ADHDで仕事がつらい…自己否定しがちなあなたへ。特性に合った働き方とは?

なぜか上司・同僚から厳しい目でみられてしまう。ミスや業務の遅れがきっかけで、同僚とうまく信頼関係を築けない。「今度こそは」と思って転職してもいつもトラブルになって仕事が続かない。自分はダメなんだと落ち込んでしまう。このようなお悩みをお持ちの方が最近増えています。今回はADHDの特性のある方に合う働き方についてのコラムです。
このコラムは10分前後でお読みいただけます。
【ディーキャリア海老名オフィス】
発達・精神障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援です。
発達障害(ADHD/注意欠如多動性障害)(ASD/自閉症スペクトラム障害)(SLD/限局性学習障害)のある方、精神障害(うつ病など)のある方が多く利用されています。
【発達障害フレンドリーサポート施設】にも認定され、専門スタッフがサポートをおこなっています。

目次
1.「自分は仕事ができない」と感じていませんか?
ADHD(注意欠如・多動症)を抱える大人の方の中には、職場でのミスや叱責が積み重なり、
「またやってしまった…」
「自分は社会不適合なのでは」
「頑張っても認められない」と、自信を失ってしまう方が少なくありません。
でも、それはあなたが「ダメな人」だからではなく、環境や仕事の進め方が特性と合っていないだけかもしれません。
2.ADHDのある方が仕事で抱えやすい困りごと
● よくあるお悩み “あるある”
ケアレスミスが多い(確認漏れ、抜け、打ち間違いなど)
マルチタスクが苦手(一度に複数の作業を進めるのが難しい)
集中力が続かない(始められない・続けられない)
忘れ物・失くし物が多い(提出忘れ、持ち物忘れ)
優先順位を間違える(大事なことを後回し、必要ないことに集中してしまう)3.「特性×環境のミスマッチ」が原因かも?
ADHDの特性そのものが悪いのではなく、その特性に合っていない環境や仕事の進め方がストレスの原因になっていることがあります。
例:
細かい事務処理を求められる仕事 → ケアレスミスで叱責
変化が多く中断の多い業務 → 注意が分散し処理できない
優先順位の判断が曖昧な業務 → ミスの連続で自信を失う4.ADHD特性に合わせた仕事の工夫・対策
● ケアレスミス対策
→ チェックリスト・リマインダー・ダブルチェック体制を導入
● マルチタスク対策
→ 一つの作業を終えてから次に進む「シングルタスク」を意識
→ 作業の「見える化」(付箋・ホワイトボード)
● 集中力対策
→ 時間を区切る「ポモドーロテクニック」(30分仕事をしたら3分休憩等)などの集中法
→ 静かな環境で働く・ノイズキャンセリングの利用
● 優先順位の整理
→ 上司・同僚と日次で「ToDo確認」をする習慣
→ 朝の時点で一日のスケジュールを紙に書き出す
5.「工夫だけでは限界…」という方へ
どんなに工夫しても「できないこと」はあります。
それはあなたの努力不足ではなく、「障害特性としての苦手さ」です。
そのような場合には、以下の選択肢も考えてみてください
● 障害者雇用枠での就労
→ 合理的配慮(業務調整・休憩時間の確保・指示の明文化など)を受けながら働ける環境
● 就労移行支援の活用
→ 自分に合う仕事スタイルの見つけ方、仕事でのトラブル対処法、自己理解のサポートなどを実践的に学べる
6.まとめ
このコラムでは、ADHDの特性と求められる仕事の成果にミスマッチがおきるとストレスを感じやすいことをお伝えしました。特性に対する対処法×苦手なことをあまり求められない仕事を選ぶことでストレスを軽減し、落ち着いて働けるようになります。
ディーキャリア海老名オフィスでは自分自身の障害特性、強みと弱み、弱みに対する工夫などを洗い出すナビゲーションブックを作り、自身に合った就職をサポートしていきます。
興味のある方は是非お問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【執筆者】井上
ディーキャリア海老名オフィス
職業指導員/介護福祉士/発達障害学習支援エキスパートサポーター
【監修者】
井上 高宏
ディーキャリア海老名オフィス
サービス管理責任者/精神保健福祉士
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