「発達障害では障害年金の申請に通らない!?」の疑問にお答えします。
「どうせ発達じゃ、年金はもらえないんですもんね?」って言い捨てられました。
こんにちは、橋本です。
表題の通り、先日見学に来られた当事者のお母さまに、障害年金のことについて触れた折、「どうせ発達じゃ、年金はもらえないんですもんね?」と、投げ捨てるように言い放たれました。
「主治医に『あなたは軽度だから年金はおりないよ』と言われた」とか、「うつ病や発達障害では障害年金はおりないって聞いている」など、障害年金の取得を最初から諦めているというか、少し誤解している方が多くいらっしゃるようなので、今回はこのテーマを記事にしてみようと思いました。
結論から申し上げると、発達障害でもうつ病でも、障害年金の取得に至った事例は、少なくともディーキャリア札幌3拠点の中ではいくつもあります。
前回ブログでご紹介させていただいた、睡眠の問題による就労困難の方睡眠治療に取り組み、就職⇒自立に至った事例も、障害年金を得ることによって自立の基盤を作ることに成功しました ⇒ この記事【発達障害で朝起きられない方が就職するまで。】はコチラをクリック
今日ご紹介したいのは、読者の皆様が障害年金を取得する基本的な条件や申請書類などを満たしている、という前提で、発達障害や精神疾患の診断でも障害年金申請の確率を高めるにはどうすれば良いのか、という点についてです。
障害年金の制度や基本的な条件や申請方法などについて詳しく知りたい方は、こちらのコラム(⇒クリック)をご覧になってみてください。
また、この記事には私自身が支援を通じて障害年金について関わった「経験則」も多分に含まれてます。「こうすれば絶対に障害年金が通る」というものではないことを予めお断りしておくとともに、後でも触れますが年金申請の際は、医師や専門家などに相談することを強くオススメします。
障害年金を申請する方法3選!!
障害年金を申請する方法は、身近なもので3通りあります。
障害年金は、一度目の申請が認められず支給されなかった場合、二回目以降の申請で判定を覆すことは非常に困難と言われております。
なので、申請を通りやすくするためには、最初の一度目の申請のときに
・既往歴や成育歴に関する必要な書類や証明書を抜け漏れなく集めること
・病歴・就労状況等申立書において、年金受給を受けるための根拠づいた書き方をすること
この2点をなるべく万全に準備することが、大変重要な要因となってきます。
この記事のメインは、↑こちらの2点をどうやって準備するか、という点を3通りの方法でご紹介させていただくものです。早速いってみましょう。
1.自分で用意する
難易度 ☆☆☆ 申請の通りやすさ ☆
書類を全て自分で用意し、申立書も自分や家族で書いていく方法です。他人を経由しない分、書類作成すること自体は自分のやる気次第ですぐにでも取り組めますが、障害年金申請の経験がないと、書き方も良く分からなかったり、そもそもどのような記述の仕方が申請を通すために適しているのか、知識を持っている方もそう多くはないと思います。
用意する書類もなかなかのボリュームで、まして疾患があって体調が芳しくない状態で申請の準備をするのは、相当のエネルギーを要します。苦労して提出した申請も通らず徒労感を感じて体調をますます悪化させてしまわれた方もいらっしゃるので、個人的には障害年金の申請は自分でおこなうことはあまりオススメしたくないところです(個人の意見です)。
2.医療ソーシャルワーカーや相談室の相談員に手伝ってもらう
難易度 ☆☆ 申請の通りやすさ ☆☆
精神科の病院やクリニックに在籍している精神保健福祉士や社会福祉士、「相談支援事業所(相談室)」の相談支援専門員の方の中に、障害年金の申請を手伝ってくれる方がいることがあります。福祉施設や事業所に配置されている福祉専門職員の中にも、障害年金の申請を相談できる方がいることもあります。
ただし、医療福祉に従事している福祉専門職の方々は、障害年金申請を主とした業務にはしていないことがほとんどなため、多忙で年金申請の手伝いまではやってくれなかったり、そもそも福祉専門職の方々の中にも年金申請に精通している方とそうでない方がいます。
年金申請に詳しく、積極的に手伝ってくれる支援者に出会えるかどうかは、運要素も強くなってしまうのがなかなか難しいところです。もし自分の周りに障害年金のことを相談できそうな支援者や、その支援者の繋がりで詳しい人を紹介してくれそうな方がいそうなら、一度相談してみると良いかもしれません。
3.障害年金申請に精通した社会保険労務士に依頼する
難易度 ☆☆ 申請の通りやすさ ☆☆☆
障害年金申請に精通した、社会保険労務士さんに相談する方法です。書類集めから作成まで一貫して手伝ってくれて、専門知識に基づいて申請までのお手伝いをしてくれるため、最も申請が通りやすく、自分の手間や労力も削減できる方法なので、橋本としては一番オススメの方法です。
デメリットとしては、費用負担がかかること。ただ、成功報酬のところが多く、あくまで年金申請が通り支給が確定した段階で費用が発生し、さらに自分の手持ちのお金から支払うのではなく、支給された年金から報酬を払えるように設定している料金体系が多いようです。
例えば、ディーキャリア札幌エリアでは、弊社の労務を管理していただいている社会保険労務士さんが障害年金申請に精通しているため、利用者の相談窓口にもなってもらっています。
費用負担はあるものの、より確実に申請が通り、自分自身の時間や労力も最大限削減されるため、多くの利用者が社労士さんに相談し、また実際に年金受給に至っている方もたくさんいらっしゃいます。
※注:当該社労士は、弊社の労務顧問になっていただいている社労士ですが、年金申請においての当方との金銭的・経済的利害関係(例えばディーキャリアの利用者を社労士に紹介することで、弊社にマージンが支払われるなど)は一切ありません。
長く、安心して働き続けるために。
就労移行支援においては、利用者は生活の安定と就労の安定を目指していくための場所であるため、利用者に障害年金の下支えがあるのとないのでは、やはり経済的・精神的なゆとりや安心度に雲泥の差が出ます。
フルタイムで自立できる力のある方までが年金受給をするものではないと思いますが、お金のために無理にフルタイム就労を目指して苦労や失敗をしてしまうよりは、ソフトランディングで年金受給を受けた上で就労を進めていった方が長く安定して自立していける方も多くいらっしゃり、実際それで自信を付けられた上でフルタイム就労を達成し、最終的には年金に頼ることなく自立できた事例もあります。
故に僕としては、制度のことをしっかりと理解し、もし活用できるならぜひ活用し安心して就労を目指せるように、年金の話は積極的にしております。
事業所としても年金申請のサポートはしっかりできるように、社労士さんと連携して、最短最速でより確実に申請できるように最善を尽くしている次第です。
精神障害・発達障害のある方々において、障害年金申請でお悩みの方がいらっしゃれば、一度ディーキャリア(この記事は札幌圏のディーキャリアの取り組みについてです)にも相談してみてくださいね。
ではまた次回!!
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