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卒業生の声 ~迷ってもいい。自分らしい進路を見つけるまでの2年間~

こんにちは、ディーキャリア秋田オフィスです。

今回は、8月末でディーキャリア秋田オフィスを卒業されたMさんの声をご紹介します。
ディーキャリアでの経験や、障害者手帳を持つ前と持った後に感じたことなど、率直な思いを語ってくださいました。

ディーキャリアとの出会い

「ディーキャリア」を知ったのは、母が雑誌の切り抜きを、当時メンタルクリニックに通っていた私に見せてくれたことがきっかけでした。

当時の私は体調を崩して仕事を退職し、昼夜逆転や起きることができても午後しか活動できず、その中の大半をメンタルクリニックに通っている状態でした。

ディーキャリアに見学に行った際に、私の現在の活動時間の短さや、体力低下による不安を聞いてもらいました。
その上で「自分に合ったペースで体験してもらって構わない」と言っていただけたことが嬉しかったです。

その言葉がきっかけとなり、自分の普段の生活の改善に繋がればと思い、ディーキャリア秋田オフィスへの通所利用を決めました。

訓練を通して自分の良いところを知る

ディーキャリアでは、さまざまなテーマの座学訓練があり、講義を受けるだけでなく、ワークを通して自分自身について考える機会も多くありました。

私は物心ついた頃から、自分自身について考えることが苦手でした。
特に苦手だったのが「自分について具体的に考えること」です。

そのため、通い始めた頃は、将来について考えることや、自分のことを掘り下げたりするワークに対して、あまり積極的になれませんでした。価値観キーワードを選ぶことにも、難しさを感じていました。

それでも、訓練を受けたり、支援スタッフの方や相談員の方と振り返りを重ねたりする中で、少しずつ自分自身について考えられるようになりました。

私はもともと、自分の長所や得意なことよりも、短所や苦手なことに目を向けがちでした。

模擬業務を通す中で、日々良かったこととより良くの点についてスタッフと振り返りを行い、「私にはどんな長所や得意なことがあるのか」を一緒に考えることができました。

また、私が働く上でどのような配慮を必要としているのかについても、一つひとつ整理していくことができました。

振り返ってみると、訓練を通して得られたものは、仕事に必要な知識やスキルだけではありません。
自分のことを知り、自分に合った働き方を考えられるようになったことも、大きな学びの一つでした。

障害者手帳を持つということ

私自身は、障害者手帳を持つことに対して、強く否定したり抵抗したりする気持ちがあったわけではありませんが、踏み切れずにいました。

その後、当時通っていたメンタルクリニックの主治医の先生から、手帳について話をしていただき、少しずつ前向きに考えられるようになりました。

それでも、いざ自分が申請するとなると、どこかハードルの高さを感じていましたが、時間の経過や、スタッフに相談し、手帳取得のメリットを知るうちに申請してみようという思いになりました。

実際に手帳を取得してみると、安心感から「肩の荷が下りた」という感じがしました。

振り返ってみると、私自身、無意識のうちに「手帳を持つこと=常に配慮が必要な人として見られる」と感じていたのかもしれません。

しかし、手帳を持っても、自分自身のできることは一人でおこなえましたし、できない時には助けを求めやすくなり、少し落ち着いたように感じました。

私は、障害者手帳を持つことは、障害者である、というハンデを背負うことではなく、むしろ、手帳を持つことで利用できる制度や支援を自分の味方につけることができ、生活を支えてくれる制度につなげるためのものだと考えます。

手帳を持っているからといって、それだけで自分の価値が変わったり、必ずしも、障害者、という一面的な見方をされ続けたりするわけではありません。

最初は自分の将来について考えることさえ苦手だった私ですが、訓練で自分自身を知り、手帳取得や訓練を通して自己理解が深まったことで、無理のない進路を選択するための基準にもなりました。

迷うことも必要な時間

ディーキャリアから次に向かう場所として、当初は一般就労を検討していましたが、自分の働きやすい環境について考えたところ、福祉就労が合っているのではないかと考えました。

以前の私なら、周りが先に進んでいるのだから、私も早く決めなければ…と焦っていたかもしれません。
しかし、今は、迷っていること自体を悪いことだとは思わなくなりました。

自分の生活や体調、働き方について考えた上で、納得できる進路を選ぶために悩むことも、自分に必要な時間なのだと感じています。

最後に

自分の進路について、以前より具体的に悩むことができるほど、自分自身が苦手としていた将来のことに向き合えるようになった2年の時間と、信じて支えてくださった家族、友人、スタッフの皆様に感謝しています。

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

Mさんが語ってくださったように、障害者手帳を持つことについて、なかなか踏み切れずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「メリットがわからない」
「持つことに抵抗がある」
「手続きの仕方がよくわからない…」

など、取得を迷う理由は人によってさまざまだと思います。

また、手帳を持ったら

「必ず提示しなければいけないの?」
「周りに知られたくない…」

と不安に感じる方もいるかもしれません。

手帳を取得したとしても、すべての場面で提示する必要があるわけではありません。
利用したい制度やサービスに合わせて、どのような場面で提示するか、利用するかはご自身で選ぶことができます。

また、診断を受けたからといって、必ずしも手帳を取得する必要はありません。
手続きについて調べ、それに伴う負担などを考えた上で、「自分には必要ない」と感じる方もいるでしょう。

一方で、Mさんのように「手帳を持ったことで安心感を得られた」という方もいらっしゃいます。

手帳を取得することで利用できる制度や支援の選択肢が広がるため、「自分を支えてくれるもの」として前向きに捉えられる場合もあります。

大切なのは、手帳を持つ・持たないに関わらず、自分にとってどのような支援が必要なのかを考えることと、その選択肢の一つとして障害者手帳について知っておくことなのではないでしょうか。

ディーキャリアでは、座学やワーク、模擬業務などの訓練を通して、自分自身について考え、スタッフと一緒に整理していく機会があります。

迷っていることや分からないことを、一人で悩むのではなく、一緒に考えてみませんか。
訓練や相談を通じて、少しずつ理解していく中で、自身に合った道が見えてくるかもしれません。

最後に、お忙しい中ブログにご協力くださったMさん。
貴重なご自身の経験を聞かせてくださり、ありがとうございました!

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  よろしければ、以前の卒業生体験談も合わせてご覧ください!

  卒業生の声 ~ ディーキャリア通所前後の心境の変化~

  卒業生の声 ~ 遠回りではなく近道だったディーキャリア通所 ~

  卒業生の声 ~ 障害特性と向き合い、変化につながった考え方と工夫 ~

  卒業生の声 ~ 就労移行支援を卒業して思うこと ~

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  卒業生の声 ~ 自分を知ることから始まった就職への道~

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