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「クマも人も、居場所が必要。―共生社会を考えるヒント―」
おはようございます、ディーキャリア所沢オフィスです。
ここ最近、「クマの出没」がニュースで大きく取り上げられています。
住宅街にクマが現れたり、山間部だけでなく市街地でもクマが目撃されるなど、「クマが人の生活圏に入ってきてしまう」という現象に多くの人が不安や驚きを感じているのではないでしょうか。
この現象の背景には、山の環境変化やエサ不足、クマの生息地が減っていることなど、さまざまな要因があるとされています。

■ クマの行動も「環境」によって変わる
クマは本来、人を避けて暮らす動物です。
それでも街に現れてしまうのは、元いた場所では生きていけなくなった”からかもしれません。
この話を聞いて、ふと考えさせられました。
それは、障がいのある方々が社会の中で「自分の居場所を見つけられずに苦しんでいる」ことにも、少し似ているのではないか?ということです。
■ 「居場所がない」と感じる苦しさ
私たち就労移行支援事業所には、さまざまな方が通所されています。
発達障がい、精神障がい、身体障がいなど、障がいの特性は人それぞれですが、よく聞かれる声のひとつに、
「どこに行っても浮いてしまう」
「誰にも理解されない」
「働きたいけど怖い」
といった、居場所のなさや“社会からのズレ”を感じる言葉があります。
社会の「型」にうまく当てはまらないとき、人は孤独や不安を抱えてしまうものです。
それはクマも、人も、同じなのかもしれません。
■ 適切な「支援」や「理解」があれば、共に生きられる
大切なのは、排除ではなく、共生の視点です。
クマの問題も、ただ「怖いから追い出す」のではなく、生息環境の整備や、人との距離を保つ仕組みづくりなど、根本的な対策が求められています。
同じように、障がいのある方に対しても、社会全体が「どうすれば一緒に働けるか」「どうすれば安心して暮らせるか」を考え、環境を整えていくことが大切だと私たちは考えています。
■ 一人ひとりに「居場所」と「役割」を
就労移行支援は、就職をゴールとしながらも、その人に合った働き方や居場所を一緒に見つけていく支援です。
働くことは、収入のためだけでなく、自信や自己肯定感、社会とのつながりを得るための大切な手段でもあります。
「この場所なら、自分らしくいられる」
「少しずつでも成長できる」
そう思える時間と空間を提供することが、私たち支援者の役割です。
■ 最後に
クマの出没は、人と自然との関係を改めて考えるきっかけになりました。
そして同時に、誰もが安心して過ごせる場所が必要という普遍的なテーマにもつながっています。
障がいがあっても、なくても。
人も動物も、安心できる環境と理解のある社会があってこそ、共に生きることができる。
そんな社会づくりの一端を、私たちも担っていきたいと日々感じています。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフィス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet


