【報復性夜更かし その後】「好きなことができない」から夜更かししてしまう。なら、どうする?昼のうちに「好き」を取り戻す方法【就労移行支援・立川】
〜夜にまとめて取り返さなくていい。「好き」を、毎日の中に少しずつ〜
好きなことがしたい。でも、仕事や家事に追われて、できない。だから、夜にまとめて取り返したくなる。気づけば深夜。そんな毎日を繰り返していませんか?
こんにちは!ディーキャリア立川オフィス/ITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
以前、「報復性夜更かし」についての記事を書きました。日中に自分の時間を持てなかった人が、そのストレスを晴らすために、睡眠を削ってまで自由な時間を取り戻そうとしてしまう。その背景には、「本当の自分になれる時間がない」という生きづらさがある、というお話でした。
(前回の記事:「報復性夜更かし、知っている?ADHDの私が『寝たくない』完璧主義を手放すまで」 )
今回は、その続きです。好きなことがしたいのに、できない。だから報復したくなる。なら、どうすればいいのかを、一緒に考えていきます。

1. 報復したくなるのは、「好き」が足りていないサイン
夜更かしをしてしまうのは、意志が弱いからではありません。「好きなことをする時間が、足りていない」という、心からのサインです。
働き始めると、平日に自由に使える時間は、思っている以上に少なくなります。1日8時間働く会社員の場合、仕事、通勤、睡眠、食事や入浴などを除くと、自由な時間は2時間前後あればいいほうです。その少ない時間すら、疲れて何もできずに終わってしまう日もあります。
だからこそ、夜に「取り返したい」と思うのは、自然なことです。大切なのは、その気持ちを責めることではなく、夜に一気に取り返さなくてもいいように、「好き」を毎日の中に少しずつ取り戻していくことです。
2. 夜に報復しなくてもいい、6つの工夫
工夫① 「夜に一気に」から、「毎日少しずつ」へ
好きなことを、夜にまとめてやろうとすると、「まだ足りない」「もう少しだけ」と、終わりが見えなくなります。
代わりに、「1日10分だけ、好きなことをする時間」を、夜以外のどこかにつくってみましょう。朝の10分、昼休みの10分でも大丈夫です。少しでも「好き」に触れられた日は、夜に取り返したい気持ちが、少しやわらぎます。
工夫② 「やりたいこと」を全部やろうとしない
夜になると、「あれもしたい、これもしたい」と、やりたいことが次々に浮かんできます。全部を取り返そうとするほど、時間はいくらあっても足りず、気づけば深夜になってしまいます。
以前読んだ本『戦略的「無計画」―やりたいことが多すぎる人も、ちゃんと動けるようになる』(jMatsuzaki・佐々木正悟 著、技術評論社)には、方向は決めても、道筋は決めすぎず、目の前の「次の一手」を選び続ける、という考え方が書かれていました。
好きなことも同じだと思います。やりたいことを全部やろうとせず、「今夜は、これ一つだけ」と次の一手を選ぶ。残りは、明日や週末の楽しみにとっておく。そう決めるだけで、「全部取り返さなきゃ」という焦りが小さくなります。
この本の考え方については、こちらの記事でも紹介しています。
「完璧主義と無計画」
工夫③ 移動や休憩の時間に、「好き」を持ち込む
通勤の電車の中や、休憩時間に、好きな音楽を聴く、好きな本を読む、好きな動画を少し見る。わざわざ時間をつくらなくても、すでにある「すきま時間」に、好きなことを持ち込むことができます。
「仕事の日でも、好きなことに触れられた」と感じられるだけで、「今日は義務だけで終わった」という気持ちが、少し軽くなります。
工夫④ 「義務」の時間を、小さくする
好きなことをする時間が足りないなら、その分、義務の時間を小さくするのも一つの方法です。
- 食事:疲れている日は、食べられるものを食べる。作り置きや、すぐ食べられるもので十分
- 家事:毎日完璧にしなくていい。週末にまとめる日をつくる
- 身じたく:翌日の服を、前の晩に決めておく
義務を完璧にこなそうとしないことで、好きなことに使える時間が生まれます。
工夫⑤ 「楽しみの予約」をしておく
「週末に、好きなことをたっぷりやる」と、あらかじめ予定に入れておきましょう。楽しみが先に待っていると分かっていれば、「今夜のうちに取り返さなきゃ」という焦りが、少し小さくなります。
工夫⑥ それでも夜にしたい日は、時間を決めて許す
それでも、夜に好きなことをしたい日はあります。そんな日は、無理に我慢しなくて大丈夫です。前回の記事でもお伝えしたように、「これは自分へのご褒美」と開き直って、時間を決めて楽しみましょう。白か黒かではなく、「今日は30分だけ」と、ちょうどいい落としどころを探すことが大切です。
3. 「好きなことができる働き方」を選ぶ、という考え方
ここまでは、毎日の中での工夫をお伝えしました。でも、もう一つ、大切な考え方があります。それは、好きなことができる働き方を選ぶということです。
私は、好きなことを語り合える場所(サードプレイス)を見つけたり、そこに参加したりするために働く、というのも立派な働く理由の一つだと思っています。好きなことのための時間やお金をつくる。そのために、自分に合った働き方を選ぶ。これも、その人その人に合ったキャリアプランニングの大切な考え方です。
たとえば、次のような視点で、働き方を考えてみるのもいいかもしれません。
- 残業が少なく、帰宅後の時間を確保しやすい
- 通勤時間が短い、または在宅で働ける
- 短い時間から働き始められる
「好きなことをする時間がない」という悩みは、毎日の工夫だけでなく、どんな働き方を選ぶかでも変えていけます。
こうした自分に合った働き方を、一人で考えるのが難しいときは、ディーキャリア立川オフィスの無料相談で、スタッフと一緒に考えることもできます。
4. 夜更かしが続いて、つらいときは
夜更かしが続いて、日中の生活に支障が出ている。眠れない日が続いている。気分の落ち込みが続いている。そんなときは、一人で抱え込まず、身近な人や支援機関、医療機関に相談してください。
まとめ:「好き」は、夜にまとめて取り返さなくていい
好きなことがしたいのに、できない。だから夜に報復したくなる。それは、「好き」が足りていないという、心からのサインです。
夜に一気にではなく、毎日少しずつ。やりたいことを全部やろうとせず、今夜は次の一手だけ。すきま時間に「好き」を持ち込む。義務の時間を小さくする。楽しみの予約をしておく。それでも夜にしたい日は、時間を決めて許す。そして、好きなことができる働き方を選ぶ。「好き」を毎日の中に取り戻していけば、夜に報復しなくても、自分らしく過ごせる時間が増えていきます。
働き始めたあとの限られた時間を、AIやスマホだけで埋めないための工夫は、ITエキスパート立川オフィスのブログでも紹介しています。
(リンク先:https://dd-career.com/office_blog/it-tachikawa/
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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