発達障害の私が思う、脳が疲れやすい理由と回復のしかた【就労移行支援・立川】
〜体は元気なのに頭がヘトヘトな私の、脳を休める方法〜
体はそんなに動いていないのに、頭がヘトヘトに疲れている。半日過ごしただけで、脳が使い物にならなくなる。「なんで自分はこんなに疲れやすいんだろう」と不思議に思ったことはありませんか?
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
私は、脳がとても疲れやすいタイプです。特別なことをしていなくても、人と話したり、いろんな情報に触れたりするだけで、頭がパンクしたようになる。夕方にはもう、何も考えられなくなっていることもよくあります。
これは、体力がないからでも、なまけているからでもありません。発達障害のある方特有の、「脳が疲れやすいしくみ」があります。この記事では、なぜ脳が疲れやすいのかを整理したうえで、脳を守り、回復させるための、具体的な対策をお伝えします。
1. なぜ、発達障害があると脳が疲れやすいのか?
脳が疲れやすいのは、根性がないからでも、集中力が足りないからでもありません。いくつかのごく自然なしくみが重なっています。
- 常にたくさんの情報を処理し続けているから。
発達障害のある方は、感覚がするどいことが多く、音・光・においなど、多くの人が「背景」として流せる刺激を、いちいちキャッチして処理しています。周りの会話、まわりの動き、環境の刺激——これらを常に脳が処理し続けているため、じっとしているだけでも脳は働き続け、どんどん疲れていきます。
- 「同時にいくつものこと」を処理しようとすると、一気に消耗するから。
発達障害のある方は、複数のことを同時に処理するのが苦手な場合があります。「話を聞きながらメモを取る」「作業しながら周りに気を配る」——こうした同時作業は、脳にとって大きな負荷です。無理に同時進行しようとすると、脳のエネルギーが一気に削られてしまいます。
- 「気を張り続ける」ことで、休むはずの時間も脳が休めないから。
「失敗しないように」「変に思われないように」と気を張り続けていると、脳はずっと緊張状態のままになります。人といる時間はもちろん、一人でいるときも「あれをやらなきゃ」と考え続けて、脳が休むタイミングを失いがちです。これが、脳の慢性的な疲れにつながります。
2. まず知っておく!脳の疲れは、体を休めるだけでは回復しない
「疲れたら寝れば回復する」という思い込みを、少し更新しておきましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。
疲れには、「体の疲れ」と「脳の疲れ」があります。体の疲れは、横になったり寝たりすれば回復しやすいです。でも、脳の疲れは、体を休めるだけでは回復しにくいのです。
たとえば、疲れて横になっても、スマホを見たり、頭の中でぐるぐる考え続けたりしていると、脳は情報を処理し続けています。これでは、体は休めても脳は休めていません。「たくさん寝たのに、なんだか頭がスッキリしない」のは、脳が休めていないからかもしれません。
脳を回復させるために必要なのは、「脳に情報を入れない時間」を意識的に作ることです。体を休めることと、脳を休めることは、別の作業だと知っておきましょう。
3. その場で試せる!脳を守り、回復させる対策
脳の疲れを防ぎ、回復させるための対策を紹介します。
【対策①】1日の中に「脳に何も入れない時間」を作る
スマホを見る、音楽を聴く、テレビを見る——これらはすべて、脳に情報を入れ続ける行動です。脳を休めるには、ハードルを地面まで下げて、「5分だけ何もしない時間」を作りましょう。目を閉じてぼーっとする、窓の外をながめる、何も考えずに座る。「何もしない=サボり」ではなく、脳を回復させる正当な休息です。
【対策②】「刺激を減らす道具」を使って、脳の負荷を下げる
脳の疲れは、入ってくる刺激を減らすだけでも軽くなります。ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓で音を減らす、サングラスや帽子で光をやわらげる、人の少ない場所で過ごす——「刺激を我慢する」のではなく「刺激を物理的に減らす」ことで、脳が処理する情報が減り、疲れにくくなります。
【対策③】「同時にやらない」を意識して、脳の負荷を分散する
同時作業は脳を一気に消耗させます。「話を聞くときはメモを取らず、あとで書く」「一つの作業に集中してから次に移る」——同時にやることを一つずつに分けるだけで、脳の負荷がぐっと下がります。効率が悪く感じるかもしれませんが、脳が疲れきってミスするより、結果的にうまくいきます。
【対策④】疲れる前に「こまめに休む」を先回りする
脳の疲れは、限界まで働かせてから休むより、疲れる前にこまめに休むほうが回復しやすいです。「1時間働いたら5分休む」など、あらかじめ休憩を予定に組み込んでおきましょう。「まだいける」と思っても、先回りして休む。この習慣が、脳の疲れを溜め込まない一番のコツです。
■ まとめ:脳の疲れは、意識的に休ませてあげよう
「体は元気なのに頭が疲れる自分はおかしい」と一人で抱え込んで無理をするのをやめて、「脳に何も入れない時間を作る」「刺激を物理的に減らす」「同時にやらない」という道具を使いながら、自分の脳とちょうどいい距離に休ませていこう。
脳が疲れやすいのは、あなたの体力や根性の問題ではありません。それだけ多くの情報を処理し、気を張ってがんばっている証拠です。脳の疲れは、体を休めるだけでは回復しません。意識的に「脳を休ませる時間」を作ることが、長く元気に過ごすための一番の土台になります。
最後に:ディーキャリア立川オフィスで「自分に合った疲れの整え方」を一緒に考えよう
ディーキャリア立川オフィスでは、自分の脳や体の疲れやすさを把握しながら、無理なく通所・就労を続けるためのセルフケアの仕組みを、一緒に整えていくプログラムに取り組んでいます。「すぐに頭が疲れてしまう」「休んでも頭がスッキリしない」「自分に合った休み方を知りたい」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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