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発達障害の私が思う「就労準備性」って何?——働くための”土台”をやさしく解説【就労移行支援・立川】

〜「働く前に整えておきたいこと」を知って、あわてず準備するライフハック〜

「就職したいけど、何から準備すればいいかわからない」「働くための”土台”って、そもそも何だろう」「就労準備性という言葉を聞いたけど、意味がピンとこない」——そんな疑問を持っていませんか?

こんにちは!ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

就労支援の世界には、「就労準備性」という言葉があります。少し難しそうな言葉ですが、中身はとてもシンプルで、大切な考え方です。私自身、この考え方を知ったことで、「働くために、まず何を整えればいいのか」が見えてきました。

この記事では、就労準備性とは何かを、できるだけやさしく整理してお伝えします。「働けるかどうか」を判定するためのものではなく、「あわてず、順番に準備していくため」の地図として、一緒に見ていきましょう。


1. なぜ、「いきなり就職」だとうまくいきにくいのか?

就職を焦ってつまずくのは、能力が足りないからでも、努力不足だからでもありません。いくつかのごく自然な理由があります。

  • 「スキル」だけでは、働き続けられないから。
    就職というと、「資格」や「スキル」に目が向きがちです。でも実際に働き続けるには、スキル以前に、体調が安定していること、生活リズムが整っていること、人と最低限のやり取りができること——こうした「土台」が必要です。土台がないままスキルだけで走り出すと、途中で息切れしてしまいやすいのです。

  • 土台が整わないまま働くと、早期離職につながりやすいから。
    「せっかく就職したのに、体調を崩して続かなかった」「人間関係で疲れ切って辞めてしまった」——これは、スキルの問題ではなく、働く土台が整う前に走り出してしまったことが原因のことが多いです。発達障害のある方は特に、この土台づくりに時間をかける価値があります。

  • 「何を準備すればいいか」がわからないと、不安だけが大きくなるから。
    準備すべきことが見えないと、「自分は就職なんて無理かも」と不安ばかりが膨らみます。でも、「働くために整えるべき土台」がはっきり見えれば、一つずつ準備していけます。就労準備性という考え方は、その地図になってくれます。

2. まず知っておく!就労準備性とは、働くための”土台”のこと

「就労準備性」という言葉を、やさしく整理しましょう。ここを理解しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

就労準備性とは、「働き続けるために必要な、土台となる力」のことです。スキルや資格の前に整えておきたい、いわば建物の基礎の部分です。よく、下から順に積み上げる「ピラミッド」にたとえて説明されます。

土台の下から順に、こんな要素があります。

  • ① 健康管理:体調を整える、通院や服薬を続ける、睡眠や食事を安定させる。すべての土台になる部分です。

  • ② 日常生活の管理:決まった時間に起きる、身だしなみを整える、金銭やスケジュールを管理する。生活リズムの安定です。

  • ③ 対人スキル:あいさつ、報告・連絡・相談、困ったときに助けを求める。人と最低限のやり取りができる力です。

  • ④ 基本的な労働習慣:決まった時間に通う、指示を受けて動く、集中を続ける。働くうえでの基本的な姿勢です。

  • ⑤ 職業適性・スキル:ここでようやく、仕事に必要な専門的なスキルが出てきます。

大切なのは、下の土台から順に整えていくことです。いきなり一番上の「スキル」だけを身につけようとしても、下の土台がぐらついていると、うまく積み上がりません。逆に、下から順に整えていけば、無理なく働く力が育っていきます。

そして、もうひとつ大切なこと。「土台ができていないと働けない」わけではありません。 完璧に整えてから就職する必要はなく、「今どこが整っていて、どこをこれから整えるか」を知るための地図として使うものです。


3. その場で試せる!就労準備性を整えていく考え方

就労準備性を、あわてず整えていくための考え方を紹介します。

【対策①】まず「一番下の土台(健康管理)」から見直す

就職を焦ると、つい「スキル」から手をつけたくなります。でも、一番大切なのは一番下の土台、つまり健康管理です。ハードルを地面まで下げて、まず「起きる時間を一定にする」「通院を続ける」といった、体調と生活リズムの安定から始めましょう。土台がしっかりすると、その上のすべてが積み上げやすくなります。

【対策②】「今できていること」を数えて、自分を認める

就労準備性の地図を見ると、「できていないこと」ばかりに目が向いて落ち込みがちです。でも、逆に「今できていること」を数えてみましょう。「毎日決まった時間に起きられている」「あいさつはできている」——すでに整っている土台が、意外とたくさんあるはずです。できていることを土台に、次を積み上げていけばいいのです。

【対策③】「一つずつ」整える。全部同時にやろうとしない

土台を全部いっぺんに整えようとすると、パンクします。「今月は生活リズム」「次は報連相」というように、一つずつ順番に取り組みましょう。就労準備性は、一気に完成させるものではなく、少しずつ積み上げていくものです。焦らず、一段ずつでいいのです。

【対策④】一人で整えず、支援者と一緒に「地図」を確認する

「自分の土台が今どうなっているか」を、一人で客観的に判断するのは難しいものです。就労移行支援などで、支援者と一緒に「今どこが整っていて、どこをこれから整えるか」を確認しましょう。地図を一緒に見ながら進めると、迷わずに、着実に準備を進められます。


■ まとめ:就労準備性は、あわてず順番に整える”地図”

「働けるか不安」と一人で抱え込んで焦るのをやめて、「一番下の土台から見直す」「今できていることを数える」「一つずつ整える」という道具を使いながら、自分のペースでスマートに働く準備を進めていこう。

就労準備性とは、働き続けるための「土台となる力」のことです。それは「できていないと働けない」という判定ではなく、「今どこを整えて、次に何をすればいいか」を教えてくれる地図です。完璧に整えてから就職する必要はありません。下から一段ずつ、あわてず積み上げていけば、働く力は着実に育っていきます。


最後に:ディーキャリア立川オフィスで「働くための土台づくり」を一緒に進めよう

ディーキャリア立川オフィスでは、健康管理や生活リズムといった土台づくりから、対人スキル、労働習慣、そして専門的なスキルまで、就労準備性を下から順に、一人ひとりのペースで整えていくプログラムに取り組んでいます。「働きたいけど何から準備すればいいかわからない」「自分の土台が今どうなっているか知りたい」「あわてず着実に就職を目指したい」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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