発達障害の私が思う、感情があるってなんでしんどいの?——認めると、少しラクになるかもしれない【就労移行支援・立川】
〜「感情なんてなければいいのに」と思う私の、気持ちとのつきあい方〜
不安、落ち込み、イライラ、焦り——感情に振り回されて、へとへとになる。「感情なんてなければ、こんなに苦しまなくて済むのに」と思ったこと、ありませんか?

こんにちは!ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
私は、感情に振り回されやすいタイプです。ちょっとしたことで気持ちが大きく動いて、そのたびに疲れ切ってしまう。「感情なんて、なければいいのに」と、本気で思った時期もありました。感情があっても問題は解決しないし、むしろ邪魔になることばかりに感じていたんです。
でも今は、少し違う見方をしています。感情があるから、しんどい。でも、感情があるから、やる気にもなれる。 この記事では、なぜ感情があるとしんどいのかを整理したうえで、その感情と少しラクにつきあっていくための、考え方をお伝えします。
1. なぜ、感情があるとこんなにしんどいのか?
感情に振り回されるのは、あなたが感情的すぎるからでも、心が弱いからでもありません。いくつかのごく自然な理由があります。
- 感情のボリュームが、急に大きくなりやすいから。
発達障害のある方は、「少し気になる」から「強い不安」へ、段階を踏まずに一気に感情が高ぶることがあります。感情のボリュームが急に最大になるので、心の準備が追いつかず、振り回されてしまいます。小さなきっかけでも、大きな波が来る——だから、しんどいのです。
- 「感情があっても、問題は解決しない」と感じるから。
不安になっても、落ち込んでも、目の前の問題そのものは変わりません。だから「感情なんて、あっても無駄」「むしろ邪魔」と感じてしまいます。解決の役に立たないのに苦しめてくるものに思えて、「なければいいのに」と願ってしまうのです。
- 感情を「なくそう」「抑えよう」とすると、余計にしんどくなるから。
苦しい感情を「感じないようにしよう」とフタをすると、その感情は消えずに溜まっていきます。そして、抑え込む作業自体にもエネルギーを使う。「感情をなくそうとする」ことが、かえって自分をすり減らしてしまうのです。
2. まず知っておく!感情は「しんどさ」も「やる気」も、両方くれる
「感情はなければいいもの」という思い込みを、少しだけゆるめてみましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。
たしかに、感情はしんどさをくれます。不安も、落ち込みも、イライラも、苦しいものです。でも、同じ感情が、やる気や前に進む力もくれているのです。
「うれしい」「楽しい」があるから、また頑張ろうと思える。「悔しい」があるから、次はこうしようと思える。「好き」があるから、何かに向かっていける。もし感情が本当に一切なかったら、しんどさもない代わりに、やる気も、喜びも、前に進む力もなくなってしまいます。感情は、しんどさと、生きる力を、セットで運んでくるものなのです。
だから、感情を「なくす」必要はありません。そして、しんどい感情を無理に消そうとする代わりに、「今、自分はこう感じているんだな」と、まず認めてあげること。それだけで、感情は少し落ち着き、あなたを苦しめる力がやわらいでいきます。感情は、否定されるより、認められたほうが、静かになっていくのです。
3. その場で試せる!感情と少しラクにつきあう工夫
しんどい感情と、少しラクにつきあうための工夫を紹介します。
【工夫①】「今、こう感じているな」と、感情を認める
しんどい感情が来たとき、「こんな感情はダメだ」と否定する代わりに、「今、自分は不安を感じているな」と、ただ認めましょう。ハードルを地面まで下げて、認めるだけでOKです。評価も、解決もしなくていい。「感じている」という事実を、そのまま受け止める。認められた感情は、否定された感情より、早く静かになっていきます。
【工夫②】感情に「名前」をつけてみる
もやもやした気持ちに、「これは不安」「これは寂しさ」「これは焦り」と、名前をつけてみましょう。名前がつくと、正体不明の苦しさが、「不安という気持ちなんだ」と輪郭を持ちます。輪郭が見えると、少し扱いやすくなります。無理に消そうとせず、「あ、不安さんが来たな」くらいの距離感で眺めてみましょう。
【工夫③】「感情」と「問題解決」を、別々の時間にする
感情がしんどいとき、それを抱えたまま問題を解決しようとすると、うまくいきません。まず感情を認めて、少し落ち着かせる。それから、「で、どうする?」と問題解決に進む。感情を感じる時間と、解決を考える時間を分けると、どちらも進めやすくなります。感情を無理に解決しようとしなくていいのです。
【工夫④】やる気が出たときは、「感情のおかげ」だと気づく
何かに前向きになれたとき、楽しいと感じたとき、「これも感情のおかげだ」と気づいてみましょう。感情を「しんどいもの」とだけ見ていると、感情が敵になります。でも、やる気も喜びも感情から来ていると気づくと、感情との関係が少しやわらぎます。感情は、しんどさもくれるけれど、生きる力もくれる味方でもあるのです。
■ まとめ:感情を認めると、少しラクになるかもしれない
「感情なんてなければいいのに」と一人で抱え込んで消そうとするのをやめて、「今こう感じているなと認める」「感情に名前をつける」「感情と問題解決を分ける」という道具を使いながら、自分の感情とちょうどいい距離でスマートにつきあっていこう。
感情があるとしんどいのは、本当です。でも、感情があるから、やる気にもなれるし、喜びも感じられる。感情は、しんどさと生きる力を、セットで運んでくるものです。だから、なくそうとしなくていい。しんどい感情も、「今、こう感じているな」と認めてあげるだけで、少しラクになるかもしれません。感情は、あなたの敵ではなく、あなたが生きている証なのです。
もし気持ちのつらさが強く、一人で抱えきれないと感じるときは、無理をせず、信頼できる人や専門の窓口に頼ってくださいね。
最後に:ディーキャリア立川オフィスで「感情とのつきあい方」を一緒に考えよう
ディーキャリア立川オフィスでは、感情を無理に抑え込むのではなく、認めて、上手につきあっていく方法を、一人ひとりに合わせて一緒に考えていくプログラムに取り組んでいます。「感情に振り回されて疲れる」「感情なんてなければいいと思ってしまう」「気持ちとの距離のとり方を知りたい」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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