーキャリアITエキスパート田町オフィスを選んだ理由を教えてください。

卒業生Hさん: 前職がIT系だったので、その経験を少しでも活かせればと思い「ITエキスパート」の名前に惹かれて見学しました。

 正直、当時は「障害者枠なら、ガチガチに配慮がもらえるはずだ」という強い期待を持って通所を開始しました。

支援員: 実際に通い始めてみて、その「期待」はどう変わりましたか?

卒業生Hさん: 全然、思い通りにはいきませんでした(笑)。 

 「自分が必要だと思う配慮」と「スタッフが考える配慮」のズレでトラブルになることもあって。

 でも、そこで気づいたんです。

 就労移行は配慮を『もらう』場所ではなく、自分に必要な配慮を『分析し、実証する』場所なんだと。

 「配慮されるのが当たり前」という前提で入ると、正直きついと思います。

 その意識を変えられたことが、私にとっては一番の収穫でした。


2. ライフスキル訓練で見つけた「トラウマ解消」の糸口

支援員: ライフスキル訓練の中で、Hさんにとって価値があったものは何ですか?

卒業生Hさん:「リフレーミング」の訓練が、私には一番良かったです。

 消えなかった過去の悪い記憶が、他の利用者やスタッフの多様な捉え方を知ることで、ある種「トラウマの解消」のように昇華されました。

支援員: 「アサーティブ・コミュニケーション」の訓練はいかがでしたか?

卒業生Hさん: 理論を知るには良いですが、実生活では「完璧にやらなきゃ」と自分を追い詰めすぎてしまった時期もありました。コミュニケーションは完璧にはいかない。

 その「諦め」も含めて学べたのが、私なりの成長だったと感じています。


3. ワークスキル訓練の過ごし方、自分を深く整える

支援員: ワークスキル訓練では、いかがでしたでしょうか。

卒業生Hさん: 自分自身の課題と深く向き合うプロセスがありました。

 その時間があったからこそ、就職活動に向けて「自分にとって本当に必要な配慮事項」を的確に絞り込むことができたんです。

前職でのトラウマから「あれもこれも配慮してほしい」と思い込んでいた部分も、企業実習などを経て「意外と大丈夫かもしれない」と客観的に捉えられるようになりました。

焦らずに「自分を整え、土台を作る時間」だと捉えて臨むのがおすすめです。


4. 就職の決め手は「取り繕わない自分」との相性

支援員: 今回、見事内定を得られましたが、活動の中で大切にしていたことは?

卒業生Hさん: 「取り繕わないこと」です。以前は自分を良く見せようとして空回りしていましたが、最後は自分の「素」の部分を評価してくれる会社と出会えました。 

 最初から期待値を上げすぎず、実際に実習に行ってみて「どんどん良くなっていく感覚」がある職場を選ぶ。

 それが、長く働き続けるための大事なサインなのかなと感じています。


5. 最後に:これから就労移行支援を検討している方へ

卒業生Hさん:まず、『配慮をもらえる前提で入らないこと』です。

 ここは自分を分析する環境だと割り切るほうが、結果的に自分のためになります。

 目指す方向性によって、専門スキルを黙々と身につける時期もあれば、自分自身の特性や課題と深く向き合う時期もあります。

 どんなフェーズでも焦らず、自分の内面や得意・不得意をじっくり整理できるかが分かれ道だと思います。

Q. 卒業生Hさんにとって、ディーキャリアでの活動はどんな時間でしたか? 

卒業生Hさん:1からスタートするための準備期間でした。

 不安はありますが、「始まってみれば意外とできる」という過去の自分を少しだけ信じて、一歩ずつ歩んでいこうと思います。


【担当スタッフ矢嶌より:インタビューを終えて】

卒業生Hさんは、約2年間、誰よりも真摯に、そして「厳しく」自分自身と向き合ってきました。

「これは譲れない」「ここは伝え方を変えてみよう」と、自分に必要な環境を自らの手で定義していく姿は、非常にプロフェッショナルでした。支援員に対しても、納得がいかないことは率直に伝えてくれる。そのやり取りこそが、彼女の「自立」へのプロセスだったと感じています。

相性の良い職場を見つけ出したHさんなら、新しい環境でも自分らしいペースを守っていけるはずです。これからも応援しています!

◆───-- – – -お問い合わせはこちらより- – – – --───◆

ディーキャリアITエキスパート田町オフィス

電話:03-6811-5818

メール:tamachi@dd-career.com

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