障害者雇用で働くために～特例子会社採用担当の本音を紹介！

こんにちは、ディーキャリア梅田オフィスです。

ディーキャリア梅田オフィスでは、定期的に外部の支援機関の方や、企業をお招きして

障害者雇用の採用に向けたお話しや、企業側の本音などを聞かせていただくイベントを開催しています。

この記事では、2022年5月に開催した就職活動イベント、特別講座「障害者雇用で働くために」

で聞かせていただいた特例子会社の採用担当者の本音を紹介したいと思います！

講師にはなんと、パーソルグループの特例子会社である、

パーソルチャレンジ株式会社　採用担当者の方にお越しいただきました！

あの障害者向け求人サイトで有名な「dodaチャレンジ」を運営している会社です。

特例子会社って何？という方は、こちらの記事で紹介しています。

⇒「障害者雇用枠で就職を考えるなら知っておきたい特例子会社のこと！」

このイベント、講座が開催された理由は？

なぜディーキャリア梅田オフィスでは、このような講座やイベントを開催しているのか？

それは、「働くこと」へのイメージ不足にあります。

企業担当者による講座開催の経緯

普段、就労移行支援事業所内での訓練で、特性理解や働くために必要なスキルを学んでいることと思います。

しかし、就職活動の段階でも「その学びがどのように働くことに繋がるのか」イメージできていない人が多いのが現状です。

そこで、企業から見た働くときの状態とはどのような状態か？また働くときに求められることはどのようなことなのか。

企業の声を直接聞くことができる機会をつくりたいと考えました。

また外部の方から言われることで、気づくことや理解しやすいこともたくさんあります。

企業など外部の声を聞ける機会は貴重なので、とても好評です。

就職活動イベント、講座の目的まとめ

ディーキャリア梅田オフィスが就職活動イベントを開催する目的は、2つあります。

1つ目は、「働くこと」に対して明確なイメージを持つことで、それぞれが考える「働く」に合わせた準備ができるようになってもらいたい。

2つ目に、対策すべきことを把握し、就職活動を攻略してもらいたい。

企業など外部の意見を聞くことで、ズレなく、就職活動の準備や対策を進めてもらうことができます。

講座内容：採用担当者の声

講座内で、パーソルチャレンジ株式会社（特例子会社）採用担当者の方が話してくださった

企業の実際の声、障害者雇用　採用担当者の本音を紹介します。

企業で「働く」とは？

「働く」で求められること

➤会社ごとに決められたルールがあるため、その日の気分で休む、在宅勤務にするということは難しいです。

「働く」で得られること

➤その対価を得ることができ、また自分の将来につながります。

働くということは、求められていることがあるかわりに、得られることがあります。

就職したい企業で求められることができるか、これはミスマッチを防ぐためにも、就職活動時に重要なポイントとなります。

障害者雇用で働くということ

《Q：以下のように考えることができますか？》

障害があるので、何でも聞いてもらえる　→　NG ×

お互いにとってより良い働き方を考える　→　GOOD ◎

企業で働くということは、もちろん、自分以外にも様々な特性を持つ人と一緒に働くということです。

もちろん、健常者の人と働くこともあるでしょう。

上記のような考え方が持てていないのなら、就職活動をする前に就労移行などで訓練をしておくことをおすすめします。

面接で確認（質問）していること

《Q：何のために働くのか》

➤仕事をすることがゴールとなってしまっていると、「働く」を継続することが難しくなってしまいます。

これはディーキャリア梅田オフィスでも就職を目指すうえでとても大切にしていて、訓練にもしっかり取り入れています。

⇒キャリアプランニングの訓練体験も可能です！下記よりお問い合わせください。

《Q：会社のことをどれだけ知っているか》

➤知らずに応募すると、自分が希望する業務と異なる業務を行う可能性があります。

➤何を知っていなければならないということではなく、知ろうとする気持ちが大切です。

《Q：障害特性への対処法》

➤訓練ではできていることでも“違う環境でもできるのか”を検証しておくことが大切です。

➤症状や特性・配慮事項を伝えないのは逆効果です。「本当にできるの？」と心配になります。

《Q：安定した勤務は見込めるか》

➤勤怠の安定が見込めるかを判断する方法は、ずばり“通所率”です！

就労移行事業などへ通うことを通所といい、毎日安定して通所できるかが、勤怠安定の実績になります。

《Q：長時間就労を目指すのであれば必要なこと》

➤安定した通所をするために行っている工夫もアピールポイントとなります。

みんなやっていることだから…とアピールしない人もいますが勿体ないです。安定した通所は、障害者雇用の面接時にはとても強みとなります。

採用担当からの面接アドバイス

面接では、「自分の言葉で話せているか」ということと「できないことに対してどのような対応策を準備しているか」が大切です。

テンプレートのような面接ができるかではなく、自分の言葉で「自分のことを正直に伝える気持ち」を忘れず、面接に臨んでもらいたいです。

まとめ：障害者雇用で働くために

・「働くイメージ」をもち、企業で働くとは何かを知っておく

・自身の障害について理解をし、対処法をもっておく

・勤怠の安定を目指し、生活リズムを就職活動前には整えておく

・なんのために働くのか、働く目的をもつ

企業の声、採用担当者の声はいかがでしたか？

今日ご紹介した以外にも、就職までに準備しておくことはたくさんあると思います。

また、支援体制が整っているか、相談できる人や場所があるかも企業は重視しています。

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