あなたの「忙しい」を、斬る!!!
「忙しい」「頑張ってる」の正体
こんにちは、橋本です!
「頑張ってるのにどうしても上手くいかない」
「忙しくていつも何かに追われている」

このような声は事業所の利用者さんはもちろん、職場のスタッフからも聞こえてくるときがあります。
読者の皆さんにも毎日一生懸命頑張って、終わらない山積みの仕事や日常のやることに追われて、「忙」と書く通りまさに「心が亡くなっている」状態に陥ってしまうことはありませんか??
この記事では忙しく頑張っている皆様に向けた、一つの考え方を提示させてもらおうと思います。
記事を読んだ皆さん全員にとって、この考え方が解決に繋がるわけではないかもしれませんが、いち手段として、覚えておいていただけると幸いです。
まず大前提として、ものごとには「事実」と「解釈」があります。
「事実は一つ、解釈は人の数だけ」といわれるように、人は起こった出来事=1つの事実に対して、一人ひとりが見解を持ち、意味づけをしています。
これはディーキャリアの訓練、「リフレーミング」や「コントロールフォーカス」でも学びますし、僕が以前能力開発コンサルタントとして勤めていた頃にも、同様のことを伝えておりました。
では、皆様が日頃感じられる「頑張ってる」や「忙しい」は、事実でしょうか、それとも解釈でしょうか。
「頑張る」も、「忙しい」も、本人が今自分の心身の状態や自分の置かれている状況について意味をつけた=感情や感覚を乗せたものになるので、「頑張る」と「忙しい」は【解釈】になります。
大事なことなので繰り返しますが、「頑張る」と「忙しい」は解釈です。
リフレーミングでは意味づけをネガティブなものからポジティブなものに切り替えるという内容の訓練がありますが、そうはいっても一生懸命やっていることを「全然忙しくなんかないね」とか「余裕だね」って思いこむのは至難だと思いますし、それがこの記事で僕が提示したい解決策でもありません。
ただし、「忙しい」も「頑張る」も、ふわっとした個人の感覚であることには変わりないため、人によってその尺度も違うし、同じ業務量や内容=事実でもその感じ方は異なってくるわけです。
解釈ではなく事実を見る
そんなわけで僕は利用者さんやスタッフには、「忙しいを分解してみよう」って言ってます。
「忙しい」や「頑張る」をどう分解してゆくのか、というのが今回の論点となります。
先述した通り「忙しい」や「頑張る」はその人の感覚=解釈ですので、湧いて出てくる感覚や感情をどうにかしようと思っても、なかなか解消には至りません。至る方法があるとすれば、それは薬や心理療法などの医療側のアプローチかもしれません。
「忙しい」「頑張ってる」と思い悩む方には、まずその日のToDoリストを作ってほしいです。
やらなければならないことを箇条書きで書いていくだけで構いません。書いたらそれを「いつまでに」終わらせるのか、期限も記入しておくとよいでしょう。
仕事量と進捗を目で追えるようにする。これが、「忙しいを分解する」出発点となります。
周りから何かを依頼されそうなときも惰性で引き受けるのではなく自分の仕事量と進捗と相談して受けるかどうか決める。そのためにも「今の自分のToDoを見える化しておく」ことが、自分の容量を超える依頼をむやみに依頼を引き受けることを回避する防御策ともなります。
ウチのスタッフさんで、
「今日やったことをログにしたら、 電話応対や日誌書きなど、大事なことが何も出来てなくて毎日絶望している」
って言っている人がいました。
これに対して僕は、
「過去を書き出すんじゃなくて、未来やるべきことを書き出しましょう」
ってアドバイスをしました。
スティーブン・コヴィー著「七つの習慣」に登場する【緊急性と重要性のマトリクス】、という有名なフレームワークがありますが、そのうちの「緊急だけど重要じゃないこと」に振り回されている人が多いように改めて感じました。(※緊急性と重要性のマトリクスについては、あちこちで詳しく紹介されているので、よかったら調べてみてください)

「緊急だけど重要じゃないこと」は、シンプルに廃止するか、どうしても誰かがやらなければならないのであれば、ルーティン化、仕組化、テンプレ化してしまい、そこにエネルギーを極力かけていかないようにしてゆくことが対策としては王道です。
・本来やらなければならないことは優先順位(期限)をつけて書き出す
・突然舞い込んでくるような業務(緊急だけど重要じゃないこと)はルーティン化、仕組化、テンプレ化で極力エネルギーをかけない
この2つを実施すると、あなたの「忙しい」と「頑張ってる」が視覚化されます。そして箇条書きにした業務、やるべきことはふわっとした感覚ではなく「事実」なので、あなたは事実に集中して取り組んでいけばいいのです。
残念な上司の口グセ。
まあ、ちょっとだけ世の中を批判させていただくと、多くの人が「忙しい」「頑張ってる」を口にするのも、無理もないことでもあるんですけどね。高度経済成長期以降の、ちょっとした文化というか風習になっている気がします。
僕より上の世代の方々に特に多く見受けられるような気がしてますが、なんか忙しいことを「美徳」とか「カッコいいこと」だって思ってる人って未だに多いじゃないですか。

・忙しいオレ
・寝てないオレ
・残業しているオレ
・毎日仕事飲みに付き合うオレ
いや、カッコよくないですよ、全然。
むしろ自分で自分のことを「仕事ができない」って主張しているようなもんですからね、それ。
さらに悪化すると「忙しいオレ」に陶酔して、周りに当たり散らすような社会人も僕が会社勤めしていた頃はよく見かけました。
時代錯誤もいいところですし、そんな人から得るものは反面教師くらいなので、消耗する前に距離を置くようにしましょう。
繰り返しになりますが、「忙しい」「頑張っている」は感覚です。錯覚とさえいえるかもしれない。
「忙しい」をきちんと分解し、期限を切って言語化見える化させることが、まして曖昧なことが苦手な発達当事者にとっては、頼れる思考法となるでしょう。少なくても「忙しい」を口にする上司や先輩よりは、頼りになるはずです。笑
そして個人の見解も多分にありますが、「忙しい」を頻繁に口にする上司や先輩は、あまり真剣に受け答えしなくてもよいと思います。あなたの問題や課題を解決してくれる力がないのはもちろん、自分の業務の量や優先順位さえ把握していないのでしょうから。
ではまた次回!
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