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「本屋のような就労移行支援事業所」を目指して。漫画700冊がある理由

こんにちは!ディーキャリア 川崎オフィス職業指導員の吉村です。

突然ですが、皆さんは「就労移行支援事業所」と聞くと、どんな場所をイメージしますか?

パソコンに向かって訓練をする場所。
ビジネスマナーを学ぶ場所。
履歴書や職務経歴書を作る場所。
面接練習をする場所。

これらは就職を目指すうえで大切なことです。もちろんやります!

ディーキャリア川崎オフィスでも、パソコン訓練やビジネススキル、自己理解、応募書類の作成、面接練習など、さまざまな支援をおこなっています。

でも、私たちが大切にしているのは、それだけではありません。

就職活動は、思っている以上にストレスがかかるものです。
応募書類を書いて、面接の準備をして、企業を探して、結果を待つ。
うまくいくこともあれば、思うようにいかないこともあります。

そんな毎日の中で、ずっと気を張って頑張り続けるのは、なかなか大変です。

だからこそ、私たちは「頑張る場所」であると同時に、安心してリラックスできる場所でもありたいと考えています。

その象徴の一つが、事業所にある「漫画」なのです。

なぜ就労移行支援事業所に漫画が700冊?

ディーキャリア川崎オフィスには、なんと約700冊の漫画があります。

「就労移行支援なのに、なぜ漫画?」

そう思われる方もいるかもしれません。

実は、最初から700冊をそろえようと思っていたわけではありません。
きっかけは、利用者さんとの何気ない「漫画トーク」でした。

あるとき、漫画の話で盛り上がったことがありました。

「そういえば、漫画ってよくあるパターンがありますよね」という話になり、例えば、

「パンをくわえた女子高生が『遅刻!遅刻!』と言いながら走って、曲がり角で誰かとぶつかる」
……みたいな、漫画ではおなじみの展開です。

「そんなこと、現実にある?」
「いや、漫画ではめちゃくちゃありますよね(笑)」
「その後、転校生として登場したりして……」

こんな話をしているうちに、どんどん話が広がっていきます。

就職活動の話でも、訓練の話でもありません。
ただ、漫画の話をしているだけ。

でも、こういう何気ない会話って、楽しいんですよね。

そして、ふとスタッフの中で、「漫画って、使えるんじゃない?」という話になりました。

そこから少しずつ漫画が増えていき、今では約700冊。
いつの間にか、かなり本格的な漫画コーナーになりました。

漫画は「支援の道具」でもある

もちろん、漫画を読んだから就職できるわけではありません。
漫画を読むことそのものを、就職に必要な訓練として考えているわけでもありません。

では、なぜ漫画を大切にしているのでしょうか。

それは、漫画が「人と人との距離を縮めるきっかけ」になるからです。
好きな漫画の話なら、普段はあまり話さない人でも、自然に会話が始まることがあります。

「この漫画、知っていますか?」
「このキャラクターが好きなんです」
「この作品、昔読んでいました!」

そんな一言から、会話が広がっていきます。

就労移行支援では、スタッフと利用者さんが一緒に過ごす時間がたくさんあります。
訓練の話だけではなく、好きなものの話をしたり、ちょっと笑ったり、何気ない雑談をしたり。

そうした時間も、安心して過ごせる関係づくりには大切なのではないかと私たちは考えています。

「自由に読んでいいですよ」だけでは読めない?

ところが、漫画をたくさん置いてみて、もう一つ気づいたことがあります。
漫画を置いておけば、みんな自然に読む……と思っていたのですが、そうでもありませんでした。

皆さん、意外と遠慮するんです(笑)。

「訓練に来ているのに漫画を読んでいいのかな」
「みんなパソコンをやっているのに、自分だけ漫画を読んでいたらサボっていると思われないかな」

そんな気持ちもあるのかもしれません。

そこで、ディーキャリア川崎オフィスでは、15:00~16:00の自習時間を利用して、定期的に「漫画を読もう」という時間を設けています。

「今日は漫画を読んでいい時間ですよ」

と、こちらからきっかけを作るわけです。
すると、少しずつ漫画を手に取る人が増えてきます。

ここで大切なのは、漫画を読むことを無理に勧めることではありません。

「漫画を読んでもいいんだ」と思える環境を作ることです。

就職活動には「頑張らない時間」も必要

就職活動をしていると、

「もっと頑張らなければ」

と思ってしまうことがあります。

履歴書を書かなければ。
面接練習をしなければ。
企業研究をしなければ。
パソコンのスキルを身につけなければ。

もちろん、努力することは大切です。

でも、人はずっと緊張した状態で頑張り続けることはできません。

仕事を探すことも大切ですが、長く働くことを考えるなら、自分の疲れに気づいたり、気持ちを切り替えたり、自分なりのリフレッシュ方法を知っておくことも大切です。

漫画を読む。

好きな音楽を聴く。

誰かと雑談する。

お茶を飲む。

少し外の空気を吸う。

人によって、リラックスできる方法は違います。

だからこそ、就労移行支援の中にも「頑張る時間」だけではなく、「少し力を抜く時間」があってもいいのではないでしょうか。

私たちが目指している「本屋のような就労移行支援事業所」

私たちが目指しているのは、ただ漫画を700冊置いている事業所ではありません。

「ここに来ると、ちょっとホッとする」

そんな場所でありたいと思っています。

訓練をするときは、しっかり訓練する。
就職活動をするときは、しっかり就職活動をする。
スタッフに相談するときは、じっくり相談する。

そして、少し疲れたときには、漫画を読んだり、雑談をしたりして、気持ちを切り替える。

そんなふうに、一日の中にいろいろな過ごし方があっていい。

だから私たちは、「本屋のような就労移行支援事業所」を目指しています。

漫画をきっかけに会話が生まれたり、笑顔が生まれたり、少し肩の力を抜くことができたり。
そんな小さな積み重ねが、安心して就職活動に取り組むための土台になるのではないかと考えています。

「就労移行支援って、ちょっと緊張する……」という方へ

初めて就労移行支援事業所を利用する方の中には、

「どんな人がいるんだろう」
「ちゃんと訓練についていけるかな」
「スタッフにうまく相談できるかな」

と、緊張している方も少なくありません。

だからこそ、ディーキャリア川崎オフィスでは、訓練だけではなく、安心して過ごせる雰囲気づくりも大切にしています。

漫画が好きな方は、ぜひ好きな作品の話をしてください。

「昔読んでいた漫画がある」
「最近この漫画にハマっている」

そんな話から始まってもいいと思っています。

就職に向けて一歩を踏み出すことは、とても大切なことです。
でも、その一歩を踏み出す場所が、ずっと緊張していなければならない場所である必要はありません。

頑張るときは頑張る。
休むときは休む。
笑うときは笑う。

そんなメリハリを大切にしながら、自分のペースで就職を目指していきましょう。

ディーキャリア川崎オフィスでは、見学や相談を随時受け付けています。

「就労移行支援ってどんなところ?」
「自分に合う働き方を一緒に考えてほしい」
「就職活動に少し疲れてしまった」

そんな方も、まずは気軽にご相談ください。

漫画700冊と一緒に、皆さんをお待ちしています。


本屋📖のような就労移行支援事業所 とは❓
https://dckawasaki.my.canva.site/

※個別相談・見学申し込みはこちら
https://forms.gle/Jc37z6fumW63jwQb7

※「ディーキャリア 川崎オフィス」のイベント案内はこちら
https://forms.gle/quomviEN5y2nzuey9