【物を探すことが苦手・失くしものが多い|ADHD特性だけではないのかもしれない】
よくスマートフォンや自宅の鍵をなくしてしまったり
会社で使う書類をなくしてしまったり
探している物が見当たらなくて
カバンを逆さまにして荷物をすべて確認する
発達障害の特性が起因して
物をなくしてしまったり・片づけが苦手になってしまう事って
お悩み事として相談が多いです
なぜそのような悩み事が多いのか
解決策としてはどんなことに注意すべきなのか
環境を整えたりそもそも自分自身に合うやり方は
どんな事があるのかをお伝えしていきます
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ディーキャリア柏オフィスの責任者で社会福祉士の高野です
ディーキャリア柏オフィスは発達障害の特性に応じた
訓練プログラムを提供している就労移行支援事業所です
発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD 限局性学習障害SLD)
精神障害のある方などが多く在籍されております
専門知識のあるスタッフで運営しています
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目次
1.なぜ、物をなくしてしまったりするのか
2.原因は○○だけではない
3.ADHD・ASDの2つの視点で全く対策が違う
4.片づけや物を失くさない為の重要な視点
1.なぜ、物を失くしてしまったりするのか
発達障害の傾向があり特性があると
物をなくしてしまったり
無くしてしまったりすることがあります
発達障害の特性として
「ワーキングメモリー」に苦手があったり
注意散漫になってしまったり
思いついたことを優先してしまい
衝動的に行動してしまう
というような行動に移してしまう事で
今やっている行動に集中しまい
意識しないといけない事を忘れてしまうといった事があります
片づけをしても
気が付くと何をどこに収納をしたのかを忘れてしまったり
計画を立てていても
計画したことを忘れてしまうことなどがあったりします
2.原因は〇〇だけではない
発達障害の特性に関していうと
大きく分けていくと3つの代表的なものがあります
自閉症スペクトラム(ASD)
注意欠如・多動性症(ADHD)
限局性学習障害(SLD)
※ほかにも、知的能力障害や運動症
チック症、コミュニケーション症などの種類があり
発達性協調運動症(DCD)などもあります
発達障害という言葉は
実はいろいろな特性や傾向があります
「発達障害」といっても一言では語れません
発達障害に関しては
一人ひとり症状が異なっていたり
同じような問題があったとしても
もともとの特性は人によって異なることがあります
具体的に説明していくと
【物を探すことが苦手・なくしものが多い】
といった事が多い人といっても
出来事としては同じでも
背景としてある特性は異なる場合があります
2つの事例を紹介していきます
3.ADHD・ASDの2つの視点で全く対策が違う
さまざまパターンがありますが
今回は2つの視点で見ていきます
1つめの視点は
注意欠如・多動性症(ADHD)の特性で
「不注意」という特性が起因して
物を紛失してしまう事があります
自宅でも片づけをしていて
ものをしまうときにラベリングをしたり
収納した場所をメモに残したり
忘れないようにしていたり対策は立てているが
どこに収納をしたのかを忘れてしまったり
メモをしたことも忘れてしまい
必要なときに必要な物が出てこない
という事があったりします
これは注意欠如・多動性症(ADHD)の「不注意」という特性で
【物を探すことが苦手・なくしものが多い】という
出来事が起きてしまいます
2つ目の視点は自閉症スペクトラム(ASD)の特性で
「こだわり」という特性が起因して
物を失してしまったり
自分が重要だと思っていない事に関しては
無頓着になってしまう事があります
自分が重要だと認識している事や
物や書類などに関しては問題ないのですが
人から言われたことや
自身が想定している事以外の事を
認識しにくい傾向があり
その場の対応ではきちんと返事をしたりと
なんとなくなその場のコミュニケートはするものの
後で確認すると忘れてしまっていたり
そもそも「言われてないし」というような
「言った」「言わない」などの
問題に繋がってしまったりします
