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「やればいいんでしょ」と自暴自棄になる前に読んでほしい。発達障害の私が思う、会社で自分を守るための「仕事の取説」

〜優しさに守られてきた私たちが、社会という海で「自分の舵」を握るために〜

「もういいよ、言われた通りにやればいいんでしょ」

そう投げやりな気持ちになって、自分を責めてはいませんか?

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

一生懸命やっているのに、なぜか空回りしてしまう。その背景には、あなたの能力不足ではなく、これまでの「環境のギャップ」が隠れていることがあります。今日は、自暴自棄になってしまう前に知ってほしい、自分を守るための「仕事のレシピ(取説)」の作り方をお話しします。

「周りの優しさ」が教えてくれなかったこと家庭環境や学校で、あなたの「苦手」を察して、誰かが先回りして動いてくれていたことはありませんか?

  • 察してもらう環境の落とし穴: 言わなくても助けてもらえる環境は温かいものですが、それは同時に、自分が「どう助けてほしいか」を言語化する練習を遠ざけていたのかもしれません。
  • 会社は「言葉」で動く場所: 会社は、配慮をお願いできる場所ですが、基本的には「自分の状態を伝え、動くこと」が求められます。周りが察してくれるのを待って絶望する前に、まずは「自分のための説明書」が必要なのです。

障害の特性 +「仕事の動作」= あなたのレシピ

「障害があります」と伝えるだけでは、仕事はスムーズになりません。大切なのは、特性をどう具体的な動作に落とし込むかという「仕事の取説(レシピ)」を作ることです。

【自分を守るレシピの構成(例)】

  1. 「苦手な場面」の特定: (例:口頭で一気に指示されると、3つ目から覚えられない)
  2. 具体的な「動作」への翻訳: (例:メモを取る時間を1分もらい、その場で箇条書きにして見せる)
  3. 相手への「具体的なオーダー」: (例:指示はチャットでいただけると、私のミスが50%減り、確認の手間も省けます)

このように、特性と「やり方」をセットにすることで、初めて周囲は「どうすればあなたを助けられるか」という正解を知ることができます。

自暴自棄にならないための「最強のスキル」

パニックや怒りが込み上げているときは、脳がオーバーヒートしていて、言葉すら出てこないのが当たり前です。そんな時に「何か言わなきゃ」と無理をするのは逆効果です。

  • 「その場を離れる」という戦略的撤退: 怒りで頭が真っ白になったら、まずは1分以内にその場を離れてください。「トイレに行きます」「飲み物を買ってきます」という口実で構いません。 視界を変え、情報を遮断する。これだけで、脳の暴走を強制的に冷やすことができます。「逃げる」のではなく「システムを冷却する」ための大切な技術です。
  • 「離れる」ことをレシピ(取説)に書き込む: 「パニックや怒りが限界を超えたら、一度席を外して落ち着く時間をもらう」 これをあらかじめ職場の「レシピ(取説)」に入れておきましょう。そうすれば、黙って席を立っても「サボり」ではなく「自分を調整するための必要な手順」として周囲に理解してもらえます。
  • 落ち着いた「後」で、1つだけメモする: 場を離れて15分ほど経ち、呼吸が整ってからで大丈夫です。「何にそんなに腹が立ったのか」を1つだけスマホに書き残してください。その1行が、次回の自暴自棄を防ぐための、あなたを守る盾になります。

舵(かじ)を握るのは、あなた自身です

これまでは誰かが船を漕いでくれていたかもしれません。でも、これからはあなたが舵を握り、自分のペースで進む番です。

「そうやって、自分なりのレシピを少しずつ完成させて、働きやすい環境を自分で創っていこう」

ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、あなたの過去を分析し、これからの職場で必要になる「ナビゲーションブック(自分の取扱説明書)」を一緒に作り上げます。それは、あなたが社会で「自分らしく動く」ための、世界に一つだけのレシピです。

まずは今日、「これまで誰かが代わりにしてくれていたこと」を1つだけ思い出してみませんか?それを「自分でどう言葉にするか」考えることが、自暴自棄から抜け出すための大きな一歩になります。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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