発達障害のある方へ|朝起きられないのは「やる気」の問題じゃない?夏休み明けに困らないための生活リズムの整え方【ディーキャリア海老名オフィス】

はじめに
「明日は早起きしよう。」
そう思って寝たはずなのに、
気づけば二度寝をしてしまい、
予定していた時間に起きられなかった…。
そんな経験はありませんか?
夏休みは学校や仕事がお休みになり、自由な時間が増えます。
一方で、生活リズムが乱れやすい時期でもあります。
特に発達障害(ASD・ADHDなど)のある方は、
睡眠や生活リズムの変化が体調や集中力に影響しやすく、
「朝起きられない」
「午前中は頭が働かない」
「通所するだけで疲れてしまう」と感じることがあります。
その結果、
「自分はやる気がないのかな…」
「もっと頑張らなきゃ」
と、自分を責めてしまう方も少なくありません。
しかし、朝起きられないことは、必ずしも「やる気」の問題ではありません。
大切なのは、「なぜ起きられないのか」を知り、自分に合った方法で生活リズムを整えていくことです。
今回は、夏休み明けに向けて今日から始められる生活リズムの整え方と、ディーキャリア海老名オフィスで大切にしている考え方をご紹介します。
朝起きられないのは本当に「やる気」の問題?
朝起きられないのは、気持ちが弱いから。
そう思われることがありますが、実際にはそれだけではありません。
人の体には「体内時計」があり、朝日を浴びたり、決まった時間に起きたりすることで、
自然と生活リズムが整う仕組みがあります。
しかし、夏休みになると、
- 夜更かしが増える
- 起きる時間が日によって違う
- エアコンや暑さで眠りが浅くなる
- スマートフォンを見る時間が長くなる
などの影響で、このリズムが少しずつ崩れてしまいます。
さらに、発達障害のある方の中には、生活リズムの変化や環境の変化の影響を受けやすい方もいます。
だからこそ、「気合いで何とかする」のではなく、自分の生活リズムを知ることが大切です。
夏休みに生活リズムが乱れやすい3つの理由
平日は早起きでも、休日だけ昼近くまで寝てしまう…。
これを繰り返すと、体内時計は「いつ起きればいいのか」が分からなくなってしまいます。
まずは休日も平日との差を1〜2時間以内にすると、生活リズムが整いやすくなります。
夏は気づかないうちに体力を消耗しています。
寝不足だけでなく、水分不足や暑さによる疲れが重なることで、「朝からだるい」と感じやすくなります。
暑さで疲れている日は、「自分は怠けている」と考えるのではなく、「今日は疲れが残っているんだな」と体の状態を受け止めることも大切です。
夏休みは生活リズムを崩しても大きな問題にならないことが多いため、そのまま習慣になってしまうことがあります。
そして、いざ通所や就職活動を始めようとすると、
「朝起きられない」
「午前中に集中できない」
という壁にぶつかってしまいます。 だからこそ、夏休みは「休む期間」であると同時に、「生活リズムを整える準備期間」と考えることがおすすめです。
あなたは大丈夫?1分セルフチェック
次の項目にチェックを付けてみましょう。
□起きる時間が毎日バラバラになっている
□ 夜12時以降に寝る日が多い
□ 朝食を食べないことがある
□ 朝起きても疲れが残っている
□ 午前中は頭が働かないと感じる
□ スマートフォンを見ながら寝落ちすることが多い
3つ以上当てはまった方は、生活リズムを少し見直してみるタイミングかもしれません。
ただし、できていないことを責める必要はありません。
そのため、大切なのは「今の自分の状態に気づくこと」です。
ディーキャリア海老名オフィスで身につく4つの力
生活リズムを整えることは、「早く寝て早く起きる」ことだけが目的ではありません。
大切なのは、自分の体調や特性を理解し、「働き続けられる自分」を少しずつ育てていくことです。
ディーキャリア海老名オフィスでは、就職することだけでなく、自分らしく長く働き続けるための力を身につけるプログラムを行っています。
「今日は朝から疲れている」
「昨日より集中できない」
「最近、寝る時間が遅くなっている」
こうした体や心の変化に気づくことが、セルフモニタリングです。
「なんとなく調子が悪い」で終わらせるのではなく、「何が原因だったのか」を振り返ることで、自分の特徴が少しずつ見えてきます。
