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いつも出発がギリギリになるあなたへ|時間の見積もりが苦手なときの小さな工夫

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朝、余裕をもって起きたはずだった。顔を洗って、着替えて、少しスマホを見て……ふと時計を見ると、もう家を出る時刻を過ぎている。

慌てて靴を履いて、駅まで早歩き。電車にはなんとか間に合ったけれど、着いたころにはもう疲れている。そんな朝が、何度も続いていませんか。

  • 「あと10分あれば準備できる」と思っても、実際にはもっとかかる
  • 出かける直前に、鍵やスマホを探しはじめてしまう
  • 余裕があると思って別のことを始め、気づくと時間が過ぎている
  • 雨の日や上着を着る日は、いつも以上にバタバタする
  • 遅刻しそうになるたびに「また自分はダメだ」と落ち込む

ひとつでも当てはまるなら、この記事で「時間の見積もり方」を少し見直してみませんか。間に合わないのは、気持ちがたるんでいるからとは限りません。

なぜ時間の見積もりがずれてしまうのか

時間の見積もりがずれる理由は、ひとつではありません。いくつかの要因が重なっていることが多いです。

「うまくいったとき」の時間で考えてしまう

準備にかかる時間を考えるとき、多くの人は「すべてが順調に進んだ場合」を基準にしがちです。心理学では、こうした見積もりの甘さを「計画錯誤」と呼ぶこともあります。誰にでも起こりやすい傾向で、特別なことではありません。

細かい作業が見積もりから抜け落ちる

「着替えて、朝ごはんを食べて、出る」と考えたとき、鍵を探す、靴ひもを結ぶ、エレベーターを待つ、信号で止まる、といった細かな時間は数に入っていないことがよくあります。ひとつひとつは数分でも、重なると大きな差になります。

途中で別のことに気を取られる

身支度の途中でスマホの通知が目に入る、洗面所で別の片づけが気になる。そうして予定外のことを始めると、その時間は見積もりに入っていないぶん、まるごと遅れにつながります。

時間の流れを感じ取りにくいことがある

発達障害(ADHDなど)の特性がある人の中には、「どれくらい時間がたったか」を感覚でつかむのが難しい人もいます。夢中になっているとあっという間に時間が過ぎ、気づいたときには予定の時刻、ということが起こりやすくなります。もちろん、診断の有無にかかわらず誰にでも起こりうることです。

天気や季節で条件が変わる

雨の日は傘や雨具の準備があり、歩く速さも落ちます。寒くなれば上着を選ぶ時間も増えます。いつもと同じ感覚で準備していると、条件が変わったぶんだけ遅れてしまいます。

よくある誤解

  • 「遅れるのは、だらしないから」……見積もりの方法や、時間を確認する仕組みが合っていないだけのことも多いです
  • 「早く起きれば解決する」……起きる時間を早めても、見積もりがずれたままだと、余った時間に別のことを始めてしまい結局ギリギリになることがあります
  • 「気をつければ直る」……気合いよりも、時間を目に見える形にする工夫のほうが続けやすいことが多いです

大切なのは「感覚」ではなく「記録」で見積もること

時間の見積もりを変えるときに役立つのは、「たぶん○分くらい」という感覚ではなく、実際にかかった時間をもとに考えることです。そのうえで、予定外のことが起きても大丈夫なように、はじめから余白を組み込んでおきます。

今日から試せる工夫をいくつか紹介します。全部やる必要はありません。できそうなものをひとつ選んでみてください。

今日から試せる「時間の見積もり」の工夫

① 一度だけ、朝の準備にかかる時間を測ってみる
「起きてから着替え終わるまで」「朝ごはん」「歯みがき・身支度」「家を出るまで」と区切って、スマホのストップウォッチなどで測ってみます。毎日でなくて大丈夫です。一度測るだけでも、「思っていたより朝ごはんに時間がかかっている」など、ずれやすい場所が見えてきます。

② 「見えない作業」を書き出す
戸締まり、ガスや電気の確認、持ち物チェック、靴を履く、エレベーターを待つ。普段は数に入れていない作業を書き出してみます。書き出したものに、それぞれ数分ずつ時間を足すと、見積もりが現実に近づきます。

③ 到着時刻から逆算する
「9時に着く」なら、移動時間、駅まで歩く時間、余白を引いて「家を出る時刻」を決めます。ゴールを「到着」ではなく「家を出る時刻」に置くのがポイントです。アラームは、家を出る時刻の10分前にも設定しておくと、身支度の切り上げどきがわかりやすくなります。

