最近なんだか体がだるい…その不調、”秋バテ”かもしれません
こんにちは!ディーキャリア川崎オフィス、生活支援員の伊藤です。
朝晩はぐっと涼しくなったのに、日中はまだ汗ばむくらい暑い……そんな日が続いていませんか?
「なんだか体がだるい」「やる気が出ない」「食欲がわかない」——こうした変化を感じても、「気合が足りないのかな」「自分が甘えているだけかも」と、ご自身を責めてしまう方も少なくありません。
実はこれ、多くの人に起こりやすい季節性の不調のひとつ。ディーキャリア川崎オフィスでは、こうした自分の体調の変化に気づき、上手に付き合っていくための「セルフケア」訓練を行っています。今回はその様子と、そこから見えてきた「合理的配慮」の考え方についてご紹介します。
訓練の目的:自分の状態を知り、対処法を持っておくこと
この日のセルフケア訓練の目的は、次の2点でした。
- 自分自身の状態やストレスを自覚できるようになること
- 今の状態に効果的に対処するための知識や方法を学び、実際に行えるようになること
まず参加者の皆さんに、「ご自身が悩みやすい体の状態」を聞いてみました。肩こりや頭痛など、人によってさまざまな声が挙がりました。働き方や生活習慣によっても出方が変わってくるため、「これさえやれば大丈夫」という一つの対処法にこだわらず、複数の対処法を持っておくことが大切だという話からスタートしました。
訓練内容の深掘り:「秋バテ」って知っていますか?
今回のテーマは、夏バテの秋バージョンとも言われる「秋バテ」。朝晩や日中の寒暖差によって自律神経が乱れ、疲労感や食欲不振、体のだるさなどが出てくる状態のことを指します。まさに秋バテ対策が必要になるタイミングとして、今回のテーマに取り上げました。
秋バテの原因として参加者から挙がった意見
「秋バテの原因は何だと思いますか?」という問いかけに対して、参加者の皆さんで考える時間を取りました。参加者から挙がった意見は次の通りです。
- 夏の疲労やダメージの蓄積
- 朝晩の気温差
- 気圧の変動によるダメージ
これに加えて、季節の変わり目という環境変化に体がついていけないこと、日照時間が減ることによる自律神経の乱れ、生活リズムの乱れなども、秋バテの主な原因として整理しました。
秋バテのセルフチェック(一例)
・体がだるい/疲れが取れない ・やる気が出ない ・頭が痛い ・食欲がない ・胃がもたれる
当てはまる項目があっても、それが必ず秋バテによるものとは限りません。「他の原因が隠れていないか」を自分でも調べてみる視点が大切です。だるさや不調が長く続く場合は、無理をせず医療機関に相談することも忘れないようにしましょう。
対策クイズで整理した「できること」
訓練では、秋バテ対策としてよく言われる内容を○×クイズ形式で確認しました。整理すると、こんな内容でした。
- カフェインを日中に1〜2杯程度とるのは、自律神経を整えるうえで有効(体質や体調によって合う・合わないがあるため、無理のない範囲で試すのがおすすめです)
- 腹巻きなどでお腹まわりを温めるのは、しっかり続けたい対策
- 食事は1日3食とるのが基本(食べ過ぎた時だけ量を調整する程度に)
- 野菜・果物は根菜類や旬のもの(さつまいも・れんこんなど)を選ぶとよい(東洋医学では、体を温めやすい食材・冷やしやすい食材があると考えられています)
- 夏場から冷房対策(羽織るものの準備など)をしておくと、秋バテの予防につながる
体を冷やしすぎないこと——これが今回の訓練を通して見えてきた、大きなキーワードでした。
「自分でできる対処」と「対処しきれない部分」を分けて考える
今回学んだ秋バテ対策の多くは、生活習慣の中で自分自身で取り入れられるものです。カフェインの取り方、防寒、食事、旬の食材の選び方——こうした工夫を積み重ねることで、体調の波を自分でコントロールしやすくなります。これはまさに、「自分でできる自己管理の方法」を確立していく作業です。
一方で、こうした工夫を重ねても体調不良がなかなか改善しない、あるいは仕事のパフォーマンスに影響が出てしまう、ということも実際にはあります。「もっと頑張らなければ」「これくらいで配慮を求めるのは申し訳ない」と、無理を重ねてしまう方も少なくありません。
大切なのは、特性や体調による困りごとを、すべて自分一人で克服しなくてもよいということです。
まずは自分でできる対処法を試し、自己管理の方法として確立したうえで、それでも難しい部分については、周囲に配慮を求めてよいのです。
合理的配慮の考え方——「自己対処 → 配慮を求める」という順番
就労移行支援の場でよく話題になるのが「合理的配慮」という考え方です。これは、「配慮を求めなくて済む環境を探す」ということではありません。まず自分の特性や体調の傾向を理解し、できる範囲の自己対処を確立すること。そのうえで、それでも対処しきれない部分について、職場に自分の状態を伝え、必要な配慮を求めていくこと——この順番で考えることが大切だと、ディーキャリアでは伝えています。
例えば秋バテのように季節や環境の変化で体調に波が出やすい方であれば、「体調が優れない時には休憩を増やしてもらう」「業務量を一時的に調整してもらう」といった配慮を、あらかじめ職場に伝えておくことも一つの選択肢です。そのためには、まず自分の特性や体調の波を自分自身で理解し、それをどう伝えるかを練習しておく必要があります。
まとめ:訓練を重ねることが、就職後の安定につながる
今回のセルフケア訓練では、秋バテという身近なテーマを通して、「自分の状態に気づく」「対処法を知り、試す」「自分でできる部分とできない部分を分ける」という、働き続けるうえで欠かせない視点を確認しました。
こうした秋バテ対策をはじめとするセルフケアの視点や、特性・体調の伝え方は、一度学んだだけで完璧に身につくものではありません。訓練を繰り返す中で、自分自身への理解や、周囲への伝え方の精度は少しずつ磨かれていきます。この積み重ねが、就職後に無理をしすぎず、長く安定して働き続けることにつながっていきます。
ディーキャリア川崎オフィスでは、こうした就労移行支援のプログラムを通じて、一人ひとりが自分に合った自己管理の方法と、配慮の伝え方を身につけられるようサポートしています。
体調管理の工夫、一緒に考えてみませんか?
「自分に合ったセルフケアの方法を知りたい」「配慮の伝え方を練習したい」という方も大歓迎です。ディーキャリア川崎オフィスのスタッフが丁寧にご案内します。
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