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就労移行支援でセルフケアが難しいと感じる人へ。「自分をご機嫌にする習慣」をゼロから始める対策

〜意欲がわかない・人と関わりたくない・自信がない、そんな状態からでも使えるライフハック〜

「セルフケアが大事ってわかってる。でも、そもそも通所するだけで精一杯で、自分を労わる余裕なんてない」——そう感じたことはありませんか?

こんにちは!ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

就労移行支援に通っている方、あるいはこれから通い始めようとしている方から、「セルフケアって言葉は知っているけど、何をすればいいかわからない」「そもそもやる気が出ない」という声をよく聞きます。私自身もそうでした。

この記事では、セルフケアが難しく感じる理由を客観的に整理したうえで、意欲がわかない状態・人と関わりたくない状態・自信がない状態、そのどこからでも使える、ハードルを地面まで下げた具体的な対策をお伝えします。「もっと頑張ろう」とは一切言いません。


1. なぜ、就労移行に通いながらセルフケアが難しくなってしまうのか?

セルフケアができないのは、意志が弱いからでも、怠けているからでもありません。就労移行支援という環境特有の、ごく自然な理由が重なって起きています。

  • そもそも通所するだけでエネルギーを使い果たしてしまう。 発達障害のある方にとって、「決まった時間に起きて、身支度をして、知らない場所に出かける」というだけで、かなりのエネルギーを消耗します。通所することで精一杯の状態では、帰宅後に「さあ自分を労わろう」という気力が残っていないのは当然のことです。これは意欲の問題ではなく、エネルギーの収支の問題です。

  • 他の利用者との関わり方がわからず、気疲れしてしまう。 就労移行支援の場には、さまざまな背景を持つ人が集まっています。「どう接すればいいかわからない」「かかわりたいけど怖い」「かかわりたくないけど孤立しているみたいで不安」——こういった人間関係のモヤモヤが積み重なることで、施設にいる間に消耗し、帰宅後には何もできない状態になりやすいです。

  • 「うまくできない自分」を毎日目の当たりにして、自信を失いやすい。 就労移行支援は、苦手なことや課題に向き合う場所でもあります。そのため、「また失敗した」「他の人はできているのに」という気持ちになりやすく、自信をじわじわと削られていくことがあります。自己評価が下がると、「自分なんかがセルフケアをする価値があるのか」という気持ちにさえなってしまいます。

2. まず知っておく!「セルフケアって何?」をあらかじめ自分の言葉で定義しておく

セルフケアが続かない大きな理由のひとつは、「セルフケア=なにか特別なことをしなければいけない」という思い込みです。まずここを整理しておきましょう。

セルフケアとは、「自分がバテてしまう前に、自分で自分をご機嫌にする習慣」のことです。

車に車検やガソリンが必要なように、人間も元気に動くためには日々のメンテナンスが欠かせません。でもそれは、特別なことをするのではなく、「当たり前のことを、自分を労わるためにあえて行うこと」で十分です。

たとえばこんなことが、立派なセルフケアになります。

体をいたわるケア

  • しっかり寝る
  • 美味しいと思えるものを食べる
  • お風呂にゆっくり浸かる

心をいたわるケア

  • スマホを置いて、ぼーっとする時間を作る
  • モヤモヤを紙に書き出す
  • 無理なことは断る

「これだけでいいの?」と思うかもしれませんが、これで十分です。続けることが大事なので、まずはこのくらいの小さなことから始めましょう。通所の前後に「今日のセルフケアは○○にする」と1つだけ決めておくのが、ライフハックとして効果的です。


3. その場で使える!ハードルを地面まで下げる具体的な対策

意欲がない・人と関わりたくない・自信がない、それぞれの状態に合わせた対策を紹介します。今の自分に一番近いところから試してみてください。

【意欲がわかない・ダルいとき】

ハードルを地面まで下げて、「今日のセルフケア」の目標を1つだけ、できるだけ小さく設定します。

  • 「今日は帰ったらお風呂に入るだけでいい」
  • 「今日は好きな飲み物を買って帰るだけでいい」
  • 「今日は布団に早く入るだけでいい」

「全部できなかった」ではなく「1つできた」を積み重ねることが、自分を動かすエンジンになります。

【人と関わりたくない・気疲れしているとき】

スタッフに一言伝えておくだけで、かなり楽になります。

<スタッフに使えるセリフ>

「今日は少し人と話すのが疲れている状態なので、個人作業を中心にさせてもらえますか」

「今日はちょっとひとりで落ち着きたいので、休憩はひとりで取らせてもらってもいいですか」

「わがまま」ではなく、「自分の状態を正確に伝えている」という感覚で使いましょう。これ自体が、心をいたわる立派なセルフケアです。

【自信がないとき】

「今日できたこと」を、帰り道か寝る前に1つだけ紙に書きます。どんなに小さなことでも構いません。

  • 「今日は時間通りに通所できた」
  • 「今日は昼ごはんをちゃんと食べた」
  • 「今日は帰りたい気持ちをこらえて最後までいた」

自信は「大きな成功」からではなく、「小さな事実の積み重ね」から育ちます。モヤモヤを紙に書き出すのも同じ効果があります。頭の中でぐるぐると考えているより、紙に出してしまうほうが、気持ちがずっと軽くなります。


■ まとめ:セルフケアは「特別なこと」じゃなくていい

「セルフケアなんて自分には無理だ」と一人で抱え込んでフリーズするのをやめて、「1つだけ小さな目標を決める」「状態をスタッフに伝える」「今日できたことを紙に書く」という道具を使いながら、自分とちょうどいい距離でスマートに自分をご機嫌にしていこう。

セルフケアは、元気な人がさらに元気になるためのものではありません。バテてしまう前に、今の自分が自分を守るためのものです。


最後に:ディーキャリア立川オフィスで「セルフケアの習慣」を一緒に育てよう

ディーキャリア立川オフィスでは、就職に向けたスキル訓練と同時に、「自分の状態を知る・整える」ためのプログラムにも取り組んでいます。「セルフケアが苦手」「自信が持てない」「人との関わり方がわからない」といった悩みを、スタッフと一緒に少しずつ整理していける環境があります。

「まず自分を立て直したい」「就職より前に、日常を整えたい」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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