④ 雨の日・寒い日の「プラス10分」を決めておく
これからの時期は、雨の日や冷え込む朝が増え、傘や上着の準備で思った以上に時間がかかります。「雨の予報の日は10分早く準備を始める」など、条件ごとの決まりを先に作っておくと、その日の朝に考えずに済みます。前の晩に天気予報を見る習慣と組み合わせると効果的です。

⑤ 時間が目に入る仕組みをつくる
洗面所や玄関など、身支度をする場所から見える位置に時計を置いてみます。スマホのタイマーで「ここから15分で着替える」と区切るのもひとつの方法です。時間の流れを感覚ではなく、目で確認できるようにします。

⑥ 間に合いそうにないときの連絡を先に決めておく
どれだけ工夫しても、遅れそうになる日はあります。そのときに「誰に」「何で」「どう伝えるか」をあらかじめ決めておくと、焦りが少し減ります。連絡の型については、体調が悪いのに「休みます」と言えないあなたへでも紹介しています。

一人で抱え込む前に。「就労移行支援」という選択肢

就労移行支援は、障害や病気、働きづらさを抱える人が、就職や働き続けることを目指して通う福祉サービスです。

時間の見積もりや遅刻の悩みは、働き続けるうえで大切なテーマのひとつです。就労移行支援では、次のようなことを一緒に整理・練習できます。

  • 通所そのものを、時間管理を試す場にできる:決まった時間に通うことで、朝の準備や移動にかかる時間を実際に試せます。うまくいった日、遅れそうになった日をスタッフとふり返り、自分に合う見積もり方を探していきます
  • ずれやすいポイントを一緒に見つけられる:一人で考えると「自分がダメだから」で終わりがちな部分も、具体的な場面に分けて考えることで、どこで時間がかかっているのかが見えてきます
  • 遅れそうなときの連絡を練習できる:通所の中で、遅刻や欠席の連絡をすることも、職場での連絡の練習になります。うまく伝えられなかったときは、伝え方を一緒に見直せます
  • 職場に伝えたい配慮を整理できる:「予定の変更は前日までに知らせてほしい」など、自分が働きやすくなる条件を、就職先に伝える準備ができます
  • 就職後も相談できる:働き始めてから時間の管理に悩んだときも、相談先があります

橋本・相模原エリアで探している方へ

ディーキャリア橋本オフィスは、JR橋本駅の改札からすぐの場所にある就労移行支援事業所です。発達障害や精神障害のある方、診断はないけれど働きづらさを感じている方の「働く」をサポートしています。

「遅刻が多くて仕事が続くか不安」「朝の準備がいつもギリギリ」といったお悩みも、今の状況を一緒に整理するところから始められます。

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よくある質問

遅刻が多く、就職しても続けられるか不安です。

時間のずれ方には、人それぞれ傾向があります。どの場面で時間がかかりやすいかがわかると、対策も立てやすくなります。就職前に自分の傾向を知っておくことは、働き続けるための準備のひとつです。

朝どうしても起きられず、準備以前に困っています。

起きられない背景には、睡眠のリズムや体調が関わっていることもあります。眠れない、日中も強い眠気が続くといった場合は、医療機関に相談することも選択肢のひとつです。生活リズムを整えることについても、一緒に考えることができます。

診断を受けていなくても利用できますか?

就労移行支援は、診断名だけで利用できるかどうかが決まるものではありません。医師の意見書などをもとに、お住まいの自治体が判断します。診断がない段階でも、まずはご相談ください。

就労移行支援についての補足

  • 就労移行支援は、障害者総合支援法にもとづく福祉サービスです。利用にはいくつかの条件があります
  • 利用できるかどうかは、お住まいの自治体が判断します。障害者手帳がなくても、医師の意見書などで利用できる場合があります
  • 利用期間は原則2年間です
  • 利用料は前年の収入などによって決まり、自己負担がかからない場合もあります

まずは、無料相談・見学から

「話を聞いてみたいだけ」「まだ利用するか決めていない」という段階でも大丈夫です。見学や相談は無料で行っています。

アクセス:JR橋本駅改札より徒歩0分
電話:042-703-3915
問い合わせページ:https://dd-career.com/office_data/hashimoto/