オフィスブログ
「外から見たら完璧なのに…」それ、高機能うつ病かもしれないのだ
毎日仕事も家庭もソツなくこなして、周りからは「完璧!」って言われいる。でも、心の中では「なんか楽しくないのだ…」「何やっても心から笑えないのだ…」って感じてる方…。
実はそれ、「高機能うつ病」ってやつかもしれないのだ!
今回は、精神科医で研究者でもあるジュディス・ジョセフ博士の研究をもとに、外からは見えにくいこの症状と、喜び(ジョイ)を取り戻す方法について、ぼくと一緒に学んでいくのだ。
高機能うつ病ってなんなのだ?
ジョセフ博士は「うつ病にはいろんな顔があるのだ」って言ってるのだ。普通のうつ病は、悲しみが強く出て、何もできなくなる症状なのだ。でも、高機能うつ病は違うのだ。
「生産的すぎる」という特徴
外から見たら、仕事も家庭もテキパキこなして、完璧に見えるのだ。まるで仮面をかぶってるみたいなのだ。でも、内面では「快楽の欠如(無快感症)」に苦しんでるのだ。これは、好きなことや楽しいはずのことに、心から喜びを感じられない症状なのだ。
ジョセフ博士自身もこの症状を経験していたらしいのだ。 「テレビにも出て、研究室も経営して、完璧な家族もいる。でも、快楽を感じられなかったのだ」って言ってたのだ。

喜びを邪魔する心理的壁なのだ
この高機能うつ病を自覚する上で最大の壁となるのが、無快感症と失感情症なのだ。
- 無快感症(Anhedonia): 喜びや快楽を感じられなくなる症状なのだ。
- 失感情症(Alexithymia): 自分の感情を認識したり、言葉で表現したりすることが難しい症状なのだ。
この二つがあると、自分がうつ病だと気づきにくいのだ。だって、周りから見たらちゃんと機能してるからなのだ。でも、このまま放っておくと、こころがどんどんしんどくなっていくのだ。
喜びを取り戻す「5つのV」なのだ!
じゃあ、この「喜びがない状態」をどうにかするにはどうしたらいいのだ? ジョセフ博士は、それを解決するため「5つのV」という方法を提案しているのだ。一気に全部やろうとしなくていいのだ。ぼくと一緒に一つずつ試していこうなのだ!
1. Validate(承認)
まずは、自分の気持ちに気づいて、それを認めてあげることなのだ。「今、ぼくはしんどいのだ」って感情を言葉にするのだ。 自分の気持ちが分からないままだと、余計に混乱して不安になるからなのだ。
2. Vent(吐き出す)
信頼できる相手に、自分の経験を打ち明けるのだ。ただ、相手が専門家でない場合は「今話してもいいか?」って確認することが大事なのだ。 人に話すことで、心のモヤモヤを外に出せるのだ。
3. Values(価値観)
自分にとって、本当に価値のあるものは何なのだ? ジョセフ博士は、かつて名声や功績を追い求めていたけど、それは本当の価値じゃなかったって気づいたらしいのだ。お金や名誉じゃなくて、家族や地域社会との繋がりみたいな、かけがえのないものに目を向けるのだ。
4. Vitals(バイタル)
基本中の基本なのだ。 健康的な食事、適度な運動、そして質の良い睡眠。これらがしっかりできていると、身体もこころも元気になっていくのだ。言うのは簡単だけど、多くの人にとって実践するのは難しいのだ。できることから少しずつ始めてみようなのだ。
5. Vision(ビジョン)
今がしんどいと、未来を考えることなんて難しいかもしれないのだ。 でも、過去を振り返るんじゃなくて、未来の「喜び」を計画してみるのだ。例えば、「次の休みはどこ行こうかな」とか「この仕事が終わったら、好きなもの食べに行こう」みたいに、未来に希望を持つことなのだ!
最後に、忘れちゃいけないことなのだ!
幸福は、何かを買ったり、賞をもらったりした時に感じる、外から来る一過性の感情なのだ。 でも、喜びは、ぼくらの内側にあるものなのだ。
「喜びは内側で創られている」
ぼくらは元々、喜びのDNAを持ってるのだ。それを忘れてしまってるだけかもしれないのだ。焦らず、ゆっくりと、自分の中にある喜びを見つける旅に出るのだ。
ディーキャリア宇都宮オフィスでは随時見学・体験を承っているのだ。気軽に連絡して欲しいのだ!
オフィスページ :就労移行支援事業所 ディーキャリア宇都宮オフィス
電話:028-611-1080
メールアドレス : utsunomiya@dd-career.com
この記事を書いた人
植平 悠史(就労移行支援サービス管理責任者/福祉サービス在職歴13年)
専修大学文学部心理学科卒。在学中から児童相談所やグループホームなどでボランティアをおこない、「家庭環境や障がいの有無で人生の選択肢が狭まることのない社会」を志す。
とはいえ、初めての就職は「スノーボードがしたい!」という理由で新潟・十日町のリゾートホテルへ。5年の勤務後に福祉の道へ戻り、入所施設6年、グループホーム2年、放課後等デイサービス5年を経て、現在は就労移行支援事業所でサービス管理責任者として日々奮闘中。
モットーは「人生って、面白い」。支援の現場で見えてきた“リアルな困りごと”と、“今できる工夫”を発信中。サブカル大好き。


