【白黒思考】ASD(発達障害)の「敵認定」とは?職場の人間関係を改善する考え方のヒント
みなさん、こんにちは!
ディーキャリアワーク柏スタジオです🙋
「一度嫌なことをされた相手を、どうしても許せない」
「あの人は『敵』だから、何を言われても反発してしまう」
「褒められても嫌味なんじゃないかと疑ってしまう」
SNSなどでも、発達障害の当事者の方から
「人をカテゴリーに分けてラベリングしてしまう」
「一度敵認定すると、何度でも攻撃的な気持ちになってしまう」
という投稿が多く見られます。
子どもの特徴として語られることが多い「敵認定」ですが、
実は大人になってもこの傾向に悩み、仕事や職場の人間関係で強いストレスを抱えている方は少なく、
誰にとっても良いことではありません。
この記事では、ASD(自閉スペクトラム症)の特性によって他者を「敵」とみなしてしまう理由と、
自分自身が生きやすくなるための認知の改善方法について説明します。
なぜ「敵認定」をしてしまうのか?ASDの特性と理由
発達障害、特にASDのある方が特定の相手を「敵」とみなしてしまう背景には、
脳の特性からくる独自の「考え方のクセ」があります。
・白黒思考(0/100思考)とこだわり:
物事を「良いか悪いか」「味方か敵か」のどちらかに極端に分類してしまうタイプの思考です。グレーゾーンを許容することが苦手なため、一度「悪い」という評価を下すと、その人を「敵」というカテゴリーに固定してしまう傾向があります。またその人への評価が良い悪いが混同するのが混乱するのでどちらかに振り分けたくなるという気持ちもあるようです。
・記憶の特異性とネガティブな体験:
ASDの方は、過去の記憶がフラッシュバックしやすいという特徴があります。とくに、過去に意見を否定された、業務の指摘を受けて傷ついたなどのネガティブな体験を鮮明に覚えていることが多く、「また攻撃されるかもしれない」という自己防衛から、相手の言葉をすべて悪意として受け取ってしまいます。

【事例】職場で「敵」を作ってしまうことの不利益
一度相手を敵認定すると、本人には自覚がないまま、
相手のやることなすことすべてを否定的に捉えるようになります。
例えば、職場で上司から業務の指摘を受けた際、
それを「自分への攻撃」と受け取り、上司を「敵」とみなします。
その後、その上司がいかに好意的な対応や言葉をかけてきても、
「どうせ裏がある」「自分を陥れようとしている」と反発し、
けんか腰の行動をとってしまうことがあります。
こうした対応は、周りから「気難しい人」「コミュニケーションがとれない人」と誤解され、
結果的に仕事の評価が下がるなど、自分自身にとって大きな不利益をもたらしてしまいます。
また自身も気持ちの切り替えが出来ず、声を聞くだけでイライラする、
同じ空間にいるだけで体調が悪くなるなどが起こりえます。



