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発達障害と「自己否定のループ」——リフレーミングで見方を変えて毎日をラクにする対策

〜「また自分はダメだ」をそのまま信じなくていい、思考の切り替えライフハック〜

「また失敗した」「自分はどうせダメだ」「こんな自分が嫌い」——そう感じるたびに、気力がごっそり抜けていく感覚、ありませんか?

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

発達障害のある方は、これまでの経験から「自分はできない」「自分はおかしい」というフレームが染みついてしまっていることが多いです。私自身もそうでした。でも、そのフレームは本当のことを映しているとは限りません。

この記事では、リフレーミングという思考の切り替え方を整理したうえで、自己否定のループを抜け出すための、職場でも日常でも使える具体的な対策をお伝えします。「ポジティブに考えよう」とは一切言いません。ただ、見方を少しずらすだけでいいのです。


1. なぜ、発達障害のある人は自己否定のループに入りやすいのか?

ネガティブな見方が染みついてしまうのは、意志が弱いからでも、性格が暗いからでもありません。いくつかのごく自然なしくみが重なって起きています。

  • 「できなかった経験」が、定型発達の人より積み重なりやすい。 発達障害のある方は、学校や職場で「みんなが普通にできること」がうまくいかない場面を繰り返し経験してきたケースが多いです。その積み重ねが「自分はダメだ」というフレームを強化し、新しい場面でも「どうせうまくいかない」と先読みするクセがついてしまいます。
  • 自分の特性を「短所」としてだけ見るフレームが固定されやすい。 「飽き性」「頑固」「心配性」「細かいことが気になる」——これらはすべて、見方を変えれば「好奇心旺盛」「意志が強い」「準備が慎重」「リスク管理が得意」になります。しかし長年「短所」として扱われてきた場合、そのネガティブなフレームが当たり前になってしまっています。
  • 「変えられない現実」と「見方」を混同してしまっている。 起きた出来事そのものは変えられません。しかし「その出来事をどう受け取るか」は、自分で選べます。この2つを混同していると、現実が変わらない限り気持ちも変わらない、という閉じたループに入ってしまいます。

2. まず知っておく!リフレーミングは「ポジティブ思考」とは別ものだ

「リフレーミング」と聞くと、「無理やりポジティブに考えること」と思う方が多いですが、それは違います。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

リフレーミングとは:「変えられない現実(事実)」に対して、「どう反応するか(選択肢)」の自由を取り戻すことです。

出来事を「なかったこと」にするのでも、無理に明るく考えるのでもありません。ただ、今使っているフレーム(見方)が唯一の正解ではないと気づき、別の見方を選べるようにすることです。

たとえばこんな具合です。

  • 「仕事で大きなミスをしてしまった。もう終わりだ」→「早い段階で致命的な欠陥に気づけた。最高の学びの機会だ」

  • 「私は飽き性で、何をやっても長続きしない」→「私は好奇心が旺盛で、新しいことに次々と挑戦できる行動力がある」

  • 「上司は細かいことばかり言ってきて、私を信用していない」→「上司はそれだけ品質にこだわっており、私にリスク管理の視点を教えようとしてくれている」

事実は同じです。でも、フレームが変わると感じ方がまったく変わります。


3. その場で試せる!具体的な対策

リフレーミングを、実際の場面で使うための対策を紹介します。

【対策①】「自分の短所リスト」をリフレーミングし直してみる

まず、自分が「短所」だと思っていることを紙に書き出してみましょう。そのあと、それぞれに「別の見方をするとどう言えるか?」を1つだけ書き添えます。

  • 「忘れっぽい」→「今この瞬間に集中できる」
  • 「こだわりが強い」→「品質へのこだわりが人一倍ある」
  • 「人の話を最後まで聞けない」→「全体像をすばやく把握しようとする処理が速い」

完璧に変換できなくて構いません。「こういう見方もできるかもしれない」と思える程度で十分です。

【対策②】ピンチな場面で「これはチャンスとも言えるか?」と自分に声をかける

うまくいかない場面に直面したとき、「これはチャンスとも言えるか?」と自分に一言声をかける習慣を持っておきましょう。答えがすぐに出なくてもいいです。「もしかしたら別の見方があるかもしれない」という問いを立てるだけで、自己否定のループに自動で入ることを一瞬止めることができます。

【対策③】「事実」と「解釈」を分けてメモする

モヤモヤしたとき、手帳やメモアプリに「事実:〇〇が起きた」「解釈:だから自分はダメだと感じた」と2行で書き出してみましょう。事実と解釈を分けて書くだけで、「ああ、自分はこの事実にこういう解釈をつけていたんだ」と客観的に見えてきます。そこから「別の解釈はないか?」を考えるのが、リフレーミングの一番シンプルな練習です。


■ まとめ:見方を変えると、現実が変わらなくても毎日がラクになる

「また自分はダメだ」と一人で抱え込んで自己否定のループに入るのをやめて、「短所をリフレーミングし直す」「チャンスとも言えるか?と自分に声をかける」「事実と解釈を分けてメモする」という道具を使いながら、自分の見方とちょうどいい距離でスマートに毎日をこなしていこう。

捉え方ひとつで、未来は変えられます。リフレーミングは、現実を変える魔法ではありません。でも、現実への反応を自分で選ぶ自由を取り戻す、最強の思考スキルです。


ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで「リフレーミングの練習」を一緒にしよう

ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、自分の特性を客観的に整理し、ネガティブなフレームを少しずつ書き換えていくプログラムに取り組んでいます。「自己肯定感が低い」「自分の強みがわからない」「ずっと自分を責め続けてきた」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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