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その「笑顔」は本物?「微笑みうつ」のサインと発達障がいとの関係なのだ!
こんにちは!ずんだもんなのだ!
「人前ではいつも笑顔で明るく振る舞っているけど、本当はものすごくつらい…」。そんな風に感じることがあるかな?もし、心の中では沈んでいても、周りには元気なフリをしてしまうなら、それは「微笑みうつ」や「笑顔うつ」と呼ばれている状態かもしれないのだ。
この状態は、周りの人に心身の不調に気づかれにくいという大きなリスクがあるのだ。そのため、深刻な状態になるまで看過されてしまったり、無理に気丈に振る舞うことで精神的疲労がどんどん大きくなって、一人になったときにドッと疲れが押し寄せてしまうことがあるのだ。

さらに、人前では元気に振る舞えるために、本人自身がうつ状態に気づかないというケースも少なくないのだ。特に発達障がいの特性として、セルフモニタリングが苦手な方は珍しくなく、不眠や身体的な不調によってやっと「うつ」であることに気づくこともあるのだ。
今回は、この微笑みうつの原因やなりやすい人の特徴、そして発達障がいとの関係性について、詳しく解説していくのだ。
「微笑みうつ」って、どんな「うつ」なのだ?
「微笑みうつ」は、正式な病名ではないんだけど、「非定型うつ病」の一種と考えられたり、適応障がいの症状として現れたりすることもあるのだ。一般的なうつ病が「気分が落ち込む」「食欲がない」「眠れない」といった症状が人前でも現れやすいのに対し、微笑みうつは、人前では「笑顔」を作り、明るく振る舞うことができるのが大きな特徴なのだ。
でも、心の奥底では、抑うつ気分や倦怠感、焦燥感といったうつ病と同じような症状を抱えているのだ。この「人前の顔」と「一人になったときの顔」のギャップが大きければ大きいほど、心身にかかるストレスは計り知れないものになるのだ。
なぜ「笑顔」で隠してしまうのだ?原因と、なりやすい人の特徴なのだ!
なぜ、つらい気持ちを笑顔で隠してしまうのだろう?それには、いくつかの原因や傾向があるのだ。
- 責任感が強く、職場や家族に迷惑・心配をかけたくない人なのだ! 「自分が頑張らなければ」「周りに負担をかけたくない」という強い責任感から、不調を隠し、無理をしてしまうのだ。
- 人に頼ることが苦手で、弱みを見せたくない人なのだ! 「弱音を吐いたら嫌われるかも」「一人で解決しなきゃ」という思いが強く、SOSを出せないのだ。
- 完璧主義な人なのだ! 常に完璧であろうと努力するあまり、不調を「完璧ではない自分」として受け入れられず、隠してしまうのだ。
- 周りの期待に応えようとしすぎる人なのだ! 「あの人はいつも元気だね」という評価に応えようと、本当の自分を押し殺してしまうことがあるのだ。
- 幼少期の経験が影響しているケースもあるのだ! 感情を表現することを許されなかったり、つらいときに助けを求められなかったりした経験が、弱みを見せない傾向に繋がることもあるのだ。
発達障がいと「微笑みうつ」:二次障がいと過剰適応の罠なのだ!
発達障がいのある方にとって、微笑みうつはより注意が必要な状態なのだ。
- セルフモニタリングの難しさなのだ! 発達障がいの特性として、自分の感情や身体の変化に気づきにくい、セルフモニタリングが苦手な方が少なくないのだ。「あれ?いつもより疲れるな」「よく眠れないな」といった身体的な不調が続いたり、不眠になって初めて「もしかしてうつ?」と気づくケースもあるのだ。
- 「過剰適応」による二次障がいとしての「うつ」なのだ! 発達障がいのある方は、定型発達の人とは異なる特性を持っているため、社会生活の中で周囲に合わせようと、過剰に努力してしまうことがあるのだ。これを「過剰適応」と呼ぶのだ。 例えば、「人とのコミュニケーションが苦手だから、人一倍頑張って愛想良く振る舞う」「仕事のミスが多いと怒られるから、常に気を張って完璧にやろうとする」といった行動は、心身に大きなストレスをかけるのだ。この過剰適応が長く続くと、精神的疲労が限界を超え、二次障がいとしてうつ病や適応障がいを発症してしまうリスクが高まるのだ。 この過剰適応によるうつは、まさに人前では「笑顔」だけど、裏ではボロボロという「微笑みうつ」と重なりやすいのだ。
自分の「笑顔」の裏にあるサインに気づくのだ!チェックポイントなのだ!
もし、キミ自身や周りの大切な人が微笑みうつかもしれないと感じたら、以下のサインをチェックしてみるのだ。
- 人前では明るいけど、一人になったらドッと疲れるのだ! 休日や夜、一人になったときに、激しい倦怠感や無気力感に襲われるのだ。
- 睡眠や食欲に変化があるのだ! 寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったり、逆に寝すぎたりするのだ。食欲がなくなったり、逆に食べすぎてしまうことがあるのだ。
- 身体的な不調が続くのだ! 頭痛、肩こり、めまい、吐き気、胃の痛みなど、身体の不調が続くのに、病院に行っても原因が分からないことがあるのだ。
- 趣味や好きなことに興味が持てなくなったのだ! これまで楽しかったはずのことが、全く楽しいと感じられなくなったり、やる気が起きなくなったりするのだ。
- 感情の起伏が激しいのだ! 人前では抑えている分、一人になったり、親しい家族の前では、怒りっぽくなったり、ひどく落ち込んだりすることがあるのだ。

