発達障害は疲れやすいってホント?対策はどうすればいいの?
こんにちは、ディーキャリア梅田オフィスです。
発達障害のある方は疲れやすいってご存じですか?
周りの人と同じことをしているのに、自分だけが疲れているように感じる。
他の人は元気だな…と感じることはありませんか?
「発達障害の疲れやすさ」を知らないまま過ごしていると、気づいた時には動けなくなっていた…なんてことも!
どうして疲れやすいのか、どのように対処を考えていけばいいのかをご紹介します。
発達障害の疲れやすさの原因
《環境に合わせるために我慢が必要》
人の多い場所や、広い空間が苦手だったり、後ろに人が座っていると緊張することがあります。
うるさい場所や、一人になれる場所がないと落ち着けないなど環境要因から想像以上にストレスをもらってしまいます。
環境要因は自分だけでかえることは難しいので、苦手な場所で過ごすという「我慢」を強いられることがしばしば起こってしまいます。
《感覚過敏があり、刺激が強い》
発達障害のある方は、まぶしさや、大きな音や声といった刺激に過敏があることが多いです。
いろんな情報が取捨選択できずにどんどん頭の中に入ってきてしまいます。
明るくて素敵と感じるような職場であっても、視覚過敏の人にとっては目を細めるほど眩しく感じるということが起こっています。
《睡眠障害》
発達障害のある方の多くは何らかの睡眠障害を抱えているといいます。
眠りが浅く脳の疲労回復がうまくできず、朝起きたときに「疲れや不調」を感じる方も多くみられます。
日中にあった出来事や、過去の記憶が原因で、脳の緊張や興奮状態が続いてしまうこともうまく入眠できない理由の一つです。
《自然体でいられない》
コミュニケーションの場面などで、常にアンテナを張り、集中や緊張状態でいることが多く疲れてしまいます。
例えば複数人で話をしている場面で、特に頑張らずとも自然に話が聞ける人に対し、発達障害のある人は頭(脳)をフル回転させて集中していなければ話についていけないことがあります。
他にもおかしな事を言ってしまわないか、変な態度をとっていないかなど人一倍「常に気をつけて」過ごしているため、コミュニケーション面からの疲労が溜まりやすくなる傾向があります。
《自分の疲労度がわからない》
発達障害のある方は、自分がどれくらい疲れているのかわからないことが多いです。
疲労が蓄積して動けないほどになってから「疲れていた」ことに気づくパターンが多く、疲れた時に心身にどんなサインが現れるのかを知らず、つい活動しすぎてしまいます。
《過集中やこだわり》
発達障害のある方の特性で、過集中やこだわりが出てしまい休憩がうまくとれずに集中して動き続けてしまう(仕事や作業をし続ける)ことがあります。
そして共通して言えることが、その特性に気が付いていないことがほとんどです。
過集中についてはこちらの記事もご覧ください。
⇒「大人の発達障害と仕事の過集中│過集中はメリット?デメリット?」
対策を考える
よく勘違いされがちなのですが、原因を知り、その原因を失くそうと考える人がいますが、それは間違いです。
発達障害の特性は成長と共に薄れていく可能性はありますが、努力すればなくなるものではありません。
一番大切なのは、「特性=症状」に対して、どう対策をするかです。
ディーキャリアの取り組み
実際に就労移行支援ディーキャリア梅田オフィスでどんな訓練をおこなっているのかをご紹介します。
ディーキャリア梅田オフィスでは、一人ひとりの困りごと(原因・特性)に合わせてプランを立て、訓練を通して対処や対策を身につけていただいています。
例1:自分の体調や疲労度がわからない
「プログラム:セルフケア」の訓練を通して自分の疲れた時に出るサインを探します。
また、日々の疲労度を可視化したり記録をつけることで、どんなサインがあったのか、それはどんなことをした後だったのか。
その疲労度はどれくらいのものだったのかといったことを記録しデータ化します。
データ化をすることで、自分のキャパシティ(活動限界)を知り、次に活動のコントロールするための実践訓練をおこないます。
例2:環境によってストレスがかかる
「企業実習」への参加も一つの方法です。どんな環境で過ごすことが自分にあっているのか、複数の実習先で疲労具合を比べることができます。
ディーキャリアのような支援機関に所属することで、企業への見学や職場実習に参加することができます。
適職というのは、作業内容だけでなく。環境面も大事な要素です。
実際に働く環境に身を置くことで、就職してからのミスマッチを防いだり、環境への「配慮」を受けられないか相談することもできます。
この他にもさまざまな訓練を専門のスタッフと相談しながら受けることができます。
まずは見学・体験・相談などお気軽にお問い合わせください。
さいごに
発達障害で困っている方に共通してお伝えしたいのが、「自分のことをもっと知ってほしい」ということです。
周りに理解してもらうためには、まず自分のことを理解している必要があります。
なぜ疲れやすいのか、どうすれば疲れやすさを軽減できるのか、またどんなケアが必要なのか。
これらを正しく理解してから就職や復職されることをおすすめしています。
「疲れやすさ」をはじめ、自分のことをもっとちゃんと知りたいと感じている人はディーキャリアにお任せください!
まずは、今抱えている悩みや疑問をお聞かせいただければと思います。
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