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【大人の発達障害】発達障害のこだわりの強さとは
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスのピアスタッフのKです。
発達障害の特性にはこだわりの強さというものがあります。これにより、自分の中で決めたルーティーンやマイルールなどから外れた行動に対して強い拒否反応が起こることがあります。しかし、人間誰しも多かれ少なかれこだわりというものはあります。一般的なこだわりと発達障害の特性のこだわりにはどういった違いがあるのか、発達障害の当事者の立場から紹介していきます。

こだわりが強いとはどういうこと?
一般的にこだわりが強いというと、きめ細かい性格であったり、完璧を求めるといったイメージがあります。これは発達障害の特性においても同じであり、こだわるという行為そのものにはそこまで大きな違いはありません。一方で、こだわりの強さが適用される範囲が発達障害においてはより広くなっていることがあります。例えば自分が計画したスケジュールが、突発的に予定が入ってしまったことで崩れてしまうと、どうすればよいか分からず混乱してしまったり、強いストレス反応を示すことがあります。
至るところにマイルールがある生活
特性上こだわりが強い場合、生活の至るところにマイルールがあることがとても多いです。朝起きてから家を出る時間が毎回決まっていたり、仕事をするうえでも自身のルーティーンがあったりといったように、マイルールが多く存在します。そのため、毎日繰り返し同じことをおこなうのが得意で、黙々と継続してこなす仕事が得意な傾向にあります。一方で、ルールから外れた行動については控える傾向にあります。例えば帰り道に一切寄り道をしない(できない)といったように、1度決めたルールからはみ出すことを苦手とします。そのため、臨機応変な対応が苦手であり、変化の多い仕事に対しては強いストレスを抱えてしまう可能性があります。
実際にどういうことにストレスを感じるのか?
実際に私も前述したこだわりの強さがあり、日々ルールの中で過ごしています。そこで、どういったルールで生活しているのかまとめてみました。
・毎日家を出る時間が同じ
・買い物をするお店が毎回同じ
・帰宅するルート・時間が毎回同じ(寄り道をしない/できない)
・普段活動するエリアが同じ(遠出をしない/できない)
・帰宅してから寝るまでの時間が決まっている
概ねこの5つのルールが自分の生活の土台になっています。ルールといっても、最初からこういったルールを作って生活しているわけではなく、生活していくうちに自然とこうなり、継続していくうちに気づいたらルール化されていることがほとんどです。このルールを見るととても窮屈そうな生活に見えるかもしれませんが、私自身は不自由に感じることは非常に少ないです。むしろ、毎日同じ場所で同じものを目にすることで、かかる時間やお金の見通しが非常に立ちやすいため、イレギュラーな出来事が起こりにくいという安心感があります。
毎日同じお店に行って毎回同じ商品を買って帰ってくるため、かかる時間もお金もとても分かりやすいです。また、作る食べ物もほぼ毎回同じなので、かかる労力や時間も分かりやすいです。毎回同じことを続けるのは、自分の生活そのものに見通しをつけることであると私は感じています。
自由に行動することの方が辛い
同じことの繰り返しでつまらなそうに見えるかもしれませんが、私にとっては自由な生活の方が何をしていいかわからず困惑してしまいます。ルールは人によっては制約に感じるかもしれませんが、私にとってはゴールや目標といった意味合いがあります。自由な生活というのは、ゴールや目標が定められていない状況であり、どこに向かって進めば良いのか分からなくなってしまいます。また、毎日同じことの繰り返しで変化がないように思えるかもしれませんが、同じことの繰り返しの先には成長という変化が必ずあります。1日では感じられなくとも、数カ月、1年と継続していくことで見えてくる景色も変わってきます。こだわりの強さは変化に対して億劫ではありますが、時間をかけてゆっくり変化していくものに対しては受け止めやすいです。あくまでも急激な変化がストレスとなるため、少しずつの変化であれば時間的にも精神的にも受け入れる余裕があります。
同じことの繰り返しは他者から見ると退屈そうに見えるかもしれませんが、見方を変えてみると、余計なことを考えずに済む時間が取れているとも言えます。急な変化には弱いですが、淡々と同じことをこなすことは、刺激の少ない日常生活でも安定して過ごせることを意味します。こだわりの強さがあるからといって無理にルーティーンを崩したりする必要はありません。自分の過ごしやすい生活のためであれば、ルーティーンを構築して維持してみましょう。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフイス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet


