発達障害のある方の夏バテ対策|就職活動・通所を続けるためのセルフケアと支援方法
2026/7/20更新

夏になると「通所がつらい」「就職活動が進まない」と感じる方へ
発達障害(ASD・ADHD)のある方は、夏の暑さだけでなく、感覚過敏・自律神経の乱れ・生活リズムの変化・水分不足などが重なることで、体調を崩しやすくなることがあります。
「朝起きられない」
「面接に行くだけで疲れ切ってしまう」
「通所を続けたいのに身体がついていかない」
このような悩みは決して珍しいものではありません。
しかし、それは努力不足ではなく、自分の特性に合わせた体調管理が必要なサインであることも少なくありません。
この記事では
- 発達障害のある方が夏に体調を崩しやすい理由
- 今日からできる夏バテ対策
- 就職活動や通所を無理なく続けるコツ
- ディーキャリア海老名オフィスの支援内容
について、就労移行支援の現場からわかりやすくご紹介します。
「自分にも当てはまるかもしれない」と感じた方
一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
ディーキャリア海老名オフィスでは見学・体験・個別相談を無料で受け付けています。
✅発達障害のある方はなぜ夏に体調を崩しやすいのでしょうか?
夏バテは暑さだけが原因ではありません。
発達障害(ASD・ADHD)のある方は、特性によって夏の環境から受ける影響が大きくなることがあります。
✅発達障害の方が夏に体調を崩しやすい3つの理由
① 感覚過敏による疲労
夏は、視覚・聴覚・触覚などの「感覚過敏」を持つ方にとって、普段以上にエネルギーを消耗しやすい季節です。
- 強い日差しと照り返し: 眩しさがストレスになり、頭痛や眼精疲労を引き起こしやすい。
- エアコンの風や音: 室内の冷風が肌に突き刺さるように感じたり、室外機やセミの大きな音が常に神経を緊張させたりする。
- 汗やベタつきの不快感: 衣類のまとわりつきや汗の不快感が、絶え間ないストレスとなって蓄積していく。
このように、外を歩くだけで五感から膨大な刺激が入り込み、気づかないうちに脳や身体が疲れ切ってしまうのが、夏に体調を崩す大きな要因の一つです。
② 身体からのサインに気付きにくい
発達障害(ASD・ADHD)の特性として、「自分の身体からのSOS(内部感覚)に気付きにくい」という点が挙げられます。
- 水分補給のタイミングを逃す: 「喉が渇いた」「体が熱い」という感覚をキャッチしにくく、気づいたときには軽い脱水状態や熱中症寸前になっている。
- 限界まで無理をしてしまう: 集中していると時間を忘れて作業し続けたり、疲労感に気付くのが遅れたりして、突然動けなくなるほど消耗してしまう。
「疲れたから休もう」「水を飲もう」とこまめに切り替えることが難しいため、周りが驚くほど無理を重ねてしまいがちなのです。
③ 自律神経の乱れと寒暖差
猛暑の屋外と、冷房が強く効いた室内の行き来を繰り返すことで、体温を調整する「自律神経」に大きな負担がかかります。
- 激しい温度差: 外気と室内の温度差に対応しようと身体がフル稼働し、自律神経が乱れてしまう。
- 夏の慢性的なだるさ: 自律神経の乱れから、頭痛、めまい、食欲不振、寝ても取れない倦怠感(夏バテ症状)が引き起こされる。
- メンタルへの影響: 身体の不調がそのまま「気分が落ち込む」「イライラする」といったメンタルの不安定さにつながりやすい。
気候の変動や環境のギャップに順応するだけでも、想像以上に多くのエネルギーを使っているため、夏場は心身ともにバランスを崩しやすくなります。
就職活動や通勤(通所)を続けるために必要なのは「頑張ること」ではありません。「続ける事」です。
✅発達障害のある方にも、ない方にもおすすめの夏バテ対策4選
① のどが渇く前の水分補給
発達障害の特性として「体内の感覚(喉の渇きなど)に気付きにくい」傾向があるため、渇きを感じる前に意識して水分を摂ることが大切です。
- ルールを決めて飲む: 「1時間に1回200ml飲む」「移動の前後」など、アラームを活用してルール化する。
- 塩分やミネラルも一緒に: 水だけでなく、汗で失われた塩分やミネラルも補給できる飲み物を選ぶとより効果的です。
② 暑さや刺激を減らす工夫
感覚過敏による疲労を最小限に抑えるため、物理的に外部からの刺激をブロックする工夫を取り入れましょう。
- アイテムを活用する: 日傘、ハンディファン、サングラス、ノイズキャンセリングイヤホンなどを使い、強い光や音、直射日光を和らげる。
- 服装を見直す: 吸汗速乾性のある素材や、締め付けの少ない涼しい服装を選ぶことで、肌の不快感や疲労を軽減する。
③ 睡眠の質を整える
夏の夜は熱帯夜や冷房の調整ミスで睡眠の質が下がりやすく、翌日の疲労や心身の不調を引き起こす原因になります。
- 室温・寝具の調整: エアコンや扇風機を上手に使い、朝まで心地よく眠れる室温をキープする。
- 寝る前のルーティン: 就寝前のスマートフォンやパソコンの強い光を控え、ぬるめのお湯に浸かるなどして脳をリラックスモードに切り替える。
④ 「休む力」を身につける
「休むこと=サボり」ではなく、「活動を長く続けるための重要な準備」と捉え直すことが、就職活動や通所を安定させるカギになります。
- 疲れが溜まる前に小休憩を挟む: 「疲れたら休む」ではなく、「疲れる前(こまめに)」に一度活動を止めて深呼吸する。
- 自分に合ったリセット法を見つける: 好きな音楽を聴く、静かな場所で目を閉じるなど、自分をクールダウンさせる方法をストックしておく。
ここまでセルフケアを紹介しましたが、自分の特性に合わせて習慣化するのは一人では難しいこともあります
体調管理は社会生活を送るうえでの大切な土台です。一人で頑張るのではなく、相談しながら進めていく方法もあります。

