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最高の教育、それは『期待しない』こと!?
ドイツ人親の子どもへのしかり方に、本質は詰まっている
こんにちは、イヌへの愛が止まらない橋本です!
イタズラ好きがなかなか治らないですが、そこもひっくるめて可愛いですねぇ。

この記事を執筆時点でまだ生後1年も経ってないので、やんちゃなのは仕方ないです。
朝、散歩に行くと、顔なじみのワンコや飼い主たちがウチのイヌと遊んでくれるんですが、近所だとウチの子が一番若手なので、みんなとても可愛がってくれます。
大人なワンコたちは、やんちゃなウチのイヌに仕方なーくかまってくれる感じで、その温度差がまた可愛らしいです。
さて、犬の話はこのくらいにして本題ですが、先日小さな姉妹のお子さんを持つ知人から、子どもへの注意の仕方について相談を受けました。
2歳の長女が、生後まだ1年経っていない妹ちゃんへの「いたずらをしたときの注意の仕方って、橋本さんならどうするのかなーって考えるんです」って訊かれたんですよね。
僕の息子はもう11歳なので、僕は結構理詰めで詰めちゃってますが(笑)、小さい子どもへのしかり方については僕も実践していたお勧めの方法があります。
僕がドイツ語圏に住んでいたときに、現地の親が小さな子どもに注意する時に、よく使われていたフレーズがあって、これ、当時は気にもせずに聞き流していたのですが、自分も子どもを持ってから、よくよく考えたら、これってものすごく秀逸なしかり方だなぁ、と感心して、僕も息子が小さい頃は日本語でこのフレーズを活用しました。
アメリカもそうだと思うんですけど、基本的に、ドイツというかヨーロッパの親は、自分の子どもをしかったりしません。厳密にいうと、しかり方が違います。
ただ、もちろんヨーロッパの親にだってよい親だけがいるわけじゃないし、児童虐待だってあるし、リテラシーの低い親もいると思います。
なので、欧米の子育てが日本より進んでいるとか、そんな妄信をするつもりは全くないんですけど、僕が「素敵な伝え方だな」と思った、とても簡単なフレーズをご紹介させていただきます。
日本では、子どもがいたずらをやめないときなどは、「やめなさい」を繰り返した先に「いい加減にしなさい!」「いつまでやってるの!」などが定番のフレーズになるのではないでしょうか。
いい加減にさせることも、いつまでやってるのって抑止も子どもを対等に見ていない感覚ですよね。
子どもだけではなく従業員や事業所での支援なんかもそうですけど、相手に何かを伝えるときに僕はこの「対等」ってのを結構強く意識してます。
親子関係には、年齢上経験上扶養上の優位があるだけ。
雇用関係には、立場上の責任と権限の違いがあるだけ。
先輩後輩関係にも、先行者の優位があるだけ。
人間としては、どこまでも、対等です。
自分を産んで育ててる親は偉い。
給料払ってる社長は偉い。
仕事や技能を教えてやってる先輩は偉い・・・などなど。
や、別に偉くはないっすよ。
育ててる側にも恩恵はあるわけで、子どもは自分の遺伝子を後世に残すし、従業員は給与の対価として働いてくれるし、後輩は先輩の技能を継承してくれるんだし。
特に日本のスポーツ界なんかは、この「対等」という感覚が圧倒的に欠落している気がしてますが、僕は立場が優位な人が相手を尊重しないで先輩風を吹かすってことには、ただただ「ダセェ」と思ってしまうわけです。
さて前置きは長くなりましたが、ドイツ語で子どもをしかるときに良く使われるフレーズがあるのですが、それは、
Das ist nicht lustig.
(それ、楽しくないよ。)
って伝え方なんです。
・・・どうです、めっちゃ「対等」じゃないです??
もう少し詳しく説明すると、たとえば相談を受けたお子さんの場合、長女ちゃんが次女ちゃんへのいたずらをやめないことを注意したいときに、「長女ちゃん、それ楽しくないよ」って、親がそれを見ている人の感想を伝えたり、「次女ちゃんはそれをやられて楽しいかな?」って、受け手の感情を想像させるんです。
「やめなさい」、「いい加減にしろ」は、相手の行動を抑止する命令形のしかり方です。
でも、「楽しくないよ」は親個人の意見だし「次女ちゃんは楽しいかな?」も質問なので、それを受けていたずらを止めるかどうかは、長女ちゃんが自分の選択で決められることです。
ボールが子ども自身にあるしかり方なんですね。なので、「叱る」というよりは、「投げかける」という感じです。
僕の場合11歳の息子や会社の従業員にはもうちょっと理屈っぽい伝え方をしてますが、原則として僕はこのヨーロッパ的しかり方を参考に「対等」をめちゃくちゃ意識してます。
それでも息子が思い通りにならないとめちゃくちゃやきもきしちゃいますし、僕もまだまだ未熟だし、完璧でもないのでイライラしたり、つい直接的な伝え方をしてしまうこともあるんですけどね・・・。
でも、そういう思い通りにならなくてやきもきするときって、ほぼ100%親が子どもに対して期待しているときなんですけどね。
支援や教育に、「期待」を持ち込まない
対等であることと同じくらい、この「期待しない」ってことも重要な気がします。
良い意味で相手に期待しないこと。相手には相手の人生があるし、相手の都合もあれば選択する権利もあるのだから、僕の都合通り期待通りになってくれることを、相手に求めてはならないのです。
就労移行支援での支援員と利用者さんとの関係も、まさに同じことが言えます。
支援員と利用者さんは、支援する側とされる側という関係値はありますが、人としてはどこまでも対等です。
また、支援員が利用者さんに、良くなること、変わること、就職できるようになることを、「期待する」ことは、僕の中では間違いです。
良くなりたい、変わりたい、就職したい・・・。
その思いはあくまで本人の内側から発せられるものであって、他人が押し付けるものではないのではないか、と僕は思うんです。
なので就労移行支援の支援員にできることは、そのためのきっかけ作りや機会の提供、必要なスキルや技能の伝授、そして背中を押すような応援や励ましであって、利用者さんが就職することに期待し、それを押し付けることは、就職者を出すことが至上命題である就労移行支援でも、あってはいけないことではないか、というのが僕のスタンスです。
社内報に掲載されました!
そんな思いを日々書き連ねていたら、弊社の想いに共感してくれた企業様が、社内報で弊社のことを取り上げてくださいました。
ワンダーストレージホールディングス様が発行している社内報の「会社訪問記」で、弊社のマネージャー長谷川が中心となってインタビューを受けられました。


※「訪問記」の下半分は他社様のご紹介となっているので加工してあります
会社経営に携わって15年近くになりますが、「企業理念」と呼ばれるものがどうして大事なのか、最近になってようやく少しだけ理解できるようになりました。
社内外に弊社の「理念」が伝わっていくことで、その思いは伝播し、大小さまざまなムーブメントが起こってきます。
理念を伝え続けることがチームが同じ方を向かせ、その理念に共感してくれる方々が、力を貸してくれたり、価値観を共有できる仲間になってくれたりします。
奇しくも先の弊社の決算では、以前僕が経営していた会社の売上高を超える結果となりました。従業員数も前社を超え、規模の拡大とともに理念の共有がますます必要になってくることを日々実感しています。
ではまた次回!!
INFORMATION

◆スペシャルトピックス!! 弊社代表 橋本が北海道大学で講演をしてきました!

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