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やきう民と考えるドーパミン欠乏症と「脳のバグ」の話
なぁ、最近どうや? 「趣味に時間使いたいし、友達とも遊びたいけど、なんか昔ほどワクワクせえへんわ…」とか、「気づいたらスマホいじって、また1時間ムダにしたで…」みたいなこと、あらへんか?
もしそうなら、それ、もしかしたら脳のドーパミンレベルが関係してるかもしれへんで。
スタンフォード大学のアンナ・レンブケ博士っていう、ドーパミンについてめっちゃ詳しい先生がおるんやけどな。その先生が言うには、最近の世の中は、ドーパミンを「ドカーン!」と急上昇させて、脳のバランスを崩しがちなもんだらけなんやと。メディアとか、特定の活動とか、食べ物とか、それが結局、ワイらのメンタルヘルスに影響しとるかもしれへんって話やで。
今回は、そのアンナ先生の話を、ワイが分かりやすく解説していくで!
ドーパミンって、一体なんやねん?
アンナ先生いわく、「ドーパミンは脳で作られる化学物質で、特に神経伝達物質っていうやつやねん」ってことらしいで。神経伝達物質ってのは、脳の中の電気の配線(ニューロンって呼ぶらしいわ)の信号を調整する役割やな。要するに、脳が情報を処理するための、めっちゃ大事な調整役ってことや。

ドーパミンにはいろんな働きがあるんやけど、ここ75年くらいで、快楽とかご褒美とか、あとはやる気を出すのにカギとなるもんや、って分かってきたらしいで。ドーパミンだけが全部やってるわけやないけど、神経科学者にとっては、いろんなもんがどれくらい「ご褒美」になるかを測る「共通のお金」みたいなもんらしいで。
ドーパミンがメンタルヘルスにどう影響すんねん?
次に、「ドーパミンがワイらのメンタルにどう影響すんねん?」って話やな。
アンナ先生によると、「ドーパミンは依存症っていうもんの中心的な役割を果たしてるで」って話や。依存症っていうのは、脳の中の「ご褒美の経路」っていう特定の回路がおかしくなる脳の病気らしいわ。で、その「ご褒美の経路」で、ドーパミンがめっちゃ大事な働きをしてるんやと。
何か「ええこと」って思う行動をすると、その「ご褒美の経路」でドーパミンが「ブワッ!」って出るらしいで。それが脳に「おう、これもっとやれや! 生きていくために大事やで!」って伝える信号になるんや。

でもな、最近はワイらが作り出した、めちゃくちゃ強力な「ご褒美」になるもんや行動が多すぎるんやと。それが脳のシステムを「ドカベン!」って圧倒してしまうらしいで。報酬経路で大量のドーパミンが一気に放出されすぎるから、脳は「やばい、多すぎるわ」って感じで、ドーパミンの放出を抑えようとするんやと。
その結果、どうなるか? 時間が経つにつれて、慢性的なドーパミン不足の状態になっちゃうらしいで。そんで、快楽とか喜びを感じるための基準値が、根本的に変わってしまうことがあるんやと。そうなると、ワイらは**もっと強い「ご褒美」**を、もっとたくさん欲しがるようになるんや。気分を良くするためじゃなくて、ただ単に気分が悪い状態を止めるためにな。
そして、その「ご褒美」を使ってない時は、不安になったり、イライラしたり、眠れなくなったり、なんか不快やったり、「それがないとアカン」って渇望したりするんやと。これ、薬物とかアルコールとか、いろんなもんの禁断症状と一緒らしいで。
これって薬物とかアルコール中毒の人だけに関係あるんか?
「薬物とかアルコール中毒みたいなことが日常生活を送るだけで起こり得る」ってちょっとこわいよな。
アンナ先生はキッパリ言ったで。「ワイらは皆、強迫的に何かにハマりすぎる領域におって、依存症に向かってるんやで」ってな。依存症ってのは、「快楽の閾値」、つまり喜びを感じるための設定をリセットしてしまうもんやと。ちょっとでも快楽を感じるためには、ますますたくさんの「ご褒美」が必要になるし、薬物を使わない時は、気分が悪ぅなって、イライラして、眠れなくなるんやって。
どんなことがドーパミン不足の原因になる危険性があるんや?
じゃあ、どんなことがドーパミン不足を引き起こす危険があるんや?
