BLOG

発達障害の私が思う、コミュニケーションってそもそもあいまい——でも、生きて働くために必要なもの【就労移行支援・立川】

〜「あいまいで苦手」を責めず、それでもつきあっていく〜

「ちゃんと伝えたはずなのに、伝わっていない」「相手の言葉の真意がわからない」「なんであの人の言うことは、こんなにあいまいなんだろう」——コミュニケーションで、そう感じたことはありませんか?

こんにちは!ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

私は、コミュニケーションがずっと苦手でした。言葉の裏を読むのも、あいまいな指示を汲み取るのも、うまくできない。「もっとはっきり言ってくれればいいのに」と、何度も思ってきました。

でも、あるとき気づいたんです。コミュニケーションって、そもそもあいまいなものなんだと。私が苦手なのは、私に問題があるからだけじゃなく、コミュニケーションそのものが、もともと不確かなものだから。この記事では、そのことを整理したうえで、あいまいなコミュニケーションと、生きて働くためにどうつきあっていくかを、お伝えします。


1. なぜ、コミュニケーションはこんなにあいまいなのか?

コミュニケーションがうまくいかないのは、あなたの理解力が低いからだけではありません。コミュニケーションそのものに、あいまいさが組み込まれています。

  • 言葉は、そもそも「全部」を伝えられないから。
    人が言葉にできるのは、頭の中にあることの、ほんの一部です。「いい感じにやっておいて」の「いい感じ」がどんな感じか、言葉だけでは伝わりきりません。話す側も、実は自分が何を求めているか、はっきりわかっていないこともあります。言葉は便利ですが、完璧ではないのです。だから、コミュニケーションには必ず「あいまいさ」が残ります。

  • 人はそれぞれ「違う前提」で話しているから。
    同じ言葉でも、人によって思い浮かべるものは違います。「早めに」が、ある人には「今日中」、別の人には「今週中」だったりします。みんな、自分の前提が「当たり前」だと思って話すので、そこにズレが生まれます。このズレが、あいまいさやすれ違いを生むのです。

  • 発達障害のある方は、あいまいさが特に「見えやすい」から。
    多くの人は、あいまいさを「なんとなく」で流しています。でも発達障害のある方は、あいまいな部分を「はっきりさせたい」と感じやすく、そのあいまいさが人一倍くっきり見えてしまいます。だから、他の人が気にならない不確かさに、強く引っかかってしまうのです。苦手なのではなく、あいまいさに敏感なのだとも言えます。

2. まず知っておく!あいまいだけど、コミュニケーションは生きて働くために必要

「コミュニケーションが苦手な自分はダメだ」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

はっきりお伝えします。コミュニケーションは、そもそもあいまいなものです。 だから、それを完璧に読み取れなくて当然だし、苦手に感じるのも当然です。あなただけがおかしいわけではありません。

でも、ここが大切なところです。あいまいで不確かなものだけど、コミュニケーションは、生きて、働いていくために、どうしても必要なものでもあります。人と関わらずに生きるのは難しいし、仕事は誰かと協力して進めるものだからです。

だから、目指すのは「あいまいさを完璧になくすこと」ではありません。それは不可能です。目指すのは、「あいまいなものだと受け入れたうえで、必要なぶんだけ、つきあっていく」ことです。完璧に理解し合おうとするから苦しくなる。「あいまいなままでも、なんとかやっていければいい」と思えると、コミュニケーションはぐっとラクになります。


3. その場で試せる!あいまいさとつきあっていく工夫

あいまいなコミュニケーションと、必要なぶんだけつきあっていくための工夫を紹介します。

【工夫①】「完璧に理解する」をあきらめて、「確認する」に切り替える

あいまいな言葉を、頭の中で完璧に読み取ろうとすると疲れます。ハードルを地面まで下げて、「わからないところは聞けばいい」に切り替えましょう。「”早めに”というのは、いつ頃までのイメージですか?」——確認は、理解力のなさではなく、あいまいさを埋める賢い方法です。あいまいなものは、推理するより、聞いたほうが早いのです。

