障害を会社に伝える?伝えない?——オープン就労・クローズ就労を考えるポイント【就労移行支援・立川】
〜どちらが正解じゃない、自分に合った働き方を選ぶためのガイド〜
「就職するとき、障害のことを会社に伝えたほうがいいのかな」「伝えると不利になる気もするし、伝えないと配慮を受けられない気もする」「どっちがいいんだろう」——そんなふうに迷っていませんか?

こんにちは!ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
障害を会社に「伝えて働く(オープン就労)」か、「伝えずに働く(クローズ就労)」か——これは、多くの当事者が悩む、大きな選択です。私自身も、どちらがいいのか、ずいぶん迷いました。
まず、大切なことをお伝えします。どちらが正解というわけではありません。 迷うのは、あなただけじゃありません。この記事では、オープン就労・クローズ就労それぞれの特徴を整理して、自分に合った働き方を選ぶためのポイントをお伝えします。
1. なぜ、「伝える・伝えない」で迷ってしまうのか?
この選択で迷うのは、あなたが優柔不断だからでも、考えすぎだからでもありません。いくつかのごく自然な理由があります。
- どちらにも、良い面と気をつけたい面があるから。
伝えるほうにも、伝えないほうにも、それぞれメリットと注意点があります。「配慮は受けたいけど、知られたくない気持ちもある」——こうした気持ちが両方あるからこそ、簡単には決められません。どちらか一方が完全に正しい、という選択ではないのです。
- 「自分にとって何が一番大切か」が、まだ整理できていないから。
この選択は、「自分は働くうえで何を優先したいか」によって答えが変わります。配慮を優先したいのか、プライバシーを優先したいのか——自分の中の優先順位が整理できていないと、選びようがありません。迷うのは、その整理がまだこれからだからです。
- 選んだあとのことが、想像しにくいから。
「伝えたら、どう扱われるんだろう」「伝えなかったら、うまくやっていけるんだろうか」——選んだ先のことが具体的に想像できないと、不安で決められません。この見通しのなさが、迷いを長引かせます。
2. まず知っておく!オープン就労・クローズ就労それぞれの特徴
「どちらかが正しくて、どちらかが間違い」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。2つの働き方の特徴を、公平に見ていきましょう。
伝える(オープン就労)の場合
障害や特性を事前に伝えて、必要な配慮を相談しながら働くスタイルです。
- メリット:配慮について相談しやすい/就労移行支援や医療機関などの支援機関と連携しやすい/困りごとを早めに共有できるため、無理をしすぎにくい
- 注意点:理解が得られない可能性がゼロではない/伝える内容やタイミングを考える必要がある
伝えない(クローズ就労)の場合
障害や特性を伝えずに応募・入社し、必要に応じて自分で工夫しながら働くスタイルです。
- メリット:障害について伝えずに応募できる/仕事の進め方を自分のやりやすい方法で調整しやすい場合がある/プライバシーを守りやすい
- 注意点:配慮を前提としたサポートは受けにくい場合がある/困りごとを一人で抱え込みやすくなることがある
どちらにも、良い面と気をつけたい面があります。大切なのは、自分の特性・働き方・必要な配慮を整理して、自分に合った方法を選ぶことです。
3. その場で試せる!自分に合った働き方を選ぶための考え方
自分に合った選択をするための考え方を紹介します。
【対策①】まず「自己理解」から始める
どちらを選ぶ場合でも、その土台になるのが自己理解です。次の5つを整理しておくと、選ぶときに役立ちます。
- 得意なこと:強みや、うまくできること
- 苦手なこと:つまずきやすいこと、負担になりやすいこと
- 必要な配慮:サポートや工夫があると助かること
- 働き方の希望:時間・場所・仕事内容などの希望
- 大切にしたいこと:やりがい・人間関係・将来の目標など
これらが整理できていると、「自分には配慮が必要だからオープンがいいかも」「プライバシーを優先したいからクローズも考えたい」と、判断の軸が見えてきます。
【対策②】「働くうえで何を一番優先したいか」を考える
オープンとクローズは、「何を優先するか」で選び方が変わります。「配慮を受けて無理なく働きたい」ならオープンが向いているかもしれません。「プライバシーを守りたい」「自分のペースで工夫したい」ならクローズも選択肢になります。自分の優先順位を、はっきりさせてみましょう。
【対策③】チェックポイントで、自分の希望を確かめる
こんな問いに答えてみると、自分の希望が見えてきます。
- どんな配慮やサポートがあると、働きやすくなるか?
- 困ったときに誰に相談したいか?
- 自分の特性を、どこまで伝えたいか?
- 安心して長く働けそうな環境は?
これらに答えていくうちに、「自分はこういう働き方がいいかも」という方向が、少しずつ見えてきます。
【対策④】一人で決めず、支援者と一緒に整理する
この選択を、一人で決めるのは難しいものです。迷ったときは、信頼できる人や支援者と一緒に考えてみましょう。就労移行支援事業所では、自己理解を深めながら、あなたに合った働き方を一緒に整理できます。自分では気づかない視点をもらえると、選択がぐっとしやすくなります。
■ まとめ:どちらが正解じゃない。自分に合った方を選ぼう
「伝えるべきか伝えないべきか」と一人で抱え込んで決めきれないのをやめて、「まず自己理解から始める」「何を優先したいか考える」「支援者と一緒に整理する」という道具を使いながら、自分に合った働き方をちょうどいい距離で選んでいこう。
障害を伝えるか伝えないか——どちらが正解というわけではありません。大切なのは、自分の特性・働き方・必要な配慮を整理して、自分に合った方法を選ぶことです。迷うのは、あなただけじゃありません。一人で決めるのが難しいときは、一緒に整理できる場所があります。あなたのペースで、一歩ずつ考えていきましょう。
最後に:ディーキャリア立川オフィスで「自分に合った働き方」を一緒に整理しよう
ディーキャリア立川オフィスでは、自己理解を深めながら、オープン就労・クローズ就労のどちらが自分に合っているかを含めて、あなたらしい「働く」を一緒に考えていきます。「伝えるか伝えないか迷っている」「自分の特性を整理したい」「安心して長く働ける方法を見つけたい」という方も、一人で決めずに、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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