発達障害と自立支援医療制度(精神通院医療)——通院の医療費を軽くする制度をわかりやすく解説【就労移行支援・立川
〜「治療を続けたいけどお金が不安」なあなたへ、知っておきたい公的サポート〜
「通院を続けたいけど、毎月の医療費がじわじわ負担になっている」「治療費が心配で、通院の回数を減らそうか迷っている」——そんな悩みを抱えていませんか?

こんにちは!ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
精神科や心療内科への通院は、続けることが大切だとわかっていても、医療費の負担が積み重なると「このまま続けられるかな」と不安になりますよね。私自身も、通院費の負担に悩んだ時期がありました。
でも、その負担を軽くしてくれる公的な制度があります。それが「自立支援医療制度(精神通院医療)」です。この記事では、この制度の基本を、できるだけわかりやすく整理してお伝えします。「治療を続けたいけどお金が不安」という方は、ぜひ知っておいてください。
1. なぜ、「使える制度」を知っておくことが大切なのか?
使える制度を知らないままでいると、いくつかの困りごとが起きやすくなります。
- 知らないだけで、負担を軽くできるチャンスを逃してしまう。
自立支援医療制度は、申請すれば通院の医療費の自己負担が大きく減る制度です。でも「制度があること自体を知らない」ために、本来払わなくてよかった医療費を払い続けている方が少なくありません。知っているかどうかで、毎月の負担が変わります。
- お金の不安から、必要な治療を我慢してしまう。
医療費が負担だと、「今月は通院を減らそう」「薬を我慢しよう」と、必要な治療そのものを削ってしまうことがあります。でも治療の中断は、体調の悪化につながりかねません。制度を使って負担を減らせれば、安心して治療を続けられます。
- 「自分は対象になるのか」がわからず、申請の入口で止まる。
制度の情報は難しく、「自分の状態で使えるのか」がわかりにくいものです。対象がわからないまま、なんとなく保留になってしまう——これも、とてももったいないことです。
2. まず知っておく!自立支援医療制度(精神通院医療)とは
「医療費は決まった額を払うしかない」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。
自立支援医療制度(精神通院医療)とは、精神疾患の治療のために通院する方の医療費の自己負担を軽くする公的な制度です。 通常、医療保険の自己負担は原則1〜3割ですが、この制度を使うと、その負担が軽減されます。
たとえば、医療費が1割負担の方が通院で月1万円かかっていた場合、制度を使うと所得に応じた「上限額までの負担」で済みます。
対象となる方:精神疾患の治療のために医療機関に通院していて、健康保険に加入している方が対象です。対象となる主な疾患には、うつ病・統合失調症・双極性障害・不安障害(パニック障害・社交不安障害など)・強迫性障害・PTSD・適応障害などがあり、発達障害に関連する通院も対象になる場合があります。
※入院や、薬の処方のみの場合は対象になりません。
自己負担の上限額(月額)は、所得に応じて決まります。
- 生活保護受給世帯:0円
- 市町村民税 非課税世帯:2,500円
- 市町村民税 課税世帯(所得割16万円未満):5,000円
- 上記以外(一般):10,000円
- 一定以上の所得がある場合:20,000円
※世帯の所得や家族構成によって、区分や金額が変わる場合があります。
対象になるものは、医師の診察・相談料、薬の処方、デイケア・カウンセリング、検査・リハビリなど(通院にかかる医療費)。逆に、入院中の医療費、自由診療、健康診断・予防接種、通院にかかる交通費などは対象になりません。
3. その場で試せる!制度を利用するための進め方
制度を利用するための具体的な進め方を紹介します。
【対策①】まず「自分が対象になりそうか」を確認する
「通院している」「健康保険に加入している」——この2つに当てはまるなら、対象になる可能性があります。ハードルを地面まで下げて、まずは「自分が対象になりそうか」を確認するところから始めましょう。判断に迷ったら、通院先の医師やソーシャルワーカーに聞いてみるのが確実です。
【対策②】利用までの流れを知っておく
自立支援医療制度は、次の流れで利用できます。
- 相談する:お住まいの市区町村の窓口に相談する
- 申請する:必要な書類をそろえて窓口に提出する
- 審査・決定:提出書類をもとに審査が行われ、受給者証が交付される
- 受給者証が届く:自宅に「自立支援医療(精神通院医療)」の受給者証が届く
- 医療機関で提示して利用:医療機関の窓口に受給者証を提示すると、医療費の負担が軽くなる
申請から受給者証の交付まで、1〜2か月程度かかる場合があります。「使いたい」と思ったら、早めに動き出すと安心です。
【対策③】「更新」と「転居時の手続き」を忘れないようにする
制度を使ううえで、覚えておきたいポイントが2つあります。
- 更新が必要:受給者証は1年ごとに更新が必要です。期限の3か月前から手続きできるので、カレンダーに更新時期をメモしておきましょう。
- 転居時は手続きが必要:市区町村が変わるときは、改めて申請が必要です。
「うっかり更新を忘れて負担が戻ってしまった」を防ぐために、更新時期は忘れ物対策と同じく「仕組み」で管理しておくのがおすすめです。
【対策④】一人で抱え込まず、相談できる窓口を使う
制度の利用については、市区町村の窓口や、医療機関のソーシャルワーカー、相談支援事業所などに気軽に相談できます。「自分の場合はどうなるのか」を具体的に教えてもらえると、判断がぐっとしやすくなります。制度の話は専門用語も多いので、一人で調べ込まず、詳しい人に聞くのが一番の近道です。
■ まとめ:治療を続けやすい環境づくりが、安心した生活につながる
「医療費が負担だから通院を減らそう」と一人で抱え込んで治療を削ってしまうのをやめて、「自分が対象か確認する」「利用の流れを知る」「相談窓口を使う」という道具を使いながら、安心して治療を続けられる環境を整えていこう。
自立支援医療制度(精神通院医療)は、あなたの「治療の継続」を応援する制度です。治療を続けやすい環境づくりが、安定した生活や社会参加につながります。わからないことがあれば、一人で悩まず、まずは相談してみましょう。
※制度の内容や上限額は、お住まいの自治体や所得状況によって異なります。正確な情報は、市区町村の窓口や医療機関でご確認ください。
最後に:ディーキャリア立川オフィスで「制度のこと」も一緒に整理しよう
ディーキャリア立川オフィスでは、自立支援医療制度をはじめとする、利用できる制度・サービスについても、一人ひとりの状況に合わせてわかりやすくお伝えしています。「通院費の負担を減らしたい」「自分が制度の対象になるか知りたい」「治療を続けながら就職を目指したい」という方も、一人で悩まず、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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