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【発達凸凹】うっかり忘れが多いのはなぜ?原因と今日からできる対策

こんにちは。生活支援員の齋藤です。

「やろうと思っていたのに忘れてしまった」
「約束や予定をうっかり忘れてしまう」
「仕事を頼まれたことを、あとになって思い出した」

このような「うっかり忘れ」に悩んでいませんか?

忘れてしまうと、「自分はだらしない」「もっと気をつけなければ」と自分を責めてしまうこともあります。

しかし、うっかり忘れは、単純に「注意力が足りない」「やる気がない」ということが原因とは限りません。

特に発達障害の特性がある方の場合、記憶の特性や注意の向け方、情報の整理の仕方などが関係していることがあります。

大切なのは、気合いや注意力だけで忘れないようにするのではなく、忘れても困らない仕組みを作ることです。

1.うっかり忘れが起こる主な原因

① ワーキングメモリの負荷が大きい

ワーキングメモリとは、短い時間だけ情報を頭の中に保持しながら、作業するための力です。

例えば、仕事中に、

「この書類を確認して、終わったら担当者に報告してください」

と頼まれたとします。

その後、別の仕事を頼まれたり、電話対応をしたりすると、最初に頼まれたことを忘れてしまうことがあります。

このような場合は、頭の中だけで覚えておこうとせず、すぐにメモすることが有効です。

② 注意が別のことに移ってしまう

作業中にメールが届いたり、誰かから話しかけられたりすると、そちらに注意が向いてしまうことがあります。

その結果、「何をしていたんだっけ?」となり、もともとやろうとしていたことを忘れてしまいます。

これは「忘れた」というより、途中で別の情報が入ったことで、最初の作業が頭から抜けてしまった状態とも考えら

れます。

③ 「あとでやろう」が増えてしまう

「あとでやればいい」と思って、そのままにしてしまうことも、うっかり忘れにつながります。

特に、やることが複数ある場合は、時間が経つほど優先順位が分からなくなり、忘れてしまいやすくなります。

④ 疲れや睡眠不足などの影響

疲労や睡眠不足、ストレスなどによって、普段より集中しにくくなることがあります。

「いつもなら忘れないのに、今日は忘れてしまった」という場合は、体調や疲れが影響している可能性もあります。

2.うっかり忘れを減らすための対策

対策①「頭で覚えない」

最も基本的な対策は、覚えておこうとしないことです。

例えば、

  • メモ帳に書く
  • スマートフォンに入力する
  • カレンダーに予定を登録する
  • ToDoリストを使う
  • PCの付箋やリマインダーを使う

など、自分の代わりに記録してくれるツールを活用しましょう。

「忘れないように頑張る」のではなく、「忘れても確認できる状態」を作ることがポイントです。

対策② 頼まれたらすぐにメモする

仕事では、「あとでメモしよう」と思わず、依頼されたタイミングでメモする習慣を作りましょう。

メモするときは、

「何を・いつまでに・どのように」

を意識すると、後から見返したときにも分かりやすくなります。

例えば、

「○○さんに資料を送る/8月20日まで」

のように、具体的に書いておくと安心です。

対策③ アラームやリマインダーを活用する

予定を覚えておくだけではなく、「思い出すタイミング」まで設定することも大切です。

例えば、

「15時に書類を提出する」

という予定があるなら、14時50分にアラームを設定します。

予定そのものだけでなく、行動を始める時間にリマインダーを設定することがポイントです。

対策④ やることを一つずつ見える化する

頭の中で複数の仕事を管理するのが難しい場合は、やることを一覧にしてみましょう。

例えば、

  1. メールを確認する
  2. 書類を作成する
  3. 内容を確認する
  4. 担当者へ提出する

というように、作業を細かく分けます。

一つ終わったらチェックを入れることで、「次に何をすればいいか」が分かりやすくなります。

対策⑤「定位置」を決める

物を「どこに置いたか分からなくなる」という場合は、物を置く場所を固定することも効果的です。

例えば、

  • 鍵は玄関のケース
  • 財布はバッグのポケット
  • 仕事の書類は専用ファイル

というように、定位置を決めます。

「どこに置いたか覚える」のではなく、毎回同じ場所に置くことで、探す必要をなくすという考え方です。

3.忘れてしまったときは、自分を責めすぎない

対策をしていても、忘れてしまうことはあります。

大切なのは、「また忘れた。自分はダメだ」と考えることではありません。

「なぜ忘れてしまったのか?」を振り返り、

「次はどうすれば忘れにくくなるか?」を考えてみましょう。

例えば、

「メモを取ったけれど、見るのを忘れた」のであれば、

「メモを取る」だけではなく「昼休みにメモを確認する時間を作る」

という対策が考えられます。

このように、失敗を自分へのダメ出しではなく、仕組みを改善するための材料として考えることが大切です。

4.仕事では「忘れない人」より「忘れても確認できる人」を目指そう

仕事では、すべてのことを完璧に覚えている必要はありません。

大切なのは、

  • メモを取る
  • スケジュールを確認する
  • ToDoリストを活用する
  • 分からなくなったら確認する
  • 必要に応じて周囲に相談する

といった、自分に合った方法を身につけることです。

「忘れないようにする」ことだけを目標にすると、常に緊張してしまいます。

それよりも、忘れてしまう可能性を前提に、忘れにくい環境や仕組みを作ることが、安定して仕事をするための大きな助けになります。

まとめ

うっかり忘れが起こる原因は、人によってさまざまです。

特に発達障害の特性がある場合は、ワーキングメモリや注意の切り替え、情報整理の難しさなどが関係していることがあります。

だからこそ、

「もっと気をつける」だけではなく、「忘れても困らない仕組みを作る」

ことが重要です。

まずは、

「覚えておくことを減らすために、何を使えばいいだろう?」

と考えてみましょう。

メモ、カレンダー、リマインダー、ToDoリストなど、自分に合った方法を一つ取り入れるだけでも、うっかり忘れへの対策になります。

忘れてしまう自分を責めるのではなく、自分に合った工夫を少しずつ見つけていきましょう。

「忘れない自分」を目指すのではなく、「忘れても大丈夫な仕組みを持っている自分」を目指すことが、働きやすさにつながります。

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