【工夫②】「なんとなく」で流していい部分を、見極める

あいまいな部分を全部はっきりさせようとすると、頭がパンクします。実は、あいまいなまま流していい部分もたくさんあります。「これは仕事に関わる大事なところだから確認しよう」「これは雑談だから、なんとなくでいいや」——確認すべきところと、流していいところを見極めると、消耗がぐっと減ります。

【工夫③】自分が伝えるときは、あいまいさを減らして具体的に

自分が受け取るあいまいさは減らせなくても、自分が発するあいまいさは、減らせます。「早めにやります」ではなく「今日の15時までにやります」と、具体的に伝える。自分が具体的に伝えると、相手も具体的に返してくれやすくなり、お互いのあいまいさが減っていきます。

【工夫④】「あいまいなままでも、なんとかなる」と知っておく

すべてをはっきりさせなくても、意外となんとかなるものです。少しズレても、あとで確認すれば直せる。完璧に理解し合えなくても、仕事は進んでいく。「あいまいなままでも、なんとかやっていける」と知っておくだけで、あいまいさへの不安がやわらぎます。コミュニケーションは、100点を取るテストではないのです。


■ まとめ:あいまいで当然。それでも、つきあっていける

「コミュニケーションが読み取れない自分はダメだ」と一人で抱え込んで責めるのをやめて、「完璧な理解をあきらめて確認する」「流していい部分を見極める」「自分は具体的に伝える」という道具を使いながら、あいまいさとちょうどいい距離でうまくつきあっていこう。

コミュニケーションは、そもそもあいまいなものです。だから、うまく読み取れなくて当然だし、苦手に感じても、あなたがおかしいわけではありません。でも、あいまいだからといって、避けて通れるものでもない。生きて、働いていくために、必要なものだからです。完璧を目指さず、「あいまいなままでも、なんとかつきあっていく」——それで十分です。


最後に:ディーキャリア立川オフィスで「あいまいさとのつきあい方」を一緒に練習しよう

ディーキャリア立川オフィスでは、あいまいな指示への対処や、確認・報連相といったコミュニケーションを、実際の場面に近い形で一緒に練習していくプログラムに取り組んでいます。「コミュニケーションが苦手で疲れる」「あいまいな指示にいつも困る」「必要なぶんだけ、うまくつきあえるようになりたい」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

\ SNSでも発信中 /


[LINE] 個別の質問やご相談はこちらから。「相談したいです、質問したいです」と打ってください。1対1のチャットなので、周りを気にせず気軽にお送りください!※登録しても他の方に名前は見えませんのでご安心ください

凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹

○ディーキャリア立川オフィスお勧めブログ

1.「ディーキャリア ひどい」という言葉を見て、卒業生で発達障害当事者の私が思うこと

2.発達障害当事者の独白。メサイアコンプレックスを乗り越える3つの問い

3.発達障害:勝ち負け思考について

○ディーキャリア立川オフィスのブログ記事一覧はこちら

凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹

就労移行支援事業所

【ディーキャリア立川オフィス】

◆お問い合わせ/ご見学のお申込みはコチラ

〒190-0012
東京都立川市曙町2-22-20立川センタービル9階

TEL: 042-595-8163

受付時間: 平日10:00~18:00の間

E-mail:tachikawa@dd-career.com

◆ディーキャリア立川オフィス のご紹介はこちらから

【ディーキャリア 立川オフィス】ご紹介
就労移行支援事業所ディーキャリア立川オフィス

◆同法人 ディーキャリア所沢オフィスのご紹介はこちらから

【ディーキャリア 所沢オフィス】ご紹介
就労移行支援事業所ディーキャリア所沢オフィス

凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹

■この記事を書いた人は?■

ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