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【発達障害】特性による疲れやすさと「脳疲労」の関係性について

最近は夏らしい気候になってきて暑い日も増えてきましたが、皆さんお元気でしょうか?

暑い日が続くと、日中からうまく頭が回らなくてぼーっとしてしまい、作業の効率がよくないことってありますよね。

夏は室内と室外の寒暖差や寝付きにくさ、軽度の熱中症などで脳が疲れやすいとされていることを知っていますか?

ということで今回はさまざまなストレスによって溜まる「脳疲労」について、発達障害の特性ごとの疲れやすいポイントや、疲労のとり方に焦点を当てながら書いていきます。

はじめに

発達障害を持つ方にはよく、「少し作業しただけなのに疲れる」「すぐに集中できなくなる」という悩みを持つ人がいます。

しかも、それを周りの人が見たときに「さぼろうとしている」「手を抜こうとしている」という風に見られることも少なくありません。

この疲れの原因の一つとして考えられているのが「脳疲労」です。脳疲労とは、脳が長時間にわたって情報を処理し続けることで脳機能が低下し、集中力や判断力が低下してしまう状態を指します。

特にこの集中力の低下などによって、頭に霧がかかったように考えがはっきりとしない感覚を「ブレインフォグ」と呼びます。

疲れやすい場面

発達障害の方が疲れを感じやすい原因は多々ありますが、その特性によるストレスや刺激が関係していることが多いです。

例えば、周囲の人に合わせるために自分を抑えながら環境に適応しようとすると、気が付かない間に疲労が蓄積していきます。

また、その結果睡眠障害や体調不良に繋がり、さらに疲労がとりにくくなる悪循環に陥りがちです。

また、この状態が長期間続くとうつ病や適応障害などに派生することもあるため、注意が必要です。

ADHDのある方の場合

ADHDのある方には不注意や衝動性、多動性といった傾向があります。

仕事や作業をしている時は、周囲の音や目に映ったものなど様々な刺激に注意が向きやすく、それらに気をひかれずに集中するために多くのエネルギーを消耗します。

そのため、周囲の人たちからみたら普通に集中しているように見えても、他の人よりかなり疲れているのです。

また、ADHDの特徴として、興味のあることに対してとてつもない集中力を発揮する「過集中」が起きることもありますが、休憩することも忘れて長時間続けて作業するため後から強い疲労に悩まされます。

過集中だけでなく、ADHDのある方はアドレナリンの分泌によって常に全力を出そうとするのも普段から疲れやすい原因かもしれません。

ASDのある方の場合

ASDのある方は特性として、感覚過敏やコミュニケーションの難しさが問題になりやすいです。

例えば、他の人が気にならないような蛍光灯の明かり、話し声、風などの刺激でも負担になる場合があり、この過敏さにより通常の生活のなかでも多くの情報を拾ってしまい、疲れやすくなる傾向があります。

さらにASDの特性はいわゆる「空気を読む」ということが簡単にはできず、人との会話で相手の意図を考えて、ちょうどいい返し方を考えるために多くの神経を使います。

そのため就職後には業務よりも人間関係や新しい環境そのものに疲れてしまう方も多いようです。

また、予定変更や急な追加の仕事が苦手なことも多く、強いストレス源となり脳疲労につながることがあります。

脳疲労のとり方

このようにして溜まった脳疲労をすぐに全部なくすことは難しいですが、日ごろの生活の中で対策することで改善が期待できます。

まず大切なのが睡眠です。睡眠をとると起きている間にたまった脳の疲労や老廃物が捨てられるため、規則正しい生活できちんと寝ることが重要です。

もし睡眠障害などが続く場合、医療機関に相談するのも選択肢の一つです。

次に、適度な運動も効果的です。散歩やストレッチなどの軽い運動は、ストレスの軽減や気分転換につながります。激しい運動でなくても十分な効果が期待できます。

外の空気を吸ったり自然に触れたりすることでも疲労を回復できるので、散歩したり周りの景色をみながら一息ついてみましょう。

それからデジタルデトックスによって情報を頭に入れないようにするのも効果的です。なので、就寝前に画面を見ないようにしたり、マインドフルネスを試してみたり、何もしない時間を作ってみると良いかもしれません。

他にも、自身の特性を知っておくことで、どのような環境や理由で疲れやすいか把握しておくことも重要です。あらかじめ特徴を知っていれば対処法を考えやすくなります。

必要であれば、各種医療機関や支援機関の利用も有効なので、症状の軽減や困りごとのサポートに活用できると生活しやすくなるかもしれません。

まとめ

発達障害の方の疲れやすさには、脳が常に多くの刺激や情報を処理していることが関係しています。特に仕事や人間関係の中では、自覚のないまま脳疲労が蓄積している場合も少なくありません。

疲労が積み重なると、集中力や判断力が低下し、日常生活にも影響が出ることがあります。だからこそ、「疲れてから休む」のではなく、「疲れる前に休む」意識が重要です。

睡眠や休憩、環境調整などを通して脳の負担を減らすことで、疲れの軽減が期待できます。

脳疲労と上手に付き合いながら、自分に合ったペースで生活することを心がけましょう。

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