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【発達凸凹】急な予定変更が苦手な方のセルフケア

こんにちは。生活支援員の齋藤です。

「今日はこの予定で過ごそう」と決めていたのに、突然予定が変わってしまい、困ってしまうことはありませんか?

「急に仕事を頼まれて、何から手をつければいいのか分からなくなった」
「予定変更があると、頭の中がいっぱいになってしまう」
「変更が分かっていても、気持ちを切り替えるまでに時間がかかる」

このように、急な予定変更に苦手意識を持っている方は少なくありません。

特に発達障害の特性がある方の中には、見通しを立てて行動することを得意とする一方で、予定外の出来事への対応に負担を感じやすい方がいます。

今回は、急な予定変更が苦手になる理由と、変更があったときに落ち着いて対応するための工夫について紹介します。

なぜ「急な予定変更」が苦手なの?

予定が変わること自体が問題なのではなく、「予定が変わったことで、次に何をすればよいのか分からなくなること」が負担につながっている場合があります。

① 見通しを立てることで安心できる

「10時から○○をして、その後に△△をする」というように、あらかじめ予定を組み立てておくことで安心して行動できる方がいます。

そのため、突然予定が変わると、それまで頭の中で組み立てていた計画を一度組み直す必要があります。

② 頭の中の切り替えに時間がかかる

一つのことに集中しているときに、急に別のことを求められると、気持ちや意識を切り替えることに時間がかかる場合があります。

「分かってはいるけれど、すぐに切り替えられない」という状態です。

③ 変更後の状況を予測することが難しい

予定が変わると、「次は何をするのか」「どのくらい時間がかかるのか」「何を準備すればいいのか」など、分からないことが増えます。

先の見通しが持てないことが、不安や焦りにつながることもあります。

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急な予定変更に対応するための工夫

では、予定変更があったときには、どのように対応すればよいのでしょうか。

1.「変更できる予定」と「変更したくない予定」を分けておく

すべての予定を同じように考えるのではなく、

  • 必ず行いたいこと
  • できれば予定どおりにしたいこと
  • 状況に応じて変更してもよいこと

のように分けておくと、予定変更があったときに調整しやすくなります。

「予定どおりにできなかった=失敗」と考えるのではなく、変更できる余白をあらかじめ作っておくことがポイントです。

2.「次に何をするか」だけを考える

予定が大きく変わったときに、「今日の予定を全部組み直さなければ」と考えると、さらに混乱してしまうことがあります。

そんなときは、

「今、一番先にやることは何か?」

だけを考えてみましょう。

例えば、

「予定が変更になった」
↓
「まず担当者に確認する」
↓
「確認した内容をメモする」
↓
「次の行動を一つ決める」

というように、一つずつ進めていきます。

3.変更内容を「見える化」する

頭の中だけで予定を組み直すのが難しい場合は、メモやスケジュール帳、スマートフォンなどを活用して、変更内容を書き出してみましょう。

例えば、

変更前
10:00 資料作成
13:00 面談
15:00 訓練

変更後
10:00 資料作成
↓
急きょ面談対応
↓
15:00 訓練

というように、変更された部分を見えるようにすると、状況を整理しやすくなります。

4.「確認するための言葉」を準備しておく

仕事では、急な変更があったときに「分からないけれど、とりあえずやってみよう」と一人で判断すると、かえって混乱することがあります。

そんなときは、確認するための言葉をあらかじめ用意しておくと安心です。

例えば、

「予定が変更になったということで、まず○○をすればよいでしょうか?」

「今の予定では、こちらを優先するという認識で合っていますか?」

「変更後の予定を確認したいのですが、○時までに○○を行うということでよいでしょうか?」

このように、自分の理解を相手に確認することで、次に何をすればよいのかが明確になります。

5.「変更があるかもしれない」と考えておく

すべての予定を完璧に決めておくのではなく、

「予定は変わることもある」

と最初から考えておくことも一つの方法です。

もちろん、予定変更が苦手な方にとって、気持ちを切り替えることは簡単ではありません。

だからこそ、「急な変更にもすぐ対応できるようになろう」と無理をするのではなく、変更が起きたときの対応方法を事前に準備しておくことが大切です。

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職場では「苦手」を伝えることも大切

仕事を始めると、どうしても予定変更が発生する場面があります。

そのため、「予定変更が苦手」ということだけではなく、

「どのようなサポートがあると対応しやすいのか」

まで整理しておくとよいでしょう。

例えば、

  • 変更があった場合は、口頭だけでなくメモでも伝えてもらえると助かる
  • 優先順位を一緒に確認してもらえると対応しやすい
  • 複数の仕事を同時に依頼されるより、一つずつ指示してもらえると取り組みやすい
  • 変更後の締め切りを明確にしてもらえると安心できる

などです。

これは「特別扱いをしてもらう」ということではありません。

自分が力を発揮しやすい方法を整理し、必要な配慮を具体的に伝えることは、安定して働くための大切な準備の一つです。

–

「予定変更に弱い=仕事ができない」ではありません

予定変更が苦手だと、

「自分は臨機応変に対応できない」
「仕事に向いていないのではないか」

と考えてしまうことがあるかもしれません。

しかし、予定を立てて計画的に行動できることは、仕事をするうえで大切な強みにもなります。

大切なのは、苦手な場面をなくすことではなく、苦手な場面が起きたときにどう対応するかを準備しておくことです。

「予定変更があったら、まず確認する」
「変更内容をメモする」
「優先順位を整理する」
「一つずつ取り組む」

このように、自分なりの対応方法を持っておくことで、急な変更にも少しずつ対処しやすくなります。

自分の得意・苦手を知ることは、働きやすい環境を考えることにもつながります。

まずは、「自分はどんな予定変更が苦手なのか」「どんな伝え方なら対応しやすいのか」を振り返るところから始めてみてはいかがでしょうか。

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