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【うつ病で退職した後】生活を安定させる手続きと再就職への道筋なのだ!
「うつ病や適応障がいの症状で会社を退職してしまったのだ…」 「生活費が不安で、すぐに転職活動を始めたいのだ…」 「ブランク期間が長くなるのが怖くて、毎日落ち着かないのだ…」
精神疾患が理由で退職した方は、心身の不調に加えて、経済的な不安や将来への焦りを感じていることが多いのだ。この「お金がない」「貯金が減る」という不安が、更なるストレスとなり、症状を悪化させる悪循環に陥ってしまうケースも少なくないのだ。
でも、焦るのは危険なのだ!不十分な回復状態で再就職をしても、またすぐに心身を崩してしまうケースが非常に多いのだ。厚生労働省のデータからも、うつ病で休職した人の5年以内の**再休職率は47.1%**にも上るという事実があるのだ。この高い再発率の裏には、焦りによる不十分な回復や、休職の原因となったストレス環境や対処法を見極めていないといった理由があるのだ。

まずは心と身体を守るのが最優先なのだ!焦らずに再スタートを切るためのステップを、制度の手続きから社会復帰の準備まで、詳しく解説していくのだ!
ステップ1:まずは休養と治療!無理をしない生活なのだ!
「早く仕事を見つけて、生活費を稼がなければ!」という焦りは、症状を悪化させる原因になるのだ。今は「回復のための時間」と割り切り、治療に専念して心身の回復を図るのだ。
規則正しい生活とリハビリなのだ!
- 療養と休養:まずは心身を休めることに集中するのだ。無理な外出や活動はせず、通院は継続するのだ。
- 規則正しい生活リズム:睡眠や食事の時間を一定にして、生活リズムを整えることが基本なのだ。崩れたリズムを立て直すことが、再就職に向けた体力づくりの第一歩なのだ。
- 食事:心身を健康にする栄養素(タンパク質やビタミンなど)を意識的に摂るのだ。食事は、体だけでなく心の状態にも良い効果があるのだ。
- 運動(リハビリ):医師に相談して許可が出たら、無理のない範囲で散歩などの軽い運動や、趣味、好きなことを取り入れ、外出を増やすのだ。散歩は気分転換になり、規則正しい生活にもつながる大切なリハビリなのだ。
この時期は、焦りや不安が最も強くなる時期なのだ。でも、この回復期間こそが、長く働き続けるための最も重要な準備期間なのだ。「やってはいけないこと」は、完解(症状が落ち着くこと)前に焦って再就職活動をすることなのだ。
ステップ2:経済的な不安を解消!公的制度の活用なのだ!
退職しても、生活費の心配を軽減するための公的制度があるのだ。「お金がない」「生活費が不安」というストレスを減らすために、以下の制度の確認と手続きを進めるのだ!
① 傷病手当金なのだ
仕事を辞める前に休職していた方は、退職後も受給できる可能性があるのだ。
- 条件:健康保険に加入していた期間に、病気や怪我で仕事ができない状態が連続3日間以上あり、給料が支給されない期間があった被保険者(退職時に継続して1年以上の健康保険加入が必要など、条件があるのだ)。
- 支給期間:最長1年6ヶ月なのだ。支給が続く期間をしっかり確認し、生活設計を立てるのだ。
② 失業保険(雇用保険の失業給付)なのだ
本来、ハローワークで転職活動を行うことが条件だけど、うつ病などの病気ですぐに働けない場合は、「疾病による失業」として受給期間を延長できるのだ。
- 条件:離職票提出以前の2年間に雇用保険の被保険者であった期間が12ヶ月以上必要(会社都合など、特定の理由がある場合は条件が緩和されるケースがあるのだ)。
- ポイント:医師の診断書をハローワークに提出すれば、最長3年間受給期間を延長できるのだ。体調が回復してから活動を開始できるので、焦らずに回復に専念できるのだ。
③ 自立支援医療制度なのだ
通院にかかる医療費の自己負担額を軽減できる制度なのだ。
- 効果:精神科の医療費(薬代含む)の自己負担が原則3割から1割になるのだ。生活費の大きな負担となる医療費の軽減は、非常に効果的なのだ。
- 手続き:住民票のある自治体に申請するのだ。
④ 障がい年金なのだ
病気や怪我で生活や仕事に支障がある場合、年齢や加入期間などの条件を満たせば受給の可能性があるのだ。
- ポイント:診断から一定期間が経過している場合や、症状が安定しない場合は、医師と相談して申請を検討するのだ。
ステップ3:社会復帰への準備とサポートなのだ!
心身の状態が安定し、主治医から「そろそろ仕事のリハビリを始めてもいいのだ」という許可が出たら、社会復帰への準備を始めるのだ。
うつのある方が再就職をするためには、まずは心身の安定を図り、ストレスの要因やその対処法を見極めることが大切だ。
「就職活動はしたいけど、一人ではまだ不安があるのだ…」「ブランク期間の伝え方が分からないのだ…」という方のサポートをしている障がい福祉サービスがあるのだ。
就労系の福祉サービスを検討するのだ!
ディーキャリアのような就労移行支援は、精神疾患や発達障がいのある方の再就職や転職をサポートする制度なのだ。(他にも就労継続支援A型・B型や、自立訓練などがあるのだ)
ディーキャリア宇都宮オフィスでは、発達障がいに特化したプログラムを提供しているけど、うつや適応障がいなどの精神疾患のある方にも有用なサポートが充実しているのだ。
- 自己理解とストレス対処:規則正しい生活を継続しながら、再発の原因となったストレスや、自分の症状、そして特性を分析し、主体的な対処方法を見つけるのだ。
- 職場環境の準備:通所を通じて、リハビリとして規則正しい生活や継続して活動する体力をつけるのだ。
- 再就職への準備:仕事探しにおいて、ブランク期間を自信に変えるための退職理由(伝え方)、向いている仕事(在宅ワーク、アルバイト、派遣なども含む)の検討、面接での適切な対応などをサポートするのだ。
焦って再就職に挑む前に、しっかりと心とスキルを回復させる期間を作ることが、仕事を継続させるための最短ルートなのだ。
まずは、今の不安を相談してほしいのだ。
ディーキャリア宇都宮オフィスでは随時見学・体験を承っているのだ。気軽に連絡して欲しいのだ!
オフィスページ :就労移行支援事業所 ディーキャリア宇都宮オフィス
電話:028-611-1080
メールアドレス : utsunomiya@dd-career.com
この記事を書いた人
植平 悠史(就労移行支援サービス管理責任者/福祉サービス在職歴13年)
専修大学文学部心理学科卒。在学中から児童相談所やグループホームなどでボランティアをおこない、「家庭環境や障がいの有無で人生の選択肢が狭まることのない社会」を志す。
とはいえ、初めての就職は「スノーボードがしたい!」という理由で新潟・十日町のリゾートホテルへ。5年の勤務後に福祉の道へ戻り、入所施設6年、グループホーム2年、放課後等デイサービス5年を経て、現在は就労移行支援事業所でサービス管理責任者として日々奮闘中。
モットーは「人生って、面白い」。支援の現場で見えてきた“リアルな困りごと”と、“今できる工夫”を発信中。サブカル大好き


