「苦手」という言葉に込められたさまざまな意味
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート岐阜オフィスのワークスキルコース訓練生です。
10月を迎え、今年も残すところあと3か月となりました。
今年の残り日数を意識すると、時の流れの速さを実感する時期が訪れたように感じます。
本記事では、私が薬と共に過ごす日常生活で感じ取った「苦手」の多様性についてお話しします。
服薬の「苦手」

私が服薬を始めた当初は、薬の飲み忘れが多くありました。
服薬の状況は家族ができる限り見守っていましたが、一緒に過ごせる時間には限りがあり、24時間365日見守ることはできませんでした。
薬の飲み忘れが多いことを懸念した家族が主治医に相談し、主治医の判断で通院の間隔が短くなりました。
それでも、60日分の薬を処方されてもすべて飲み終えるまでに90日ほどかかることがよくありました。
ディーキャリアへの通所を始めたことで、私の「服薬の苦手」に変化が現れました。
ディーキャリアでは、服薬の意義や注意点を学ぶ機会と、毎朝服薬の有無をスタッフに報告するというルールを設けています。
私は、これらの取り組みには以下のような意義があると考えています。
- 毎日服薬することの意味や、飲み忘れによって起こりうる問題を理解できる
- 利用者さんが「薬を飲み忘れないようにしよう」と意識するきっかけになる
私の場合は「毎朝、服薬の有無をスタッフに報告しなければならない環境」に身を置いたことで「薬を飲み忘れないようにしよう」という意識が強くなり、通所日の服薬忘れをなくすことができました。
その後、私の「服薬の苦手」は別の形で現れました。
「薬は飲んだら減るものである」という服薬を続けるうえで必要な知識が私の中から抜け落ちてしまったのです。
そのため、長期連休の期間中は医療機関が長期休診になるという知識を持っていても、長期休診中に残薬がなくならないように事前に通院しておくことができませんでした。
本記事で紹介した事例では、次に通院できる日までに残薬がなくなることはありませんでしたが、残薬管理が苦手な状態が続けば次に通院できる日を迎える前に残薬がなくなることも考えられました。
薬と共に歩んだ日常を振り返ると、私の「服薬の苦手」は、「薬を飲み忘れる」ことから「残薬の量を把握できない」ことへと変化しており、「苦手」にはさまざまな形があることが分かりました。
ディーキャリアでの取り組み
今回の体験を通して、私は「苦手」を具体的に捉えることの大切さを実感しました。
ここからは、「苦手」を具体化し、対処法や必要な配慮を考えていくためのディーキャリアでの取り組みをご紹介します。
ディーキャリアの利用者さんは、まず「自分の苦手を具体化し、対処法を構築していくための材料」となる知識や考え方を学習します。
次に、利用者さんが抱える「苦手」について、具体的な場面や状況から対処法を整理します。
「苦手」の整理ができた利用者さんは、整理した対処法を「実際の職場を想定した模擬オフィスでの日常業務訓練」を通して検証します。
その結果をもとに、自分の「苦手」が自己対処で対応できる「苦手」なのか、自己対処で対応せず会社に配慮を求めることが適切な「苦手」なのかをスタッフと一緒にフィードバックします。
これらの取り組みを通して、利用者さんは「自分の特性に合った必要十分な配慮を伝え、苦手への的確な対処法を実践しながら安定して仕事に取り組める状態」を目指します。
その結果、会社にとっても必要な配慮や対応が明確になり、現場の負担を抑えながら「本人が持つ力を発揮して長く働ける状態」につなげることができます。
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