こだわる事にはとことんこだわってしまうけれど
こだわらない事には全くこだわらない
そもそも認識すらしずらいといったこともあります
自閉症スペクトラム(ASD)の「こだわり」という特性が
起因して自身のこだわりがないものに関しては
【物を探すことが苦手・なくしものが多い】
というような事が起きてしまう事があります
目の前で起きている
【物を探すことが苦手・なくしものが多い】
といった同じ出来事でも
根本的に原因がまったく異なってくることがあります
本質的な原因や要因が異なると
対処の方法や対策の方法も異なります
正しく原因を理解することは
自分だけでは難しい場合もあるので
他者の視点や第三者からの視点
あるいは知能検査などを利用し
自分自身を特性を見てみるのはいかがでしょうか
4.片づけや物を失くさない為の対策と対処法
発達障害の特性は様々あり人によっても異なります
自閉症スペクトラム(ASD)
注意欠如・多動性症(ADHD)
限局性学習障害(SLD)
などの発達障害の特性が起因してしまい
2次障害として
適応障害やパーソナリティー障害
うつ病や躁うつ病、社会不安障害
あるいは統合失調症など重複してしまう事もあるので
どの特性が起因して出来事が問題として
起こってしまうのかを把握する事が大切です
今回のテーマである【物を探すことが苦手・なくしものが多い】
に関して注意欠如・多動性症(ADHD)と
自閉症スペクトラム(ASD)から見た対処法を2つ伝えていきます
注意欠如・多動性症(ADHD)の【不注意特性】
注意力の選択が苦手であったり
注意の方向性の分割に苦手がある方がいます
この特性に当てはある方は
意思の力だけではどうにもならない事が多いです
具体的にいうと、「これをやろう」とか
「これは忘れないようにする」といった
意識をするだけでは
その「意識すべき事」に注意しているときは意識ができ
行動に移すことが可能ですが
他の事をはじめたり、注意が別のところの向いてしまたりすると
今おこなっていることに注意が向いてしまうので
さっきまで意識していたことに
注意が向かなくなりものを失くしてしまったりします
そんなことになりやすい方は
重要度を3段階に分けてカテゴライズするといいです
ハイレベル・ミドルレベル・ロウレベルと分けます
ハイレベルに関しては朝、昼、夕方と必ずタスク管理として
スケジュールを見る時間を決めておく
そうすることで忘れかけていたタスクを思い出すための
「環境」を作ることで解決しやすくなります
アラームなどを朝、昼、夕方と時間を決めて
音で知らせてくれるようにすると
忘れていたとしても
思い出すことが出来ます
また、重要なものに関しては
重要なものを入れるためのファイルなどで管理する事をお勧めします
利用者様の中でもこの方法で
重要な書類やスケジュール管理が
以前に比べると抜けや漏れがなくなりました
自閉症スペクトラム(ASD)の【こだわり特性】
自分自身のやり方やルーティンなどの
ステップを踏まないとできない
会社のやり方や、人のやり方ではできない
この特性が起因してしまい相手に合わせられなくて
片づけが苦手になってしまったり
手順が不明確であやふやな提示の仕方だと
意味が分からなくて「重要度」が相手の認識と異なり
物をなくしたり、重大ではないと思い
自分本位な捉え方になり
【物を探すことが苦手・なくしものが多い】という事になります
「木を見て、森を見ず」という言葉がありますが
ASDの方は中枢統合性の苦手がある傾向が高いです
目の前の出来事がいいのか悪いのかという視点になりやすいです
そういった傾向のある方に関しては
そもそもの目的は何だったのかという視点を
思い出せるように構造化していくことが大切です
物事を進めていく前にしっかりと
なんのために「行動するのか」という理由を明確にすることで
物事の重要性や必要性に気が付くことが出来ます
物事に取り組む時や
やりたくないけどやらなくてはいけない時に
目的確認をすることを意識的に実施する
もしくは、必ず目的確認をやってから
やるべき事に取り組む事が大切になってきます
そういった形で
都度、目的確認をすることで
物やアクションに対しての重要度を再認識する事で
【物を探すことが苦手・なくしものが多い】
という問題を克服された方がいました
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