5月は本当に「春」なのか?四季の定義と、最近の気温の話
こんにちは!ディーキャリア 川崎オフィス 職業指導員の吉村です。
「もう夏じゃない?」 5月に半袖で過ごしながら、そう感じていませんか?
実はこの感覚、あながち間違いではないんです。今日は「四季の定義」をテーマに、ちょっとした気象の雑学をお届けします。
気象庁の定義では、5月は「春」
まず、一般的によく使われる定義から見てみましょう。
気象庁では、統計処理の便宜上、1年を3か月ずつ4つの季節に分けています。
| 季節 | 期間 |
|---|---|
| 春 | 3月・4月・5月 |
| 夏 | 6月・7月・8月 |
| 秋 | 9月・10月・11月 |
| 冬 | 12月・1月・2月 |
この区分によれば、5月はれっきとした「春」。カレンダー上も、気象庁の統計上も、5月が終わるまでは春ということになります。
でも昔の暦では、5月はもう「夏」だった
ところが、二十四節気という昔ながらの暦を見てみると、話が変わってきます。
二十四節気とは?
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を太陽の動きに合わせて24等分した暦のことです。古代中国で生まれ、日本にも伝わり、農作業や生活のリズムを決める指針として長く使われてきました。
約15日ごとに節気(せっき)が切り替わり、それぞれに季節の様子を表す名前がついています。「春分」「夏至」「冬至」などは今でも耳にする言葉ですね。
二十四節気 一覧
| 季節 | 節気名 | 読み | おおよその時期 | 意味・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 春 | 立春 | りっしゅん | 2月4日頃 | 春の始まり。まだ寒いが、暦の上では春 |
| 雨水 | うすい | 2月19日頃 | 雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃 | |
| 啓蟄 | けいちつ | 3月6日頃 | 冬眠していた虫たちが地中から出てくる頃 | |
| 春分 | しゅんぶん | 3月21日頃 | 昼と夜の長さがほぼ同じ。お彼岸の中日 | |
| 清明 | せいめい | 4月5日頃 | 空気が澄み、草木が芽吹く清々しい頃 | |
| 穀雨 | こくう | 4月20日頃 | 穀物を育てる雨が降る頃 | |
| 夏 ⬅ここから | 立夏 | りっか | 5月5日頃 | 夏の始まり。気温が上がり始める |
| 小満 | しょうまん | 5月21日頃 | 草木が茂り、気持ちが満ちてくる頃 | |
| 芒種 | ぼうしゅ | 6月6日頃 | 稲などの種を蒔く頃。梅雨入りも近い | |
| 夏至 | げし | 6月21日頃 | 1年で最も昼が長い日 | |
| 小暑 | しょうしょ | 7月7日頃 | 本格的な暑さが始まる頃 | |
| 大暑 | たいしょ | 7月23日頃 | 1年で最も暑い頃。土用の丑の日もこの時期 | |
| 秋 | 立秋 | りっしゅう | 8月7日頃 | 秋の始まり。「残暑」という言葉はここから |
| 処暑 | しょしょ | 8月23日頃 | 暑さが和らぎ始める頃 | |
| 白露 | はくろ | 9月8日頃 | 草の葉に白い露が宿り始める頃 | |
| 秋分 | しゅうぶん | 9月23日頃 | 昼と夜の長さがほぼ同じ。秋のお彼岸 | |
| 寒露 | かんろ | 10月8日頃 | 露が冷たくなり、紅葉が始まる頃 | |
| 霜降 | そうこう | 10月23日頃 | 霜が降り始め、秋が深まる頃 | |
| 冬 | 立冬 | りっとう | 11月7日頃 | 冬の始まり。木枯らしが吹き始める |
| 小雪 | しょうせつ | 11月22日頃 | 雪が降り始めるが、まだ積もらない頃 | |
| 大雪 | たいせつ | 12月7日頃 | 雪が本格的に降り積もる頃 | |
| 冬至 | とうじ | 12月22日頃 | 1年で最も夜が長い日。かぼちゃを食べる習慣も | |
| 小寒 | しょうかん | 1月6日頃 | 寒さが厳しくなり始める頃(寒の入り) | |
| 大寒 | だいかん | 1月20日頃 | 1年で最も寒い頃 |
二十四節気から見た「5月」
この一覧を見ると、5月5日の「立夏」を境に、二十四節気では夏に突入していることがわかります。5月後半の「小満(5/21頃)」は夏の節気です。
昔の人たちは、草木が勢いよく茂り、気温がぐんと上がるこの時期を、もう「夏が来た」と感じていたのでしょう。
| 区分 | 5月の定義 | 季節 |
|---|---|---|
| 気象庁 | 3〜5月 | 春 |
| 二十四節気 | 立夏(5/5頃)から夏 | 初夏 |
| 体感温度 | 20〜25℃ | 初夏 |
こうして並べてみると、気象庁だけが「5月=春」と言っており、昔の暦でも体感的にも、5月は「初夏」に近いことがわかります。
実際の気温はどうなっているの?
体感だけでなく、データも見てみましょう。
- 20℃を超えると「暖かい」と感じる
- 25℃を超えると「夏っぽい」体感になる
- 30℃を超えると「暑い」と感じる
近年のデータを見ると、4〜5月の25℃超えの日数は増加傾向にあり、前年比で+23%という数字も出ています。5月の気温25℃は、もはや珍しくない時代になってきているのです。
なぜ「春らしい春」が短くなっているのか?
季節感がズレてきている背景には、大きく3つの要因があります。
① 気候変動
地球温暖化により平均気温が上昇(過去比で約+2.1℃)。春の体感期間が短くなっています。
② ヒートアイランド現象
特に都市部では夜間も熱が逃げにくく、気温が下がりにくい状況が続いています。
③ 長引く暑さ
秋口まで高温が続く年が増え、季節の移り変わり全体がズレてきています。
これらの影響で、「春の体感期間」は以前に比べて約30%短くなっているとも言われています。
まとめ:四季の定義は「何を基準にするか」で変わる
| 基準 | 5月の位置づけ |
|---|---|
| 気象庁(統計) | 春 |
| 二十四節気(旧暦) | 初夏 |
| 体感・気温 | 初夏に近い日も多い |
「5月=春」は絶対ではありません。
気象庁の統計定義では春ですが、旧暦では夏の始まり、体感温度では初夏に近い日がどんどん増えています。「何を基準にするか」によって、四季の答えは変わってくるのです。
今日の記事は、あくまで雑学として気軽に楽しんでいただければと思います。
「もう夏じゃん!」と感じる日があっても、それはあなたの感覚がちゃんと現実を捉えているということかもしれませんね。
季節の感じ方は人それぞれ。自分にとっての四季を大切にしてください 🌿

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