(5)自己 PR
ここまで職務経歴書に書いてきた内容の集大成として、自己 PR をまとめます。「私を採用すると、こんなメリットがある」「もし私が御社で働けば、こんなことで貢献ができる」ということが伝わるように意識して書きましょう。
しつこいようですが、ここでも大切なのは、企業の求める人材と自分が持っているものがどのようにマッチするかという点です。
いくらあなたが素晴らしい人であっても、企業の求める人材と合っていなければ、就職できてもお互い不幸になってしまいます。求人情報はもちろん、応募先企業が公開している求人サイトや、ホームページに載っている企業としてのミッションやビジョン、社風などの情報を読み込み、どういう人物を求めているのかを研究したうえでアピールすることが大切です。
なお、企業研究や自己分析については、過去の記事でも解説していますのでご参考ください。
(6)職務経歴書に「志望動機」は書くべき?
「履歴書で志望動機は書いているのに、改めて職務経歴書も書くべき?」と迷われる方もいらっしゃるかも知れません。結論としてはどちらでも構いませんが、うまく書けばさらなるアピールにつなげられる可能性があります。
履歴書の“志望動機”欄は、書くスペースが限られていますが、職務経歴書であれば制限はありませんので、より詳細な志望動機を書くことができます。
注意点としては、履歴書に書いた志望動機と、伝えたい内容が同じになるように書きましょう。履歴書と職務経歴書で内容が食い違ってしまうと、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
3. 職務経歴書がうまく書けないと悩んでしまったら
職務経歴書は、履歴書と異なり書式にあまり制限がありません。求人のなかには「職務経歴書の書式は自由」としているものも多くあります。
それだけに、履歴書以上に「どう書けば良いのか」が分からなくなってしまいがちです。特に、大人の発達障害がある方の場合は、障害による特性が原因で離職・転職されているケースもあるため、
- ・「過去の職歴に自信が持てない」
- ・「書面上でどう表現すればうまく伝わるのか分からない」
- ・「自己 PR がうまく書けない」
……と悩んでしまう方も少なくありません。そんな方々のサポートを行っているのが、就労移行支援事業所ディーキャリアです。
就労移行支援事業所とは、障害のある⽅が就職するための「訓練・就職活動」の⽀援をおこなう障害福祉サービスの一つです。(厚⽣労働省の許認可事業)
就職活動はものごとを段取りよく・計画的に進めて行く必要がありますが、発達障害の特性による「苦手」で上手く進まないという方もいらっしゃいます。
ディーキャリアでは、就職支援スタッフが一人ひとりの「働く」に寄り添った支援をおこない、就職活動の軸探しだけではなく、スケジュールを立てること、自己 PR(自分の強み・長所の発見)をすること、予定通りに行動をすることをサポートしています。
就職とは人生の目的を実現するための通過点です。自分の「なりたい」姿を見つけ、障害特性への対策と自分の能力を活かす「できる」ことを学び、社会人として長く働くために「やるべき」ことを身に付ける。
「なりたい」「できる」「やるべき」の 3 つが重なりあうところに仕事の「やりがい」が生まれると、私たちは考えています。
ご相談は無料です。フリーダイヤル、または、24 時間受付のお問い合わせフォームにて、お気軽にお問い合わせください(ご本人様からだけでなく、当事者のご家族の方や、支援をおこなっている方からのご相談も受け付けております)。
お電話(0120-802-146)はこちら▶
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また、全国各地のディーキャリアでは、無料の相談会や体験会も実施しています。
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就労移行支援事業所ディーキャリアは、「やりがい」を感じながら活き活きと働き、豊かな人生を目指すあなたを全力でサポートします。お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
執筆者
藤森ユウワ(ライター・編集)
ベンチャー企業の社員として働きながら、兼業で個人事業主としてもライター・Webディレクターとして活動。
これまで5社を転職し、営業、営業企画、カスタマーサポート、マーケティングなどさまざまな職種を経験。
子どものころから「コミュニケーションが苦手」「段取が悪い」「集中力が続かない」などの困りごとがあり、社会人になってからも生きづらさを感じつつ何とか働いていたが、あるとき仕事内容が大きく変わったことがきっかけで困難が表面化し、休職や離職を経験。
36 歳で ADHD・ASD と診断される。
診断後、「就労移行支援事業所 ディーキャリア」を運営するデコボコベース株式会社でアルバイトしたことをきっかけに自分に合う仕事や働き方を模索し、現在の形に辿り着く。
誰かの「なるほど!」を作るライティングがモットー。
さまざまな職種を転々とする中、苦手を補うため自分用の業務マニュアルを自作してきた経験を活かして、記事や企画書、プレゼン資料、製品マニュアルなど、幅広く執筆の仕事を行っている。
自分の凸凹を補うためにITツールを使って工夫するのが好き。
記事監修
清野 玲子(キャリアコンサルタント/社会福祉士)
人材会社でのキャリアアドバイザー等経験したのち、就労移行支援事業所ディーキャリアの立ち上げに参画。発達障害の特性による苦手や困りごとを抱える方の就労支援に携わる。
現在は、発達障害のある方の特性に応じた就労プログラム開発、支援スタッフ向け研修講師・スーパーバイザーなど幅広い業務を担当。