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【ADHDと肥満】「つい食べ過ぎちゃう…」特性による理由と効果的な対策なのだ!
最近、ADHDがある子どもは、そうでない子どもに比べて肥満や体脂肪がたまりやすい、という研究の報告があったのだ。
「つい食べ過ぎてしまうことがあるのだ…」 「ダイエットを始めようとしても全然続かないのだ…」
そう思ってる大人の方も多いと思うのだ。実は、その「食べ過ぎ」や「ダイエットが続かない」のは、ADHDの特性と関係があるかもしれないのだ。今回は、その原因とADHDの特性を理解した上での対策について、一緒に見ていくのだ!
ADHDの特性と肥満の意外な関係なのだ
なぜADHDのある方は肥満になりやすい傾向があるっていえるんだろう? その原因は、ADHDの症状である「衝動性」や「感覚の特徴」など、いくつかの特性と密接に関係している可能性があるのだ。
① 衝動食いとコントロールの難しさ
ADHDの特性の一つに、衝動性があるのだ。これは、「食べたい!」と思った時にその欲求をコントロールするのが難しい症状なのだ。
- コンビニに行くと、ついつい新商品のお菓子を買ってしまうのだ
- 食事の途中で、お腹はいっぱいなのに手が止まらないのだ
- 嫌な出来事があった後、ストレス解消で食べてしまうのだ
これらの行動は、衝動性の影響を受けている可能性があるのだ。
② 暇が苦手で間食が増える
ADHDの方は、手持ち無沙汰になるのが苦手な傾向があるのだ。頭の中が常に動いているので、「何かしていないと落ち着かない」と感じることが多いのだ。 そのため、仕事の合間やテレビを見ている時などに、つい間食をしてしまうことがあるのだ。
③ 生きづらさによるストレスと過食
ADHDの特性による生きづらさで、ストレスがたまりやすいのだ。 このストレスを食事で解消しようとすると、過食につながってしまうことがあるのだ。また、うつ病などの二次障害を発症している場合、食事に関する行動にも影響が出ることがあるのだ。
④ 睡眠不足
ADHDの特性として、睡眠障害を抱える方もいるのだ。 睡眠が不足すると、「グレリン」という空腹ホルモンが増加することが、研究で報告されているのだ。睡眠不足になると、お腹が空きやすくなり、さらに食欲をコントロールするのが難しくなるのだ。
⑤ 食事の管理が難しい
ADHDの特性である不注意や時間管理の苦手さから、食事の時間がバラバラになったり、食事を抜いてしまうことがあるのだ。 食事のリズムが崩れると、体脂肪がつきやすくなる可能性があるのだ。
⑥ 感覚の偏り
ASD(自閉スペクトラム症)の感覚の特性には、偏食や満腹に気づきづらいというものもあるのだ。 感覚が鈍麻な方は、お腹がいっぱいになる感覚に気づきづらく、食べ過ぎてしまうことがあるのだ。逆に感覚が過敏な方は、偏食によって栄養が偏り、健康を害することがあるのだ。

ADHDの特性を活かしたダイエットのコツなのだ!
一般的なダイエット法は、計画を立てて継続する実行機能が必要なのだ。しかし、ADHDの特性として、その実行機能が苦手な方も多いのだ。
無理な食事制限や運動で失敗した経験がある方もいると思うのだ。 だからこそ、ADHDの特性を活かしたダイエットが重要なのだ。
① 小さな目標を立てるのだ!
「〇〇kg減らす!」のような大きな目標ではなく、「今日はお菓子を一つだけ買う」といった、小さなゴールから始めるのだ。小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションが維持しやすくなるのだ。
② 記録を「見える化」するのだ!
ADHDの特性として、「目に見える情報」で行動が促されることがあるのだ。 体重や体脂肪を自動で記録してくれるアプリや体重計を使うと、成果が数字で見えて、飽きずに楽しく続けられるのだ。
③ 楽しく取り組むのだ!
運動は「しんどいもの」というイメージがあるかもしれないのだ。 でも、好きな音楽を聴きながらのウォーキングや、ゲーム感覚でできるフィットネスなど、楽しく続けられる運動を選ぶことが重要なのだ。
ぼくたちがサポートするのだ!
ADHDの特性からくる肥満や生きづらさは、一人で解決しようとすると、さらにストレスをためてしまう可能性があるのだ。
当事業所では、発達障がいがある方の特性を理解した上で、食事のサポートや運動のプログラムなど、健康的な生活を送るための支援を提供しているのだ。
「ダイエットがうまくいかない」 「生活習慣を改善したい」
そんな悩みがある方は、ぜひぼくたちに相談してほしいのだ。
あなたに合ったサポートを見つけていくのだ!
ディーキャリア宇都宮オフィスでは随時見学・体験を承っているのだ。気軽に連絡して欲しいのだ!
オフィスページ :就労移行支援事業所 ディーキャリア宇都宮オフィス
電話:028-611-1080
メールアドレス : utsunomiya@dd-career.com
この記事を書いた人
植平 悠史(就労移行支援サービス管理責任者/福祉サービス在職歴13年)
専修大学文学部心理学科卒。在学中から児童相談所やグループホームなどでボランティアをおこない、「家庭環境や障がいの有無で人生の選択肢が狭まることのない社会」を志す。
とはいえ、初めての就職は「スノーボードがしたい!」という理由で新潟・十日町のリゾートホテルへ。5年の勤務後に福祉の道へ戻り、入所施設6年、グループホーム2年、放課後等デイサービス5年を経て、現在は就労移行支援事業所でサービス管理責任者として日々奮闘中。
モットーは「人生って、面白い」。支援の現場で見えてきた“リアルな困りごと”と、“今できる工夫”を発信中。サブカル大好き。