アンナ先生によると、勉強とか友達と遊ぶとか、ワイらにとってええことでも、脳の報酬経路でドーパミンは出るらしいで。
「ドーパミンが悪もんやとか、ドーパミンが出ることが悪いって話ちゃうで。全然違うで!」ってアンナ先生は言うとるな。問題は、昔からあるご褒美を、ありえへんくらい強力に改良したことやと。あとは、デジタルメディアとか**「薬みたいになった」食べ物**とか、昔はなかったもんまで生み出してしもうたことやな。健康にええはずの運動ですら、自分を記録してランキング付けしたり、SNSで人と比べたりするせいで、薬みたいなもんにしてしもうたんやと。

最近は、SNS、オンラインポルノ、オンラインギャンブル、ゲーム、あとは色んなデジタルメディアに依存する人が増えとるらしいで。こういうデジタルメディアは、薬物とかアルコールと同じ報酬経路を活性化させて、他の依存症と同じような「脳のバグ」を引き起こす証拠が出てきとるんやって。
砂糖も一緒らしいで。超加工食品っていうのはドーパミンを「ドバーッ!」って出すようにできてて、その報酬経路が、薬物とかアルコールへの依存と同じような行動につながるんやと。何にハマるかが違うだけで、基本的な病気のプロセスは一緒や、っていうのが、だんだん共通認識になってきてるらしいで。
依存症の判断基準って何や?
じゃあ、使ってるもんとか行動が「問題」なんかどうか、どうやって分かんねん?
アンナ先生は、依存症の原因を探るにはいくつかの要因があると教えてくれたで。一つは「効力」や。これは、報酬経路でどれくらいの量のドーパミンが、どれくらいのスピードで出るか、ってことやな。でも、他にも単純な要因として「アクセスのしやすさ」があるらしいで。
「ご褒美になるもんや行動に簡単にアクセスできるほど、人はそれを使って、依存する可能性が高くなるんは、みんな知ってる話やで」ってな。ワイらは今、多くのご褒美になるもんや行動に、めちゃくちゃ簡単に、そして何の抵抗もなくアクセスできる世界に住んでるんやと。
特にデジタルメディアは、24時間365日、いつでもどこでも、ほぼ無限にスマホでアクセスできるからな。
依存症を悪化させるもう一つの要因は、「接触の量と頻度」や。脳にドーパミンが大量に放出されればされるほど、脳は変化して、適応する可能性が高まって、依存症を引き起こす可能性があるんやて。(SNSのアルゴリズムは)実は、「慣れ」を克服して、「新しいもん」を生み出すように設計されとるからな。人々が「もう見たもんと同じか、似たようなもん、できればもうちょっとええもん」を求め続けるように仕向けとるんやて。
依存症の診断基準は、定義が違ってもだいたい一緒らしいで。アンナ先生は「4つのC」に注目するんやと。まあ日本語にすると関係なくなるんやが、下の4つや。
- 制御不能な使用(やめられへん)
- 強迫的な使用(やらずにはおられへん)
- 渇望(「それがないとアカン」ってなる)
- 結果(悪い結果になっても使い続けること)
これに加えて、体が依存してるかどうかの生理的な基準も見るらしいで。生理的な基準ってのは、「耐性」(同じ効果を得るために、時間とともに使う量や強さがエスカレートすること)と、「離脱症状」(使うのをやめようとすると、体がしんどくなったり、イライラしたりすること)やな。
ドーパミン不足を何とかするにはどうしたらええねん?
じゃあ、このドーパミン不足、どうにかするにはどうしたらええんや?
