「性格が悪い人」ってどんな人? ダークトライアドという考え方
こんにちは!ディーキャリア岐阜駅前オフィスのワークスキルコース訓練生です。
皆さんは、「あの人、なんだか性格が悪いな……」 と感じたことはありませんか?
職場や学校、地域の集まりなど、人と関わる場面ではさまざまな性格の人と出会います。
優しくて思いやりのある人もいれば、一緒にいると疲れてしまう人もいますよね。
発達障害のある方の中には、人との関わり方に悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、「性格が悪い」とは何を指すのかについて考えながら、心理学で使われる「ダークトライアド」という考え方について紹介したいと思います。

性格が悪いとは何だろう?
そもそも、「性格が悪い」という言葉には明確な定義がありません。
人によって感じ方も異なります。
しかし一般的には、
- 人を利用する
- 相手の気持ちを考えない
- 自分の利益ばかり優先する
- 他人を見下す
- 平気で噓をつく
といった行動を取る人に対して、「性格が悪い」と感じることが多いのではないでしょうか。
もちろん、誰でも調子が悪い時や余裕がない時には、少し意地悪な態度を取ってしまうことがあります。
そのため、一度嫌な言動をしたからといって「性格が悪い人だ」と決めつけることはできません。
ただし、こうした行動が繰り返し見られる場合は、周囲との関係に大きな影響を与えることがあります。
ダークトライアドとは
心理学には「ダークトライアド」という言葉があります。
ダークトライアドとは、
- サイコパス
- マキャベリズム
- ナルシシズム
という三つの性格特性をまとめた呼び方です。
ここで大切なのは、「ダークトライアド=悪人」という意味ではないということです。
あくまで、人の性格を理解するための考え方の一つとして使われています。
では、それぞれがどのような特徴を持つのか見ていきましょう。
サイコパスの特徴
サイコパスという言葉は、映画やドラマなどで耳にする機会も多いかもしれません。
一般的には、
- 他人への共感が弱い
- 罪悪感を抱きにくい
- 冷静に判断する傾向がある
といった特徴が挙げられます。
もちろん、サイコパスという言葉だけで人を判断することはできません。
ただ、周囲から見ると「なぜそんなことができるのだろう」と感じるような行動を取る人がいることもあります。
マキャベリズムの特徴
マキャベリズムは、自分の目的を達成するために人間関係を利用しようとする傾向を指します。
例えば、
- 損得を重視する
- 人を操作しようとする
- 目的のためなら手段を択ばない
といった特徴が知られています。
こうした傾向が強い人と関わると、「利用されているような気がする」と感じることもあるかもしれません。
ナルシシズムの特徴
ナルシシズムは、自己愛が強い傾向を指します。
自分に自信を持つこと自体は悪いことではありません。
しかし、
- 自分は特別だと思っている
- 他人から認められたい気持ちが強い
- 批判を受けると強く反応する
といった特徴が強くなると、人間関係に影響することがあります。
周囲からは、「自分の話ばかりする人」という印象を持たれることもあります。
職場への影響
こうしたダークトライアドの特性を強く持つ人が職場にいる場合、職場の雰囲気や精神的な負担に影響を与えることがあります。
例えば、
- 人の失敗を過度に責める
- 手柄を自分だけのものにする
- 陰で人を操作しようとする
- 周囲を不安にさせる言動を繰り返す
といった行動が続くと、働く人たちのストレスが大きくなることがあります。
特に発達障害のある方は、人間関係の変化や対人ストレスの影響を受けやすい場合もあります。
そのため、「自分が悪いのかな」と必要以上に自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
どう関わっていけばいいのか?
人の性格はとても複雑なものなので、「あの人は絶対にサイコパスだ」「この人はナルシシストだ」と決めつけることはできません。
むしろ、そのように決めつけてしまうことで、相手への評価が極端に偏ったものになってしまうおそれがあります。
では、実生活でダークな側面を持った人物と関わることになったら、どのように対処していけば良いのでしょうか。
相手の性格を変えることは簡単ではありません。
だからといって、自分が全て相手に合わせるのも疲れてしまいますよね。
そんな時には、「コントロールフォーカス」という考え方がおすすめです。
コントロールフォーカスとは、簡単に言うと「自分自身で制御(コントロール)できる部分に目を向ける(フォーカス)」という考え方のことを指します。
先ほどの例でいうと、
【自分では制御できない、変えられないこと】
- 相手のダークな性格、行動、発言
【自分で制御できる、変えられること】
- 相手の行動、発言をどう受け止めていくか
- 相手との距離の取り方
例)「物理的・心理的に距離を置く」「一人で抱え込まず、周囲に相談する」など
このように、自身で制御できる部分かどうかを分け、制御できる部分に関してどのように行動を起こせるかについて考えていくと、自分では変えられない部分に必要以上にストレスを感じる場面が少なくなっていきます。
自分を責めすぎないために
人間関係で悩んでいると、つい「どうしてあの人は変わってくれないんだろう」と考えてしまうことがあります。
しかし、相手を変えることは簡単ではありません。
だからこそ、人間関係で疲れた時は、自分を責める前に「自分でコントロールできる部分」について一度考えてみることも大切です。
相手の言動は変えられなくても
- どう受け止めるか
- どのような距離感で付き合うか
- 困ったときに誰に相談するか
は自分で選ぶことができます。
人間関係の悩みを全て解決することは難しいかもしれません。
それでも、「自分で変えられる部分」に少しずつ目を向けていくことで、今よりも心が楽になることがあります。
私自身、ディーキャリアに通所を始めて、講義の中でコントロールフォーカスという考え方を知り、人間関係への捉え方が変わってきました。
以前は、相手の振る舞いに対して「あの人はなぜそんなことをするんだろう?」と、思い悩み、時には自分を責めて落ち込んでいました。
しかし今では、「自分で変えられることは何だろう?」と、視点を切り替えて行動を起こしやすくなりました。
もし、ダークな側面を持った人との関係に疲れることがあったら…
まずは「自分でコントロールできることは何だろう?」と考えることから始めてみませんか。
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