発達障害私が思う相手の態度を「予測」に切り替えて自分の機嫌を守る対策
〜相手の態度に振り回されない、心に傘を開くライフハック〜

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
人間関係って、きつくないですか。発達障害の私が言うのもなんですが、世の中にはたくさんの人がいます。必死に話しているのに「この人、聞いているのかな?」って感じる瞬間、ありませんか。そのモヤモヤが積み重なって、じわじわ消耗していく。そんな経験、私にもあります。
相手への期待が裏切られるたびに傷つく、このくり返しに悩んでいる方はとても多いです。そして「期待するのが悪いのかな」「自分が敏感すぎるのかな」と、自分を責めてしまいがちです。
でも、ちょっと待ってください。期待すること自体は、まっとうで正しいことです。 問題は期待の中身ではなく、その期待を「予測」に切り替える感覚を持っているかどうかです。
この記事では、なぜ期待するほど苦しくなるのかを整理したうえで、職場でも日常でも使える、自分の機嫌を自分で守るための具体的な対策をお伝えします。
1. なぜ、「まっとうな期待」が苦しさに変わってしまうのか?
相手に期待して傷つくのは、あなたが弱いからでも、敏感すぎるからでもありません。いくつかのごく自然なしくみが重なって起きています。
- 「ちゃんと聞いてほしい」は、人として当然の期待だ。 目をつぶって話を聞く相手にイライラしてしまうのは、「大人が話を聞くときの態度として、それは失礼ではないか」という正しい感覚から来ています。発達障害のある方は特に、公平さや誠実さへの感覚が鋭いことが多く、「当たり前のことが当たり前にされない」ことへの苦しさが強く出やすいです。
- 期待が裏切られるたびに、心のエネルギーが消耗していく。 一度や二度ならやり過ごせても、同じ相手に何度も期待を裏切られると、そのたびに心が削られていきます。突っ込めば逆ギレしてくる相手に対しては、なおさら「どこにも逃げ場がない」という感覚になりやすく、消耗が積み重なっていきます。
- 「期待を持つ自分」を責め始めると、二重に消耗してしまう。 「また期待してしまった、自分がバカだった」と自己嫌悪に入ると、相手への怒りと自分への責めという二方向からエネルギーが奪われます。期待すること自体は悪くないのに、その期待を持った自分まで攻撃してしまうのは、消耗の二度払いです。
2. まず知っておく!「期待」と「予測」はまったく別のものだ
苦しさを減らすために必要なのは、「期待をやめること」ではありません。「期待」を「予測」に切り替えることです。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。
期待とは:「こうしてくれるはずだ」という、相手への信頼や願いを込めた見通しです。裏切られると、傷つきます。
予測とは:「この人はこういう行動をとる可能性が高い」という、データに基づいた見通しです。外れても、驚かなくて済みます。
たとえば天気予報がわかりやすいです。「明日は大雨です」とあらかじめ予測されていれば、実際に雨が降った瞬間に「なんで降るんだ!」と空に向かって怒る人はいません。ただ「ほら、やっぱり降ったな」と淡々と傘をさすだけです。
あの人と話す前に、心の中でそっと傘を開いておきましょう。「よし、今から『目をつぶって聞く雨』が降るぞ」とあらかじめ予測しておく。それだけで、心が濡れなくて済みます。
3. その場で試せる!具体的な対策
「予測」の感覚を、実際の場面で使うための対策を紹介します。
【対策①】相手と話す前に「心の中でそっと傘を開く」
苦手な相手と話さなければいけない場面の直前に、心の中で「この人はきっと〇〇する」と1つだけ予測しておきましょう。「話をさえぎってくるだろう」「否定的な反応をするだろう」——予測が当たっても、「ほら、やっぱり」と淡々と受け止めるだけで済みます。予測が外れたら、「あ、今日は違った」とデータを更新するだけです。傷つく前に、一歩引けます。
【対策②】特定の相手には、最初から「低めの見積もり」で臨む
「普通はこうしてくれるはず」という期待値が高いほど、裏切られたときのダメージが大きくなります。特定の相手に対しては、最初から見積もりを低めに設定しておきましょう。「この人には、返事が来るだけでOK」「この人には、話を最後まで聞いてくれたら御の字」——見積もりが低いぶん、相手の態度に振り回されにくくなります。そして予想外によい対応をされたときは、素直に「得した」と感じられます。
【対策③】「自分の機嫌は自分で守る」を1つの行動に落とし込む
相手の態度に心が揺れたあと、自分でできる小さな立て直し行動を1つ決めておきましょう。
- 席を立って飲み物を取りに行く
- トイレで30秒だけ深呼吸する
- 手帳に「今日も予測通りだった」と1行書く
相手を変えようとするエネルギーを、自分の立て直しに使う。それが「自分の機嫌は自分で守る」を行動に変える、一番シンプルな方法です。
期待を「予測」に変えるだけで、心の消耗がぐっと減る
「また裏切られた」と一人で自分を責めるのをやめて、「話す前に心の傘を開く」「最初から低めの見積もりで臨む」「自分の機嫌は自分で守る行動を決めておく」——この3つで、相手の態度をかわしながら日常を過ごしていこう。
期待することをやめなくていいです。「あの人は予測で動く相手」と整理できた瞬間から、心がすこし、軽くなります。
ディーキャリア立川オフィスで「自分の機嫌の守り方」を一緒に整えよう
ディーキャリア立川オフィスでは、自分の感情パターンや人間関係の困りごとを客観的に整理し、職場でも使える対処の仕組みを一緒に作っていくプログラムに取り組んでいます。「相手の態度に振り回されやすい」「期待して傷つくくり返しをやめたい」「自分の機嫌の整え方がわからない」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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