ASDあるある｜変化に弱い・コミュニケーションが苦手な理由と対策

投稿日2023年11月11日

今回のコラムでは、ASD（自閉症スペクトラム障害）のある方の、変化に弱い・苦手でコミュニケーションが苦手な理由と対策について解説をしていきます。

このコラムは5分前後でお読みいただけます。

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発達障害(ADHD/注意欠如多動性障害)(ASD/自閉症スペクトラム障害)(SLD/限局性学習障害)の方、精神障害(うつ病など)の方が多く利用されています。
【発達障害フレンドリーサポート施設】にも認定され、専門スタッフがサポートをおこなっています。

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目次

1.ASDのある方は変化に弱い・コミュニケーションが苦手？
2.変化に弱い理由
3.対策
4.まとめ

①ASDのある方は変化に弱い・コミュニケーションが苦手？

ASD(自閉症スペクトラム障害)のある方は変化に弱い・コミュニケーションが苦手な方が多いと言われています。

ASDのある方の特性として、

・コミュニケーション障害
・同一性の保持
・感覚過敏

の３つがよく知られています。

ASDのある方は、相手の言葉や表情の裏側を想像する力が弱く、コミュニケーションが円滑に進まないことが少なくありません。

子どもの場合は周囲になじめず1人ぼっちになりやすく、大人の場合はいわゆる「空気の読めない人」
として扱われてしまうこともあります。

②変化に弱い・コミュニケーションが苦手な理由

同一性の保持とは、特定の何かに強いこだわりを持ち同じことを繰り返していたいことをいいます。
結果として、変化に弱く、いつも同じ行動を好み、考え方が固定化されてているということです。

・急な予定・スケジュール変更
・環境が変わること
・臨機応変な対応

などの変化を嫌い、

・特定の服しか着ない
・通勤・通学の手順や道順
・仕事の進め方
・特定の食品しか食べないなど偏食

上記の例のように自身のルールをどんな状況でも守ろうとすることもあります。

コミュニケーションについては、相手の表情、相手に合わせて伝え方、話すタイミングなど様々な要素があり臨機応変さを求められる部分が大きくなります。
ASAのある方は、特性上、臨機応変さに苦手な方も多く、結果としてコミュニケーションに苦手さを感じる方も多くいるようです。

感覚過敏に関しては、

・聴覚
・視覚
・嗅覚
・触覚
・味覚

これらの感覚が過敏・鋭敏になり生活に支障をきたす方もいます。
そういったこともあり変化に弱い、苦手といったかたちになると言えます。

ちなみに、感覚が鈍くなってしまう方もおり、「感覚鈍麻」といいます。

③対策

同一性の保持の特性は、強みとして捉えると、

・予定変更が少ない
・環境変化が少ない
・臨機応変さが少ない

こういった環境であれば強みになると言えます。具体的には、

・繰り返しの作業
・コツコツと進める作業
・マニュアルが整っている
・管理系の作業

一般的には、こういった作業などで継続的に集中力を発揮するのが得意といわれています。

感覚過敏に関しては、

・聴覚過敏のある方はイヤーマフを利用してみる
・視覚過敏のある方は、黒地の手帳を利用してみる、スマホの背景を暗くする

といったようにツールを有効活用して入ってくる情報量を減らしてあげると少し楽になるかもしれません。

コミュニケーション面に関しては、下記のコラムを参考にしていただければと思います。

上記の部分を、職場で相談をしてみて配置転換・役割の変更の希望を伝えてみることも一つです。
もし難しいようであれば、自身に合った職場へ転職したり、オープン就労で配慮を受けながら働くことも選択肢になります。

・自身の強みや弱みなどの特性がよく分からない
・自分が何をしたいのかよく分からない
・適職がよく分からない

などで悩んでいる方もいると思います。こういった方の場合、就労移行支援事業所を活用して適職を
探す、強みや弱みを知る、などのサポートを受けることもできます。

④まとめ

今回のコラムでは、ASDあるある｜変化に弱い・苦手でコミュニケーションが苦手な理由と対策について解説をしてきました。

・急な予定変更
・環境が変わること
・感覚過敏

などで仕事に支障が出ていて困っている、これからどういう仕事を選んでいけば分からないなどで困っている方はぜひディーキャリア海老名オフィスまでお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【執筆者】松澤　涼
ディーキャリア海老名オフィス　管理者

【監修者】
井上高宏
ディーキャリア海老名オフィス
サービス管理責任者/精神保健福祉士

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