アンナ先生のおすすめは、「30日間の禁断試験」や。世間では「ドーパミン断食」って呼ばれることもあるらしいで。これは、問題になってるもんや行動だけを、30日間ピタッとやめてみるんや。全部のご褒美を断つわけやなくて、問題になってるやつだけな。んで、それがいかに難しいか、そして4週間後に気分が良くなるかを確認するんやと。
なんで4週間かって? それは、報酬経路がリセットされるのに、平均してこれくらいの時間がかかるかららしいで。先生はいつも警告しとるらしいで。「気分が良くなる前に、まず悪なるで」ってな。でも、最初の10日から14日を乗り越えれば、多くの場合は気分がずーっと良くなるんやて。
この禁断試験の後、もしまたそのもんを使いたくなった時は、何を、どれくらいの量を、どれくらいの頻度で、どんな状況で使うか、どうやって記録するか、そして元の習慣に戻ってしまうサインは何か、ってことを、めちゃくちゃ具体的に考える必要があるらしいで。
そうすれば、ホンマに控えめに使えるかどうかを、もう一回見極められるはずや。食べ物に関しては、そりゃ断つことはできひんし、するべきでもないわな。でも、砂糖は控えめにできるし、超加工食品は控えめにできるで。
依存症からの脱却のカギは「自己拘束」や
「人生に喜びがないって話ちゃうで」ってアンナ先生は言うとるな。「バランスをリセットして、シンプルな喜びが再びご褒美になるようにすることが大事やねん」ってな。人々が摩擦なく、強力なご褒美に常にハマり続けてる限り、それは実現せえへんらしいで。
アンナ先生は「自己拘束」についてよく話すらしいで。そもそも問題にハマらへんように、強力で安上がりの快楽に簡単にアクセスできる環境に自分を置かへんようにすべきやってな。
でも、それには意識的な行動が必要やで。なんでかって言うと、ワイらは常に「それ使えや!使えば使うほど幸せになれるで!」って誘惑される世界に生きてるからな。だから、ワイら自身と世の中にあるたくさんの「ご褒美」との間に壁を作るには、計画と意識的な行動が必要なんや。
自己拘束っていうのは、物理的な壁を作ることでもあるんやと。食べ物が問題なら、超加工食品とか砂糖が多い食べ物を家に置かんことや。大麻やったら、マリファナとかアルコールを家に置かんことやな。デジタルメディアが原因なら、時間を自己拘束の戦略として使うことができるんや。「この人らと過ごす時間は、この日にこの時間だけ」ってな。
他人との繋がりも、自己拘束のめちゃくちゃ大事な形やで。ワイらは周りの人がやってることを真似する傾向があるから、自分が望むような形で「ご褒美」を使ってる人と付き合うようにするのがええらしいで。
最後に:ディーキャリア宇都宮オフィスが、キミの「自分らしさ」を大切にするで!
ここまで読んでくれて、ホンマにサンキューなのだ!
ワイらの脳は、強力なご褒美に慣れすぎると、シンプルな喜びに感動できなくなる、なんて話、ちょっとビビったかもしれへんな。でも、自分の脳の仕組みを知るってのは、ホンマに大事なことなんやで!
ディーキャリア宇都宮オフィスはな、障がいのある人が「自分らしく、イキイキと働く」ための就労移行支援事業所やで!
ワイらはな、キミの「こうなりたい!」っていう気持ちを一番大事にしとるんや。
- じっくりと自己理解を深めて、自分の特性に合った付き合い方を見つける手伝いをするで。ついつい「ご褒美」にハマりすぎてしまう傾向があるなら、その対処法も一緒に考えるで。
- キミの個性がキラリと光る仕事や職場を、焦らんとじっくり一緒に探していくで。無理にドーパミンを追い求める必要のない、ホンマに安心できる場所を一緒に探すで。
- 就職に向けての準備から、実際に仕事を始めてからの定着まで、キミの隣で伴走していくで!心身の不調に早く気づいて、適切に対処できるように、しっかりサポートするで!
「新しい一歩踏み出したいけど、何から始めたらええんやろ…」「このドーパミンの話、自分にも当てはまるんかな…」そんな風に迷ったら、どんな小さなことでも相談してクレメンス! キミの希望を形にするため、一緒に頑張るで!
ディーキャリア宇都宮オフィスでは、お一人おひとりの障がい特性に合ったセルフケアを見つけるサポートをおこなっとるで。随時見学・体験も承っているから、お気軽にご連絡してやで!!
オフィスページ :就労移行支援事業所 ディーキャリア宇都宮オフィス
電話:028-611-1080
メールアドレス : utsunomiya@dd-career.com
この記事を書いた人
植平 悠史(就労移行支援サービス管理責任者/福祉サービス在職歴13年)
専修大学文学部心理学科卒。在学中から児童相談所やグループホームなどでボランティアを行い、「家庭環境や障がいの有無で人生の選択肢が狭まることのない社会」を志す。
とはいえ、初めての就職は「スノーボードがしたい!」という理由で新潟・十日町のリゾートホテルへ。5年の勤務後に福祉の道へ戻り、入所施設6年、グループホーム2年、放課後等デイサービス5年を経て、現在は就労移行支援事業所でサービス管理責任者として日々奮闘中。
モットーは「人生って、面白い」。支援の現場で見えてきた“リアルな困りごと”と、“今できる工夫”を発信中。サブカル大好き。


