無理しないという勇気
こんにちは!ディーキャリア岐阜駅前オフィスのワークスキルコース訓練生です。

「何もしたくない日」がやってきた
ある休日のことです。その日は朝から調子が悪く、何もやる気が起きませんでした。
とはいえ、まったく動けないわけではありません。洗濯をしたり、掃除機をかけたりと、最低限の家事はなんとかこなしていました。しかし、それ以上のことをやろうという気持ちは湧いてきません。
朝から食欲もなく、「何か食べたい」という感覚もありませんでした。空腹ではあるのに、食事をする気になれない。そんな状態です。
とりあえず動画を見ながら時間を過ごしていましたが、心のどこかでは焦りも感じていました。期限までにやらなければならないことや、自分自身がやりたいと思っていることがあったからです。
「そろそろ始めなければ」
そう思うのですが、頭が重く、身体もだるい。やるべきことを考えるだけで疲れてしまうような感覚がありました。
やる気が出ない自分を責めてしまう
こうした経験は、多くの人に覚えがあるのではないでしょうか。
本当は何かをやりたい。やる必要があることも分かっている。それなのに身体が動かない。すると今度は、「こんなことでは駄目だ」「もっと頑張らなければ」と、自分を責め始めてしまいます。
私もそうでした。
やる気が出ないこと自体よりも、「やる気が出ない自分」に落ち込んでしまったのです。
周囲から見れば休んでいるだけかもしれません。しかし本人の中では、「やらなければ」という思いと、「動けない」という現実がぶつかり合っています。その葛藤は意外と苦しいものです。
以前の私であれば、そんな状態でも無理に取り掛かろうとしていたと思います。
「とにかく始めれば何とかなる」
「先に終わらせてから休もう」
そんな考え方をしていたからです。
もちろん、それでうまくいくこともあります。しかし、その日はどうしても身体が休息を求めているように感じました。
思い切って休むという選択
そこで私は、思い切って諦めることにしました。
やるべきことはいったん横に置き、とりあえず横になって眠ることにしたのです。
正直なところ、少し不安もありました。
「こんなことをしていて大丈夫だろうか」
「時間を無駄にしてしまうのではないか」
そんな考えが頭をよぎります。
しかし、そのときの身体の状態を考えると、無理に頑張るよりも休んだ方が良いような気がしました。
そして実際に少し眠った後、目を覚ますと驚くほど頭がすっきりしていました。
重たかった頭が軽くなり、先ほどまで億劫だった作業にも自然と取り掛かることができたのです。
「あれほどやる気が出なかったのに」
自分でも不思議に感じるほどでした。
休息は遠回りではない
振り返ってみると、単純に疲れが溜まっていただけなのかもしれません。
当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、私たちは意外とこの当たり前を忘れてしまいます。
疲れているのに気合いで乗り切ろうとしたり、身体のサインを無視して頑張ろうとしたりすることがあります。
特に真面目な人ほど、「休むこと」に罪悪感を抱きやすいように思います。
しかし、今回の経験を通して感じたのは、休息は決して怠けることではないということです。
むしろ、必要な休息を取ることで、その後の行動がスムーズになることもあります。
無理をして重たい頭のまま作業するよりも、一度しっかり休んだ方が結果的に効率が良い場合もあるのです。
休むことは遠回りではなく、前に進むための準備なのかもしれません。
自分の感覚を信じるということ
私たちは日々、「こうするべき」「今すぐやらなければ」という思考の声に囲まれています。
もちろん、それらは大切な考えです。責任を果たしたり、目標に向かって進んだりするためには必要なものでもあります。
しかし、その一方で、自分の心や身体も常に何かを伝えています。
「今日は少し休んだ方がいい」
「今は無理をしない方がいい」
そんな小さなサインです。
今回の私の場合、その声に従った結果、物事がかえってスムーズに進みました。
もちろん、いつでも休めば良いという話ではありません。しかし、本当に疲れているときに休むことは、逃げることでも甘えることでもないと思います。
むしろ、「今は休む」という判断をする方が勇気のいる場合もあります。
周囲の期待や自分自身の焦りに流されず、自分の感覚を信じる。その選択には勇気が必要です。
だからこそ、私は「無理しない」ということも一つの力なのだと思います。
一度でもその感覚を体験すると、自分の身体や心の声を少しずつ信じられるようになります。
そして、自分に合ったペースで進むことができるようになるのではないでしょうか。
無理をして前に進む日もあれば、立ち止まって休む日もある。そのどちらも人生には必要です。
だからこそ、調子の悪い日に「今日は無理しない」と決めることは、決して弱さではありません。
それは、自分自身を大切にするための、小さな勇気なのだと思います。
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