就労移行支援事業所を辞めたいと思ったとき——その気持ち、一緒に整理してみよう
〜「もう無理かも」をそのまま放置しない、気持ちの整理ライフハック〜
「もう通うのがしんどい」「ここにいても意味がない気がする」「なんとなく合わない」——そんな気持ちが頭をよぎったことはありませんか?

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
就労移行支援に通いながら「辞めたい」と思う瞬間は、珍しいことではありません。私自身も、通所している中でそういう気持ちになったことがあります。そしてその気持ちは、弱さでも甘えでもありません。
ただ、「辞めたい」という気持ちには、いくつかの種類があります。本当に今の事業所が合っていないサインのこともあれば、疲れや不安から来ている一時的なもののこともあります。この2つを混同したまま衝動的に決断してしまうのが、一番もったいないパターンです。
この記事では、「辞めたい」という気持ちが出てくる理由を整理したうえで、その気持ちと上手につきあいながら、自分にとって一番いい選択を見つけるための具体的な対策をお伝えします。
1. なぜ、「辞めたい」という気持ちが出てくるのか?
辞めたいと思う気持ちは、意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。いくつかのごく自然な理由が重なっています。
- 「通い続けること」自体が、相当なエネルギーを使っている。
毎日決まった時間に起きて、身支度をして、知らない人たちがいる場所に通い続ける——これだけで、発達障害のある方にとっては大きなエネルギーを消耗します。疲れが積み重なってくると、「もうここに来たくない」という気持ちが自然と出てきます。これは事業所への不満ではなく、単純に疲れのサインであることが多いです。
- 「成長している実感」が持ちにくい時期がある。
就労移行支援は、成果がすぐに見えにくい場所です。毎日通っているのに「何も変わっていない気がする」「ここにいても意味がないんじゃないか」という感覚が出てくる時期は、ほぼ全員に訪れます。この感覚が強くなると、「辞めたほうがいいんじゃないか」という結論に飛びつきやすくなります。
- 人間関係や環境のミスマッチが、じわじわ消耗させている。
スタッフとの相性、他の利用者との関わり、訓練内容が自分に合っていない——こういったミスマッチが積み重なると、「ここにいることが苦しい」という感覚になってきます。この場合は、一時的な疲れとは少し違うサインである可能性があります。
2. まず知っておく!「辞めたい」には2種類ある
「辞めたい」という気持ちをそのまま行動に移す前に、まずその気持ちの種類を整理しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。
一時的な「辞めたい」:
疲れ・体調不良・気圧・人間関係の一時的なもやもやから来ているケース。少し休んだり、誰かに話したりすることで、気持ちが落ち着いてくることが多いです。
本質的な「辞めたい」:
事業所の支援スタイルや訓練内容、環境が自分に合っていないことへの、体の正直なサインのケース。この場合は、辞めることや事業所を変えることを真剣に考える価値があります。
この2つをその場で判断しようとすると、感情に引っ張られて正確な判断が難しくなります。
「辞めたい」と思ったとき、まずやることは「判断を2週間だけ後回しにすること」です。
2週間後にも同じ気持ちが続いているなら、本質的なサインである可能性が高くなります。
3. その場で試せる!具体的な対策
「辞めたい」という気持ちが出てきたとき、その場で使える対策を紹介します。
【対策①】「辞めたい理由」を紙に書き出してみる
頭の中で「辞めたい」とぐるぐる考え続けると、気持ちがどんどん大きくなります。ハードルを地面まで下げて、「辞めたい理由」を思いつくだけ紙に書き出してみましょう。書き出すことで、「あ、自分はこれが嫌だったんだ」と気持ちの正体が見えてきます。書き出した理由を見て、「これは解決できることか?それとも解決できないことか?」を仕分けするだけで、次の一手が見えやすくなります。
【対策②】スタッフに「正直に今の気持ち」を話してみる
「辞めたいと思っている」と伝えることへのハードルを感じる方は多いですが、これは弱音ではなく、大切な情報の共有です。スタッフは「辞めたい」と打ち明けられたとき、責めたり引き止めたりするためではなく、一緒に整理するために話を聞きます。「最近、通うのがしんどくて……正直、どうしたらいいかわからなくて」——それだけで十分です。一人で抱え込まずに、まず言葉にして渡してみましょう。
【対策③】「今日だけ通う」を目標にする
「もうここに来たくない」という気持ちが強いとき、「これからもずっと通い続けること」を考えると余計しんどくなります。ハードルを地面まで下げて、「今日だけ通う」を目標にしましょう。今日だけでいいです。明日のことは明日考えましょう。「今日来られた」という事実が積み重なると、「もう少しだけ続けてみようかな」という気持ちが自然と育ってくることがあります。
【対策④】「辞めた後の自分」を具体的に想像してみる
辞めたいと思ったとき、「辞めた後どうなるか」を具体的に想像してみましょう。「辞めたら、次の日から何をするか」「就職に向けてどう動くか」「生活リズムはどうなるか」——これが具体的に描けるなら、辞めることを真剣に考えていい段階かもしれません。逆に「辞めた後が全然想像できない」なら、今は辞めるタイミングではなく、今の場所で何かを変えるタイミングである可能性が高いです。
■ まとめ:「辞めたい」は、自分の気持ちが正直に出ているサインだ
「もう無理かも」と一人で抱え込んでフリーズするのをやめて、「辞めたい理由を紙に書き出す」「スタッフに正直に話す」「今日だけ通うを目標にする」という道具を使いながら、自分の気持ちとちょうどいい距離でスマートに向き合っていこう。
「辞めたい」という気持ちは、あなたが弱いのではありません。それだけ真剣に自分の未来と向き合っている証拠です。その気持ちを一人で抱え込まず、まず言葉にして誰かに渡してみてください。整理した先に、自分にとって一番いい選択が見えてきます。
最後に:ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで「辞めたい気持ち」を一緒に整理しよう
ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、「通うのがしんどい」「辞めたいと思っている」という気持ちも、大切な声として一緒に受け止めていきます。辞めることを引き止めるためではなく、その気持ちの正体を一緒に整理して、あなたにとって一番いい選択を見つけるためのサポートをしています。「今の事業所に違和感がある」「別の事業所に移ることを考えている」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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