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【発達障害】「擬態(過剰適応)」ってなに?

ディーキャリア海老名オフィスに相談してくださる方は皆さん、普段から頑張っている方々だなと感じます。
「頑張っているのに結果が出ない」「評価されない」「相手を失望させてしまう」「失敗ばかり」
頑張って、疲弊して、それでも生活が思うようにいかない。そんな切羽詰まった状態の方々とお話をしていて、これまでなんとか擬態(過剰適応)周りに合わせていたことがよくわかります。
今回はそんな擬態についてのお話です。
このコラムは5分前後でお読みいただけます。
【ディーキャリア海老名オフィス】
発達・精神障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援です。
発達障害(ADHD/注意欠如多動性障害)(ASD/自閉症スペクトラム障害)(SLD/限局性学習障害)のある方、精神障害(うつ病など)のある方が多く利用されています。
【発達障害フレンドリーサポート施設】にも認定され、専門スタッフがサポートをおこなっています。

目次
1.擬態(過剰適応)とは?
「本当は苦手だけど、周りに気づかれないようにがんばって合わせている」
そんな経験はありませんか?
たとえば――
- 相手の気持ちが分からないと困るから、人の表情を必死に読み取ろうとする
- 聞き取りが苦手なのに、疲れてもずっとメモを取り続ける
- 本当はしんどいのに、「大丈夫!」と元気にふるまう
このように、自分の特性を隠すように努力しすぎてしまうことを「擬態」や「過剰適応」と呼ぶことがあります。
2.無理をしすぎるとどうなるの?
がんばり続ければ、周囲からは「できている人」と見えるかもしれません。
でも実際は、本来苦手なことをずっと続けているので、心や体に大きな負担がかかります。
- 強いストレスや疲れがたまる
- 気分が落ち込み、うつや適応障害につながることがある
- 「本当の自分はダメなんだ」と思ってしまい、自己肯定感が下がる
こうした状態になると、ますます苦しくなってしまいます。
3.大事なのは「無理をしすぎないこと」
社会で生活するためには、工夫や努力も大切です。
でも同じくらい大切なのは――
自分を守ることです。
- 苦手なことを「隠す」より、「工夫して付き合う」
- 困りごとは一人で抱えず、周囲に伝える
- 自分の得意なところに目を向ける
無理をし続けることよりも、自分に合ったやり方を見つける方が、長く安心して働くための力になります。
4.私たちと一緒に考えてみませんか?
ディーキャリア海老名オフィスでは、
- 自分の得意・苦手を整理する「自己理解プログラム」
- 気軽に相談できる「個別相談」
- 実際の働き方を体験できる「職場実習」
などを通して、**「無理をしすぎない働き方」**を一緒に探していきます。
「もしかしたら自分も擬態しているかも…」と感じた方は、どうぞ安心してご相談ください。
ありのままの自分で働ける方法を、一緒に考えていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【執筆者】井上
ディーキャリア海老名オフィス
就職支援員
【監修者】
井上 高宏
ディーキャリア海老名オフィス
サービス管理責任者/精神保健福祉士
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