2021年11月24日

【実習体験記】利用者さんが企業実習へ参加されました

こんにちは。支援員の渡部です。

本日は急に寒くなってきましたね。

薄着で出勤してしまって失敗したと粛々と感じております。

さて、今回のブログは利用者さんが先日企業実習へ行かれたので、そのインタビューをさせて頂きました。

就労移行支援事業所を知らない方、知っているけどどんなことをしているんだろうと疑問をお持ちの方、それぞれ参考にして頂ければと思います。

それでは以下インタビューになります。

実習期間：10/4(月)～10/8(金)

Q,今回の実習について感想を教えてください。

A,
カリキュラムがしっかりしていて、安心して５日間通うことができました。疲労感少なく軽作業を進めるための自分にとっての要点がつかめてうれしかったです。
自分の得意不得意や自覚のなかった課題に気づくことができ、貴重な経験を得られました。

Q,実習ではどんな目標を立てていましたか？

A,
・見通しを立てて作業を行う
・適切なタイミングで報告・連絡・相談を行う
・指示通りに作業を行う
・がんばりすぎない

Q,実習ではどんな作業を行いましたか？

A,
・ビジネスマナーの学習と実践
・就労チェック
・発送準備作業（カウント・三つ折り・宛名シール貼り・封入・封緘）
・ノベルティ作成
・グループワーク（ペーパータワー作成）
・清掃実習
・お互いのよいところ探しと発表

Q,実習先はどんな雰囲気でしたか？

A,
・スタッフさん：親切で話しやすかったです。冗談なども交え、わりとフランクな雰囲気でした。
・実習メンバー：はじめはとっつきにくい方もいましたが、初日ラストには雑談できるくらいに全員打ち解けていました。
・現場（職場）：それぞれ黙々と作業を進めており、各所で必要なやりとりはあるものの、全体に静かな雰囲気でした。
※今回の実習は別の会議室が主だったため、実際に皆さんが働いている場にはあいさつ時のみ立ち入りました。

Q,実習を通して今後の仕事のイメージに対して何か見えてきましたか？

A,
「軽作業をメインとした特例子会社」のイメージについて、実感をもって把握できました。

Q,実習を通して見つけた自分の強みはありますか？

A,
・指示が細かく具体的で、合格ラインが明確であれば、落ち着いて正確に作業が行えること
・コミュニケーションをやや苦手とする方とも、適切な距離で相手のよさを引き出しながら会話できること
・個性あふれる集団を自然にまとめられること

Q,今回の実習で反省点や課題はありますか？

A,
・楽しい雰囲気になり気分が上がってくると、メリハリをつけられなくなる場合があること
・気持ちの高ぶりや距離感の縮まりによって、言葉や口調が強くなりがちなこと
・不安から不必要な質問が増えること

Q,その課題を次にどう活かしますか？

A,
・気分の波をできるだけ穏やかにするため、気持ちの高ぶりを自覚する
・発言する前に一呼吸置く
・「この疑問を解決しないと作業が進められないか」を質問するか否かの基準にする

Q,他の利用者さんへのアドバイスはありますか？

A,
・振返りまで含めて実習カリキュラムがしっかりしているので、質・量ともにたくさん学ぶことができます。
・サポートも手厚いです。
・中日にグループワークがあるので、前半のうちに実習メンバーとコミュニケーションをとっておくのが大事だと思います。休み時間に無理のない範囲で雑談など振ってみるとよいかもしれません。
・合わせて、あくまで就労のための実習であることを意識して取り組むのが大事です。スタッフの方や実習メンバーの方が気安く話してくれても、フランクになりすぎないように。

以上、利用者さんのインタビューでした。

【前回の実習体験記】と同じ利用者さんのインタビューなのですが、前回の実習からさらに自己理解が進んでいるなと思います。

今回実習へ参加させて頂いた企業様は、特例子会社と言って障害者の雇用促進と安定のため、雇用にあたって特別な配慮をする子会社のことで、認定を受ければ親会社およびグループ全体の障害者雇用分として実雇用率を算定することができる。という特色を持っている企業様になります。

そのため環境はもちろんのこと利用者さんのおっしゃる通り、実習のプログラムでもグループワークだったり、個別作業だったりと豊富に用意いただいておりました。

実習後の評価でも様々な項目（生活面・社会面・作業面）で評価をおこなっていただいており、またそれを支援員同席のもと利用者さんとお話を聞かせて頂けます。

実際にはたらくという事をイメージしつつ、自分の特性を試せる場でもあるのでこのような機会を設けて頂けるのは支援者としても非常にありがたいことです。

他にも実習へ行っていらっしゃる利用者さんたくさんいらっしゃいますので、ご回答頂けた際にはこのようにブログ記事としてあげさせていただきます！

それではまた次回のブログでお会いしましょう！

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