ASD・ADHDとコミュニケーション|仕事に活かせる傾聴の基本姿勢
みなさんは、「相手の話を聞く」ときに意識していることはありますか?
実は私自身、就職活動の面接や電話で「話を聞くこと」に必死になるあまり、うなずきや相槌をすっかり忘れてしまっていたことがあります。 真剣に聞いているつもりだったのですが、無反応に見えたため面接官から「聞こえてる?」と聞かれてしまい、さらに焦って不安になった経験があります。
自分ではしっかり聞いているつもりでも、リアクションがないと相手からは「聞いていない」ように見えてしまうことがあります。 話の内容を理解することと同じくらい、「聴いている姿勢を相手に見せること」はスムーズなコミュニケーションには大切です。
今回は、そんな私の苦い経験も踏まえて、今日から試せる「傾聴」のポイントをご紹介します。

傾聴とは?発達障害のある人が話を聞くときの傾向・困りごと
ただ「相手の話を聞く」だけではなく、「何を伝えようとしているのか」気持ちにまで関心を向けて聴くことを傾聴といいます。
発達障害の特性により、コミュニケーションをとる中で次のような困りごとを感じる方もいます。
・注意散漫になりやすい(周囲の音や目に入るものに気をとられてしまう)
・相手の言葉を額面通りに受け取りすぎてしまう
・自分の伝えたいことが優先になりやすい
今日から試せる!傾聴の姿勢
①相手に体を向ける
まずは話しやすい雰囲気を作るために、作業中の手を一旦止め、姿勢を正して少しだけ相手に体を向けてみましょう。聴くときの姿勢を変えるだけでも、「聴いています」というメッセージが伝わりやすくなります。
②適度なうなずき
うなずきは、相手の話に対して首を縦に振る非言語コミュニケーションの1つです。聴いていることを分かりやすく伝えることができ、相手の話しやすさや安心感にもつながります。
③相手の言葉を最後まで聴く
「こういうことかな?」と途中で答えを決めつけず、まずは相手が話し終えるまで待ってみましょう。自分の意見や助言が必要かどうかは全体を聴いた上で判断します。会話の途中で自分の話を持ち出し、「聴き手」から「話し手」になってしまわないように意識することが大切です。

傾聴が仕事のコミュニケーションにもたらす3つのメリット
相手に積極的に聴いていることが伝わると、仕事においても次のようなことにつながります。
1.信頼関係づくりに役立つ
体を向けたりうなずいたりして聴くことで、「聴いてくれている」という安心感を相手に与えることができます。コミュニケーションが円滑になり、良好な人間関係づくりに役立ちます。
2.指示の受け違いや業務上のミスを防げる
相手の話を最後まで聴き、分からない点を確認することで、指示の内容やお互いの認識を確認しやすくなります。その結果、聞き間違いや認識のズレを防ぐことにつながります。
3.報連相(ホウレンソウ)がしやすくなる
相手の話を否定せずに聴くことは、「話しても大丈夫」と感じられる雰囲気づくりにもつながり、困ったことがあったときに相談しやすくもなります。

最後に
傾聴スキルをすべて完璧におこなう必要はありません。ご自身がしっくりくるもの、できそうなものをひとつずつ試していくことで、会話のしやすさが変わってくることもあります。
ディーキャリア郡山オフィスでは、知識のだけでなく、傾聴を体験できるワークも実施しています。
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