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アサーティブコミュニケーション——それは「型を覚えるもの」じゃなく「リフレーミングを試すもの」だ

〜コミュニケーションに客観的な視点を持つと、こんなにもラクになる〜

「アサーティブコミュニケーションを練習しているのに、なぜか毎回うまくいかない」「型通りに言えても、なんかしっくりこない」「そもそも、自分が何を伝えたいのかわからなくなる」——そんな経験はありませんか?

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

私自身、アサーティブコミュニケーションを学んで気づいたことがあります。それは、アサーティブコミュニケーションの本質は「型を覚えること」ではなく、「自分と相手の見方を少しずらしながら試していくこと」だということです。

そしてそのために一番必要なのが、「客観的な視点を持つこと」です。コミュニケーションは、自分の感情や思い込みに引っ張られたまま向き合うと、どうしても苦しくなります。少し引いた目で「今、何が起きているか」を観察できるようになったとき、はじめて言葉が自然に出てくるようになります。

この記事では、なぜコミュニケーションに客観的な視点が必要なのかを整理したうえで、リフレーミングを使いながらアサーティブに伝えるための、具体的な対策をお伝えします。


1. なぜ、コミュニケーションは「客観的な視点」がないと苦しくなるのか?

コミュニケーションがしんどくなるのは、コミュニケーション能力が低いからでも、性格が悪いからでもありません。いくつかのごく自然なしくみが重なっています。

  • 感情と事実が混ざったまま、言葉にしようとしてしまう。
    「あの人はいつも私のことを無視する」「どうせ何を言っても変わらない」——これらは事実ではなく、感情が乗った解釈です。でも頭の中では事実のように感じてしまうため、その解釈のまま言葉にしようとすると、責める・訴える・黙り込むという形になりやすく、伝えたいことが伝わりにくくなります。
  • 「相手がどう見えているか」の視点が抜け落ちやすい。
    発達障害のある方は、自分の内側の処理に集中しやすい特性から、「相手には今どう見えているか」という外側の視点が抜け落ちやすい場合があります。自分の気持ちや意図は明確でも、相手には別の見え方をしている——このズレが、コミュニケーションのすれ違いを生みやすくします。
  • 「正しく伝えなければいけない」というプレッシャーが、言葉を固くする。
    アサーティブコミュニケーションを「正しくやらなければいけないもの」として捉えると、型通りに言おうとするほど言葉が硬くなります。完璧に伝えようとするほど、自分の本当の気持ちから離れていってしまいます。

2. まず知っておく!アサーティブコミュニケーションは「リフレーミングを試す練習」だ

「アサーティブコミュニケーション=型を覚えてその通りに言うもの」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

アサーティブコミュニケーションとは:「自分も相手も大切にしながら伝えること」です。そのために必要なのは、「今この場面を、少し違う角度から見てみること」——つまりリフレーミングを試すことです。

たとえばこんな具合です。

  • 「あの人はいつも私の話を聞かない(怒り・諦め)」
    →「あの人は今、別のことで頭がいっぱいなのかもしれない(観察)」
    →「だとすれば、タイミングを変えて伝えてみようかな(選択)」
  • 「断ったら嫌われるかもしれない(不安)」
    →「断ることは、相手への正直な情報提供でもある(リフレーミング)」
    →「『今回は難しいですが、次回ならできます』と伝えてみよう(行動)」

リフレーミングは「無理やりポジティブに考えること」ではありません。「今使っている見方が唯一の正解ではない」と気づき、別の見方を試してみることです。この小さな視点の移動が、コミュニケーションをぐっとラクにしてくれます。


3. その場で試せる!具体的な対策

リフレーミングを使いながら、アサーティブに伝えるための対策を紹介します。

【対策①】「事実」と「解釈」を分けてみる

コミュニケーションで行き詰まったとき、まず「事実は何か」と「自分はそれをどう解釈しているか」を分けて書き出してみましょう。

  • 事実:「上司に『これは違う』と言われた」
  • 解釈:「自分は否定された、能力がないと思われた」

事実と解釈を分けるだけで、「あ、自分はこう受け取っていたんだ」と客観的に見えてきます。そこから「別の解釈はできないか?」を考えるのが、リフレーミングの入り口です。

【対策②】「相手はなぜそう動いたのか」を1つだけ想像してみる

相手の言動にモヤモヤしたとき、「なぜあの人はそうしたのか」を1つだけ想像してみましょう。責めるための想像ではなく、「あの人にはあの人なりの事情があるかもしれない」という観察として。

  • 「急に話をさえぎってきた」→「この人は結論を先に知りたいタイプなのかもしれない」
  • 「返信が遅い」→「この人は今、別の優先事項があるのかもしれない」

相手の行動に「悪意の解釈」以外の可能性が見えてくると、伝え方の選択肢が増えます。

【対策③】「伝える前に一呼吸おいて、目的を確認する」

感情が高ぶっているときに言葉にしようとすると、伝えたいことではなく「感情のぶつけ合い」になりやすいです。伝える前に一呼吸おいて、「自分が今一番伝えたいことは何か?」を一言で確認してみましょう。

  • 「怒りをぶつけたいのか」
  • 「状況を改善したいのか」
  • 「ただ聞いてほしいのか」

目的が明確になると、言葉が自然と整理されてきます。

【対策④】「うまく伝えられなかった」あとは、1点だけ振り返る

うまくいかなかったとき、「また失敗した」と自己批判に入るのをやめましょう。「今回はどのリフレーミングが足りなかったか」を1点だけ振り返りましょう。

  • 「事実と解釈が混ざったまま話してしまった」
  • 「相手の立場を想像する前に言葉が出てしまった」
  • 「目的を確認する前に話し始めてしまった」

「失敗した」ではなく「次に試すことが見えた」と捉え直す。これ自体が、アサーティブコミュニケーションのリフレーミング練習です。


■ まとめ:アサーティブコミュニケーションは「完璧に言えるもの」じゃなく「試し続けるもの」だ

「また伝えられなかった」と一人で抱え込んでフリーズするのをやめて、「事実と解釈を分ける」「相手の事情を1つ想像する」「伝える前に目的を確認する」という道具を使いながら、自分と相手とちょうどいい距離でスマートにコミュニケーションを試し続けていこう。

コミュニケーションに客観的な視点を持つのは、相手を分析するためではありません。自分が感情に飲み込まれずに、「今ここで何が起きているか」を落ち着いて見るためです。その視点が持てたとき、アサーティブコミュニケーションは「型」ではなく、自分の言葉になっていきます。


最後に:ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで「リフレーミングを使ったコミュニケーション」を一緒に練習しよう

ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、アサーティブコミュニケーションを「型通りに覚えること」ではなく、実際の場面に近い形でリフレーミングを試しながら練習できるプログラムに取り組んでいます。「いつも感情的になってしまう」「型通りに言えても、なんかしっくりこない」「自分の気持ちを言葉にするのが苦手」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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