大人の発達障害|「人間関係に疲れやすい」のは特性が関係している?!
こんにちは。ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです。
人付き合いが苦手…
人と一緒にいると疲れてしまう…
そんな悩みをお持ちの方いらっしゃいませんか?
退職理由として常に上位にランクインしている”周囲との人間関係”。長く働いていくうえで、”良好な人間関係”は必要な要素の一つです。
発達障害の特性をお持ちの方も、上記のような悩みを抱えることは多いですよね。
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスにも
とおっしゃる方も多くいます。
なぜ人間関係が苦手になりやすいのか?どうしたら人間関係を少しでも楽に築くことができるか?
それについて今回はお話をしていきたいと思います。
発達障害の特性と人間関係の苦手さ…関係は?
発達障害の特性をお持ちの方は、特性上コミュニケーションを苦手とする方が多い傾向があります。
それはなぜなのでしょうか…?
【ASDの場合】
①相手視点に立つことが苦手
ASDの特性に「相手視点に立つことの難しさ」があります。相手の気持ちや場の状況を読み取ったり、自分の行動・振る舞いが相手にどのような影響を与えているのかを理解したり、表情などの言葉以外の情報を読み取ったりすることが特性上苦手な方がいます。
②こだわりの強さ
ASDの特性で、物事に対して強いこだわりがある方も多いです。また思考の偏りの影響で、他者にとってはあまり気にならない詳細な部分にこだわってしまったり、完璧でないと気が済まないような考え方をしてしまったりします。そのため、相手の行動にイライラしてしまったり、また自分の言動を相手から嫌がられてしまったりすることがあります。
③イメージする力の欠如
ASDの特性をお持ちの方の中には、イメージすることに対して苦手さを感じる人がいます。物事を頭の中で想像しながら考えるということが難しく、状況を察することや社交辞令の理解が苦手になりがちです。
また、「適当に」「多め・少なめ」「ちょっと」など、曖昧で幅のある表現をされると判断ができないということもあります。仕事においての指示でこのような表現が使われることは多いです。相手としては「なんとなく伝わるだろう」と思っていたことが伝わらないし、指示を受けた側も判断がつかずストレスがかかってしまうのです。このようなコミュニケーションの中の誤差が、人間関係に対する苦手さにつながることがあります。
【ADHDの場合】
① 衝動性の強さ
衝動性の強さがADHDの主な特性の一つとして挙げられます。衝動性が強いと、つい思ったことを口に出してしまい相手を不快にしてしまったり、自分のしたい話を相手にかぶせてしまったりして、相手とのコミュニケーションがうまくいかないことがあります。また、これまでの経験をもとに「衝動的に話さないように」と注意しながら話そうとするあまり、人間関係に対する苦手さが生まれてくることがあります。
② 先延ばし癖
上記に書いた衝動性とも関連しますが、ADHDの特性を持っている方は「先延ばし癖」がある方が多いです。やらなければいけないことがあっても、目の前のやりたいことや楽なことを優先してしまい、やるべきことがどんどん後回しになってしまうのです。
この”先延ばし癖”が続くと、他者の関係性にも影響が出てしまうことがあります。
ここまで人間関係の苦手さに関係する発達障害の特性について紹介してきました。
もしかしたら、「これ私も当てはまるかも…?」と思った方もいるかもしれません。
発達障害のある方にとって、人間関係を構築したり、円滑に他者とコミュニケーションをとることは、さまざまな特性によりもともと苦手になりやすいです。
さらに、一度苦手意識をもってしまったり、うまくいかない経験が積み重なって自信を無くしてしまったり、周囲から誤解を受けてしまっている環境であったりすると、よりその苦手さは強く感じやすくなります。
それによって、人間関係に疲れてしまって、強いストレスになってしまうこともあるんです。
人間関係を楽にするためにはどうしたらよい?
仕事をする上でも、日常生活を送る上でも、人間関係は発生します。できれば良好に保ちたいですよね…?そのためにはどうしていけばよいのでしょうか?
具体的な対処策に関しては、原因となっている特性や相手、場面、自分にとってのやりやすさなどで変えていく必要があります。
今回は、全体に共通して取り組むことができる方法を4つ紹介したいと思います!
① 自分のことをよく知る
発達障害の特性について上記で書いてきましたが、発達障害の特性は人それぞれです。同じASD・ADHDという診断であっても、どの特性を持っているか、どの程度特性が表出しているかは人によって違います。そのため、人間関係に対する苦手さの原因も、人それぞれ違うでしょう。
相手と良好なコミュニケーションをするためには、まず自分を知ることから始めてみましょう。今までの経験を思い返し、なぜうまくいかなかったのか?を振り返ってみることは一つ自分を知るための方法です。
原因が見つかれば、自分なりに対策を立てることができます。原因に対して適切な対処をすることで、少し楽に人間関係を築くことができるかもしれませんよ。
② 自分のことを相手に伝える
① で自分のことをよく知ったうえで、それを相手に伝えてみるというのも一つの方法です。必ずしも障害を開示する必要はありません。自分が苦手なことを相手に伝えて理解してもらうのです。
例えば、仕事の上司に対し「あいまいな表現が苦手でわかりづらいため、どれくらいかを具体的に数値で伝えてほしい」ということを事前に伝えたとします。相手がそれを理解してくれていれば、仕事の指示は「この資料を○○部コピーして」「この資料作成は〇時までに作成して」等、具体的に指示してくれるでしょう。こちらとしても指示がわかりやすく、相手としても仕事がスムーズに進むため、良好な関係を築いていくことができるでしょう。
相手に自分を理解してもらうためには「自分から伝える」ことが必要です。
③ 誰かに相談する
自分の苦手な部分にすべて気づくことができるかと言ったら、そうではありませんよね。なんかうまくいかないが理由がさっぱりわからない…なんてことも多いと思います。
① で書いた「自分を理解する」ためにも、人に相談してみるのも一つの手段です。自分では見えなかった自身の特性や原因が、他者視点を入れることで知ることができることもあります。
また、自分で解決策が思いつかない場合も、他人のアイデアを借りてみると新たなヒントになりますよ。
④ 考え方を変えてみる
「自分はコミュニケーションが苦手だ」「相手は自分を悪く思っているのではないか」など、決めつけていませんか?コミュニケーションがうまくいかなかった経験を持っている方は特にこのような考え方に囚われてしまっているかもしれません。
しかし、案外コミュニケーションの方法を知らないだけだったり、相手は何も思っていなかったり、誤解が生まれてしまっているだけだったり…するかもしれません。
その思い込みが、より人間関係に対する苦手さを強めてしまっていることも。
ぜひ考え方の視点を変え、リフレーミングしてみてください。少し気が楽になるかもしれません。それがきっかけでうまくいくなんてこともあるかもしれませんよ!
※リフレーミング関連の記事はこちらから
・あの神様もADHDだった!|発達障害の活躍事例
・自分に向いている仕事って何だろう?
ディーキャリアIT海老名オフィスでは、訓練を通して自己理解を進めたり、コミュニケーションスキルを学ぶことができます。また、リフレーミング等の思考のトレーニングも学ぶことが可能です。
また、訓練で知ったスキルを模擬職場に見立てたオフィスの環境で実践を通して、身に着けていくことができます。
人間関係に疲れてしまって、持っている自分の能力を発揮できないのではもったいないです!!
ぜひ良い人間関係を築くためのスキルを身に着けて、能力が発揮できる環境を自分で作っていきましょう。
無料で面談、見学等おこなっていますのでぜひ一度お気軽にご相談ください。
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