これらのサインに気づいたら、それは心がSOSを出している可能性があるのだ。
大切なのは「気づき」と「頼る勇気」なのだ!
微笑みうつは、本人も周囲も不調に気づきにくいのが一番の問題なのだ。だからこそ、
- 「自分の気持ち」に正直になる練習なのだ! 「つらい」「しんどい」という感情を、否定せずに受け止めることから始めるのだ。
- 信頼できる人に相談する勇気を持つなのだ! 家族、友人、職場の信頼できる同僚、上司など、一人で抱え込まずに相談してみるのだ。「弱みを見せたくない」という気持ちがあるかもしれないけど、相談することは決して「弱いこと」ではないのだ。
- 専門家を頼るなのだ! もし不調が続くなら、心療内科や精神科の医師、カウンセリングの専門家などに相談してみるのが一番なのだ。彼らは心の専門家だから、キミの気持ちを理解し、適切な対処法や治療の方法を一緒に考えてくれるのだ。 発達障がいの特性を理解している医師やカウンセラーを見つけることも大切なのだ。
最後に:ディーキャリア宇都宮オフィスが、キミの「自分らしさ」を大切にするのだ!
ここまで読んでくれて、本当にありがとうなのだ!
障がいを抱えながらの就職活動は、時に困難な道のりに感じることもあるかもしれないのだ。特に、微笑みうつのように「不調に気づかれにくい」状態だと、一人で抱え込んでしまいがちだと思うのだ。でも、キミは一人じゃないのだ!
私たちディーキャリア宇都宮オフィスは、障がいのある方が「自分らしく、活き活きと働く」ことを目指すための就労移行支援事業所なのだ。
私たちは、キミの「こうなりたい!」という気持ちを大切にしているのだ。
- 自己理解を深め、障がい特性との付き合い方を見つけるお手伝いをするのだ。過剰適応で頑張りすぎてしまう傾向があるなら、その対処法も一緒に考えるのだ。
- キミの個性が輝く職種や職場環境を、焦らずじっくりと一緒に見つけていくのだ。無理に「笑顔」を作る必要のない、安心できる場所を一緒に探すのだ。
- 就職に向けての準備から、実際に仕事を始めてからの定着まで、キミの隣で伴走していくのだ。心身の不調に早期に気づき、適切に対処できるようなサポートも行うのだ。

「新しい一歩を踏み出したいけど、何から始めたらいいんだろう…」「自分の不調って、誰に相談したらいいんだろう…」そんな風に迷ったら、どんな小さなことでも相談してほしいのだ!キミの希望を形にするため、一緒に頑張るのだ!
ディーキャリア宇都宮オフィスでは、お一人おひとりの障がい特性に合ったセルフケアを見つけるサポートをおこなっているのだ。随時見学・体験も承っているから、気軽に連絡してほしいのだ!!
オフィスページ :就労移行支援事業所 ディーキャリア宇都宮オフィス
電話:028-611-1080
メールアドレス : utsunomiya@dd-career.com
この記事を書いた人
植平 悠史(就労移行支援サービス管理責任者/福祉サービス在職歴13年)
専修大学文学部心理学科卒。在学中から児童相談所やグループホームなどでボランティアを行い、「家庭環境や障がいの有無で人生の選択肢が狭まることのない社会」を志す。
とはいえ、初めての就職は「スノーボードがしたい!」という理由で新潟・十日町のリゾートホテルへ。5年の勤務後に福祉の道へ戻り、入所施設6年、グループホーム2年、放課後等デイサービス5年を経て、現在は就労移行支援事業所でサービス管理責任者として日々奮闘中。
モットーは「人生って、面白い」。支援の現場で見えてきた“リアルな困りごと”と、“今できる工夫”を発信中。サブカル大好き。