生活リズムを整える第一歩は、「自分の状態を知ること」から始まります。
セルフモニタリングで自分の状態が分かったら、次は対処方法を考えます。
例えば、
- 朝起きたらカーテンを開ける
- 起きたらコップ一杯の水を飲む
- 就寝30分前はスマートフォンを見ない
- 暑い日は無理をせず休憩を取る
人によって効果のある方法は違います。
ディーキャリア海老名オフィスでは、自分に合ったセルフケアを一緒に見つけていきます。
朝起きられないと、「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまう方は少なくありません。
しかし、問題を解決するためには、気合いよりも「原因を整理すること」が大切です。
例えば、
「寝る時間が遅い」のではなく、「なぜ寝る時間が遅くなったのか」を考えていくと、
- スマートフォンを見ていた
- 暑くて眠れなかった
- 昼寝をしすぎた
など、本当の原因が見えてきます。問題解決は解決策をデザインしがちですが、精度の高い原因を探ることが一番重要です。
原因が分かれば、自分に合った対策も考えやすくなります。
就職すると、毎日が順調というわけではありません。
体調が優れない日もあります。
そんな時に、
「相談する」
「体調を伝える」
ことも、大切なスキルです。
ディーキャリア海老名オフィスでは、報告・連絡・相談(報連相)の練習も行っています。
働き続けるためには、一人で抱え込まないことも大切です。
今日からできる!1アクション
難しいことをする必要はありません。
明日の朝、起きたら5分だけカーテンを開けてみましょう。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、生活リズムを整えやすくなると言われています。
もし余裕があれば、
コップ一杯の水を飲んでみてください。
それだけでも、「一日を始めるスイッチ」になります。
完璧を目指さなくても大丈夫です。
昨日より少しだけ良くする。
その積み重ねが、働き続ける力につながります。

初めての方へ|ディーキャリア海老名オフィスの見学Q&A
はい、大丈夫です。
生活リズムを整えることも就職準備の大切なステップです。一人ひとりの状況に合わせて、無理のないペースでサポートしています。
はい。
見学・体験利用・個別相談は随時受け付けています。
夏休み期間中に見学をして、生活リズムを整えながら就職準備を始める方も多くいらっしゃいます。
もちろん可能です。
ご本人がまだ迷っている場合でも、保護者様のみでご相談いただけます。
はい。
就職活動の準備から就職後の定着支援まで、一人ひとりに合わせてサポートしています。
いいえ。
まずは見学や相談だけでも大丈夫です。
ご本人に合っているかどうかを確認していただいた上で、ご検討いただけます。
まとめ
朝起きられないことは、「やる気が足りないから」と決めつけられる問題ではありません。
生活リズムや体調、そして一人ひとりの特性が影響していることもあります。
だからこそ大切なのは、自分を責めることではなく、「今の自分の状態に気づくこと」です。
ディーキャリア海老名オフィスでは、セルフモニタリング・セルフケア・問題解決・コミュニケーションといったプログラムを通して、「就職すること」だけでなく、「自分らしく働き続けること」を大切にした支援を行っています。
「生活リズムを整えたい」「夏休み明けが不安」「就職活動を始めたい」
そんな方は、ぜひ一度ディーキャリア海老名オフィスへご相談ください。
見学・体験利用・個別相談は随時受け付けています。
スタッフ一同、皆さまにお会いできることを心よりお待ちしております。
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【執筆者】佐藤努
ディーキャリア海老名オフィス/生活支援員
【監修者】
井上 高宏
ディーキャリア海老名オフィス
サービス管理責任者/精神保健福祉士
~次回予告~
「疲れていることに気づけない…」それは特性かもしれません。働き続けるために大切な『セルフモニタリング』とは?
自分では「まだ大丈夫」と思っていても、実は疲れが限界に近づいていることがあります。
次回は、働き続けるために欠かせない「セルフモニタリング」について、ディーキャリア海老名オフィスのプログラムも交えながらご紹介します。