✅ディーキャリア海老名オフィスだからできるサポート
ディーキャリア海老名オフィスでは、就職することだけでなく
「長く働き続けられる力」を育てることを支援しています。
🌟自己理解 🌟セルフモニタリング 🌟ストレスマネジメント 🌟報告・連絡・相談 🌟生活リズムの改善 🌟就職後の定着支援など、
一人ひとりの特性に合わせてサポートしています。また、
・朝起きられない
・生活リズムが整わない
・疲れをうまく伝えられない
・職場で相談することが苦手
こうした悩みもスタッフと一緒に整理しながら、自分に合った対処法を身につけていきます。
✅初めての方へ よくある質問
はい。
ご本人が利用を決めていない段階でもご相談いただけます。
いいえ。
見学・相談だけでも大歓迎です。
もちろんです。
利用される方の状況に合わせて支援を行っています。
もちろんです。
夏場の体調管理も就職準備の一つとして一緒に考えていきます。
✅まとめ|この夏、「頑張り方」を変えてみませんか?
夏は誰にとっても体力を消耗しやすい季節です。
だからこそ、「無理をして頑張る」のではなく、自分の特性を理解し、自分に合ったセルフケアを続けることが、就職活動や通所を継続するための大きな力になります。ディーキャリア海老名オフィスでは、自己理解や生活リズムの安定、セルフケア、就職活動、そして就職後の定着支援まで、一人ひとりに合わせたサポートを行っています。

↓↓↓LINEでも大歓迎です。まずはお気軽に↓↓↓
【執筆者】佐藤努
ディーキャリア海老名オフィス/生活支援員
【監修者】
井上 高宏
ディーキャリア海老名オフィス
サービス管理責任者/精神保健福祉士



